2024年03月17日

イスラーム映画祭9と、イランのお正月で大忙し♪(咲)

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3月16日(土)、私が一番楽しみにしているイスラーム映画祭が始まりました。
藤本高之さんが、どこからの支援を受けることなく、2015年12月に1回目を開催して以来、時期は違っても、毎年開催してきて、今年で9回目。実は、費用負担が大変で、開催を少し休むことも考えていたという藤本さん。

今回の作品紹介や関連コラムを収めた「イスラーム映画祭アーカイブ」(会場で映画祭期間中限定販売 1300円)の前書きに、藤本さんが今年も開催することを決めた理由が書かれています。 昨年10月のイスラエルのガザ侵攻と、名古屋シネマテークの閉館が、開催しなくてはと思った大きなきっかけとのこと。 このアーカイブも、ぜひ会場のユーロライブでお買い求めください。充実の内容です。

上に掲載した写真、小さいので見えにくいと思いますが、3/16『ハーミド〜カシミールの少年』、3/17『ファルハ』、3/23『憎しみ』完売御礼と書かれています。

さて、16日(土)10時から、1本目の『アユニ/私の目、愛しい人』 
シリアで、アサド独裁政権のもと、反政府の声をあげた人たちが強制失踪していることを追ったドキュメンタリーです。 シリアには、1983年に一度だけ行ったことがありますが、お隣りヨルダンから国境を越えた時から、地続きなのに、なぜか人々の表情が暗いと感じたのを思い出します。独裁政権下で抑圧されていたからなのだと思い当たります。
上映後に山崎やよいさんのトークもありました。こちらで報告しています。
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/502699243.html

2本目は、内戦の激しかった1995年のアルジェリアを舞台にした『私は今も、密かに煙草を吸っている』。藤本さんのミニ解説と私の感想をこちらに書いています。
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/502700353.html

2004年のフランス映画祭で上映された『ビバ!アルジェリア』に出演していて来日されたビューナさんとナディア・カシさんが出ていて懐かしかったです。
ハンマーム(お風呂)を舞台にした群像劇。ハイク(白い布)を纏った女性たちが、押し入る男どもと対峙する姿が圧巻でした。
イスラーム映画祭9のラストを飾って、3月24日(日)20:40から、もう1回上映されます。 体力が余っていたら、もう一度観ようと思っています。

2時頃に映画が終わって、当初は、早稲田大学で開催されるシリア関係の講演会に行くつもりでいたのですが、夜に蒲田で、イラン文化同好会ミーヌー主催の「ノウルーズの夕べ」が開催されることがわかり、早稲田は諦めました。

イラン暦では太陽が春分点を通過する瞬間に新年を迎えます。
今年は・・・
イラン/テヘラン 西暦2024年3月20日(水) 午前6時36分26秒
日本/東京 西暦2024年3月20日(水) 午後12 時06分26秒 です

ペルシア語で「ノウルーズ(新しい日)」と呼ばれるお正月には、16日は少し早い催しでしたが、ノウルーズの物語(絵本)や、ノウルーズにちなんだ詩の朗読、音楽の生演奏など充実の内容でした。
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もちろん、ノウルーズの飾り「ハフトシーン(7つのS)」も。
そのうちの「ソマーグ」は、ちょっと酸っぱい、日本の「ゆかり」のようなもので、これまで粉末状のものしか見たことがなかったのですが、初めて粉にする前のものを見ることができました。


ノウルーズの催しは、当日の20日のほか、いくつかご案内をいただいています。
23日・24日、イスラーム映画祭でたくさん映画を観る予定ですので、体力温存で、控えめに参加予定です。

posted by sakiko at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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