私が参加した映画祭は下記です。
●あいち国際女性映画祭2024(29回目)9月5日(木)から9月8日(日)
ウイルあいち
●ジョージア映画祭2024 8/31(土)〜10/4(金)ユーロスペース
●2024東京・中国映画週間 10月22日(火)〜10月29日(火)
TOHOシネマズ日本橋
●第37回東京国際映画祭2024 10月28日(月)〜11月6日(水)
有楽町、銀座界隈の映画館
●香港映画祭 香港映画の新しい力 Making Waves 11月1日〜4日
恵比寿ガーデンシネマ
●第13回シニア女性映画祭・大阪2024 11月16日(土), 17日(日)
とよなか男女共同参画推進センター すてっぷホール
●第25回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2024
11月23日(土) 〜 12月1日(日) 丸の内東映、ヒューマントラストシネマ有楽町
★「あいち国際女性映画祭」は1996年から始まりましたが、1回目から参加しています。途中、コロナ禍などもあり、6回くらい参加していませんが、あとは毎年通っています。今年は4日間で、『盛夏の聲』『ジンセンボーイ』『ミルクティーを待ちながら』『パルバティ・バウル 黄金の河を渡って』『真昼の女』『三つのコードと真実』『わたしの母さん〜天使の詩〜』『一月の声に喜びを刻め』と、8本の作品を観ました。
会場はウイルあいちという女性会館ですが、向いにある「名古屋市市政資料館」を29年ぶりに見学しました。なんとここは、今年前半のNHK朝ドラ「寅に翼」のロケ地になっていたのでした。裁判所の階段のシーンで何回か出てきました。そのことも含め、スタッフ日記にレポートを掲載しています。
スタッフ日記
第29回「あいち国際女性映画祭2024」に来ています
http://cinemajournal.seesaa.net/article/504752397.html
★「ジョージア映画祭2024」は、行こう行こうと思っているうちに最終日近くになり、諦めていたら延長され、観ることができました。でも1本。最終日の数日前、映画美学校での試写の後、上の3階にあるユーロスペースに映画を観に行ったら、ジョージア映画祭を主催しているはらだたけひでさん(元岩波ホール)がいて、「ぜひジョージアの女性監督の作品を観て」と誘われたのです。それで最終日に上映された『母と娘』を観ました。
ジョージアで最初の女性監督ヌツァ・ゴゴベリゼはラナ・ゴゴベリゼ監督の母。ヌツァは1930年代、スターリンによる粛正のために流刑された。ヌツァとラナ、二代にわたる映画への取り組みと彼女たちの時代を捉えた作品でした。
★「2024東京・中国映画週間」は、前売りで4本挑戦しましたが、2本は満席で取れずでした。あとは当日会場に行って、チケットを買いました。できるだけ左右と前に人がいない席を求めてのことです。背が低いので、前に人がいると、画面に入って来てしまうこともあり、混んでいない作品は当日買うのが私流です。最近、中国映画週間の事務局からは案内がなく、この数年は最終日の授賞式?には行っていません。もっとも、ここ数年、中国映画週間の最終日が、東京国際映画祭の初日に重なっていて、私は東京国際映画祭のほうに行ってしまうので、行けない状態ではあります。チケットが取れなかった作品は、スタンリー・トン監督の作品だったりするので、後々、日本公開されるでしょう。それを期待したいです。
『デクリプト』『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』『FPU〜若き勇者たち〜』『アップストリーム〜逆転人生〜』『志願軍 〜雄兵出撃〜』『抓娃娃(じゅあわわ)ー後継者養成計画ー』の6作品を観ました。
★第37回東京国際映画祭2024 10月28日(月)〜11月6日(水)の10日間、休みの日なしのフル回転。中華圏の映画が好きな私は、今年の映画祭でたくさんの中華圏作品があったので、できたら網羅したかったのですが、チケット争奪戦ではいたらず、ゲットできた作品は2作品だけでした。10月19日のチケット販売の時は、作品のサイトにアクセスしてもなかなか入って行けず、入れた時にはすでにチケットは売り切れになっていました。運よく『娘の娘』は、争奪戦の半ばで入っていくことができて、チケットをゲットできましたが、残りは半分以上あったけど、そのあと、あっという間に売り切れになりました。こんなに早めに入れたのは初めてでした。あとは二人の友人たちが取ってくれたチケット3枚。おんぶにだっこです。いつも争奪戦のチケットの時に思うけど、いつもいろいろな映画やイベントに行くためネットでチケットを買ってている人は、だいたい取れているなと感じます。結局『お父さん』『小さな私』『ラストダンス』『チャオ・イエンの思い』『幼き子のためのパヴァーヌ』は取れず、チケットが取れなかった作品はプレス試写で観ることに。これらの中華圏作品は、プレス試写ではほとんど10時台の上映で、約6日、頑張って起きて参加しました。これまでの映画祭では、10時台の映画は、起きて出かけることができず、ほとんどパスしていましたが、今回は、ここで観れないと、公開されないかもしれないという思いで、頑張って参加しました。また、今年はウイメンズ・エンパワメント部門が新設されたので、この部門の作品もなるべく観ようとしたので、結構な量の作品を観ました。中華圏映画もたくさん。さらにウイメンズ・エンパワメント部門の作品もカバーしようと思うと、身体が一つじゃ足りません(笑)。しかも、舞台挨拶、Q&Aの取材もとなると、走り回って会場にいかなくてはならず、だいぶ諦めました。
映画祭が有楽町・銀座地区に来てから、プレスセンターと映画上映館、プレス試写会場の間が遠くなり、映画祭期間中、プレスセンターに行けるのは2,3回。なんか、もう少し、近いところでできないものでしょうか。かなり疲れました。また、取材が全部ネットで申請しなくてはならなくなり、とてもやりずらい。当日にならないと予定が決まらず、前もっての予約がしにくいのです。それも場所が離れているからということが大きいです。去年から、取材予定席が越えた場合は抽選になりましたが、去年に引き続き、今年もクロージング取材は外れ、参加することができませんでした。東京国際映画祭は4回目から取材し、クロージングの撮影取材は20年以上参加してきたのに、すごく残念です。会場のプレス席が少ないのでしょうか。シネマジャーナルでは、宣伝効果があるとは思えないので強く言えませんが、これまで、ずっと写真と文章で取材してきたので、写真取材できないのはなんだかとても残念です。
そのおかげで、最終日11月6日は、4作品のチケットを買い、ウイメンズ・エンパワメント部門の作品をだいぶカバーすることができました(苦笑)。
東京国際映画祭で観た作品は下記です。中華圏とウイメンズ・エンパワメント部門の作品を中心に21本観ることができました。10本は前売り、当日売りで買ったチケット。東京国際映画祭で観た作品、これまでで最高数かも。
『スターターピストル』『小さな私』『娘の娘』『わが友アンドレ』後半だけ、『チャオ・イェンの思い』『母性のモンタージュ』『赦されぬ罪』『三匹の去勢された山羊』『幼な子のためのパヴァーヌ』『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』『おじいちゃんはデブゴン』『ブラックドッグ』『陽光倶楽部』『怒りの河』『千里江山図』『私の好きなケーキ』『10セカンズ』『徒花』『マイデゴル』途中まで『灼熱の体の記憶』『イヴォ』
★「香港映画祭 香港映画の新しい力 Making Waves」では、チケットが取れたのは『バイタルサイン』 だけでした。他は全然、作品に入って行けずでした。東京国際映画祭以上の倍率です。恵比寿ガーデンシネマでの上映ですが、来年はもっと大きな会場でやっていただけたらと思います。この会場では、ネットでチケットを取るのが苦手な私には歯が立ちません(笑)。長年の香港映画仲間と久しぶりにランチでもと思ったので、一緒に取ってもらったのですが、この作品は去年、東京国際映画祭で観た作品でした。でもルイス・クーがいい味を出していました。
★「第13回シニア女性映画祭・大阪2024」は、シネマジャーナルでも紹介している『30年のシスターフッド』(シネマジャーナル64号、68号)の山上千恵子監督から案内が来て、いつも映画祭開催の案内は載せていたんだけど行ったことはなかった。今回、妹たちと11月18日〜20日に京都の叔父や叔母の家に行くことになり、その前日16日、17日に大阪で行われるこの映画祭に行くことができた。
4年くらい前から、この映画祭を始めた三木草子さんと、この映画祭の記事をシネジャHPに載せるためのデータのやり取りから、好きな音楽の話、勉強している外国語の話など、興味の対象が似ていて、すっかりメル友になっていました。メル友なんて言いていますが、三木草子さんと言えば、「女から女たちへ」を共同発行したり、『女・エロス』(1973)創刊に参加されたリブ運動を牽引してきた方。それ以外に、今回、1980年頃、勉強会などに通ってお世話になった実践的な女性解放運動家小西綾さん、ドキュメンタリー『小西綾 見て考えて生きてきた』が上映されるというので、ぜひ観ておきたかったから出かけることができてよかった。小西綾さんは駒尺喜美さん(夏目漱石作品や源氏物語などをフェミニズムの視点で批判的に読み直した近代文学研究者、法政大学教授)と神楽坂の自宅に「56番館」というスペースをつくり、女性たちが集まっていろいろな活動をする場所を作ってくれました。私は、そこに通っていたのです。というような事情があり、この映画祭に行ってみたかったのです。この映画祭には初めて行ったのですが、70,80年代に顔を合わせていた方も何人かいて、初めてという感じではなく入り込むことができました。それに10日くらい前に、東京国際映画祭、ウイメンズ・エンパワメント部門のイベントにも参加していた浜野佐知監督も来ていました。1日目の上映のあとに交流会があり、参加している人たちとも知り合うことができました。
観た作品は、『夜明けに向かって』『ホームレスを生きる女たち』『小西綾 見て考えて生きてきた』『もっと真ん中で』
★「第25回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2024」。なぜだか、今年は東京国際映画祭もフィルメックスも、中華圏の映画上映が多く、いつにも増して、たくさんの映画を観ました。チケット申し込み日が、ちょうど大阪、京都(上記)に行っている時で、大阪の伯母の家でパソコンを広げ挑戦したのですが、やり方がよくわからず、席が確保されたと思ったらされていなくて、ホテルに戻ってから、スタッフの咲さんにやり方を聞いてやり直したのですが、すでにオープニングは空きがなく、ゲットできませんでした。すごく残念。妹たちとホテルの同じ部屋だったので遅くまでパソコン作業をするわけにいかず、5作品くらいしか挑戦できなかったので、次の日、帰りの新幹線でもチケットに挑戦。さらに、家に帰ってからも挑戦し、3日かかってチケットをゲット。でも、申し込みが始まった時にすぐゲットできなかったので、結局、希望の席はほとんど取れずでした。合計20作品近くゲットしたのですが、休みもなく毎日映画祭に行かなくてはならないので、さすがに1日くらい休憩日を作ろうと、しぶしぶ中国映画2本を諦めました。少しは慣れてきたとはいえ、ネットでのチケット申し込みが苦手でな私としては、映画祭のシーズンになると頭痛い。フィルメックスで観た作品は19本。これまでで最高かも。
『DIAMONDS IN THE SAND』『サントーシュ』『椰子の高さ』『未完成の映画』『何処』『無所住』『女の子は女の子』『黙視録』『雪解けのあと』『ソクチョの冬』『ベトとナム』『ポル・ポトとの会合』『ベトとナム』『白衣蒼狗』『愛の名の下に』『』『ハッピー・ホリデーズ』『ブルー・サン・パレス』『四月』『スユチョン』