2017年10月10日

シリア映画『カーキ色の記憶』上映会+トークイベント  山ドキへ行けなかった方へ (咲) 

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山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション作品
シリア映画『カーキ色の記憶』上映会+トークイベントが東京と京都で開催されます。
山形に行けなかった方、山形に行ったけどご覧になれなかった方、ぜひどうぞ!

『カーキ色の記憶』

アルフォーズ・タンジュール監督
カタール、2016年。上映時間:108分

あらすじ:
どこへ連れて行くの?そんな質問さえも禁じられ、恐怖が心の奥底に刻まれる。人々に一切の希望をもたせない体制下で、家畜の方がまだ自由を満喫してきた。だが本来シリアは、無限の色彩に満ちた国のはずだった。国を去らざるを得なかった芸術家らは、「単色の記憶」を語り出す。
山形ドキュメンタリー映画祭での紹介はこちらです。
http://www.yidff.jp/2017/ic/17ic11.html

●東京上映会(入場無料・申込不要)
日時:2017年10月13日(金) 18:25〜21:00(開場18:10)
場所:早稲田大学戸山キャンパス38号館AVルーム(新宿区戸山1-24-1、地下鉄東京メトロ東西線「早稲田駅」徒歩3分)
ゲスト:アルフォーズ・タンジュール監督
聞き手・通訳:岡崎弘樹(アラブ政治思想)

●京都上映会(入場無料・申込不要、車椅子可)
日時:2017年10月20日(金) 18:30〜21:00(開場18:10)
場所:京都大学 吉田南キャンパス 吉田南総合館南棟 地下01教室
モデレーター:岡真理(現代アラブ文学)
解説:岡崎弘樹

主催:中東現代文学研究会(科研費基盤研究B「現代中東における「ワタン(祖国)」的心性をめぐる表象文化についての発展的研究」)
共催:【東京上映会】科研費新学術領域研究 計画研究B01「規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間」、早稲田大学中東・イスラーム研究コース
   【京都上映会】京都大学大学院 人間・環境学研究科 岡真理研究室
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭
posted by sakiko at 22:05| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

香港に久しぶりに行ってきました(暁)

2017年9月14日〜19日まで5年ぶりの香港に行ってきました。
5年前、2012年に行ったのは香港金像獎の取材でしたが、2泊3日の慌しい香港でした。会社をリタイアしてゆっくり香港に滞在したいと考えていたけど、当時は母親の具合が悪く、会社をリタイアしたのにゆっくり滞在はできなかったので心残りに思っていました。

シネマジャーナルHP 第31回香港電影金像奨授賞式レポート
http://www.cinemajournal.net/special/2012/hkfa/

長い間のファンである劉徳華(アンディ・ラウ)=華仔の誕生会が9月16日にあり、同時にアンディのワールドファンクラブ華仔天地20年在籍の人(長老というらしい)に長老感謝式というのがあって、ペンダントネックレス授与と華仔とのツーショット写真撮影という特典があると天地から連絡があり、天地在籍20年になる私としては、これはやはりどうしても行かなくてはと、もう一人の20年の友人と香港に出かけることにしました(実際は1994年に入会したので22年)。そして、今度こそと思って、思い切って5泊してきました。華仔天地の香港でのイベント参加は3回目で、それまでは10年在籍の時と、2012年『桃さんのしあわせ(桃姐)』撮影時の日記のサイン会の2回しか行ったことがなかったのです。
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YMCAの部屋からの眺め

久しぶりの香港なので、天地のイベント以外にも映画を見たり、香港の友人に会ったり、美味しいものを食べたりしたいと思ってでかけました。情報通の友人にも、香港の映画情報を聞いたりして準備をしましたが、情報収集不足のまま、あっという間に行く日が来てしまいました。
14日は台風18号の影響で、香港には約1時間の遅れで到着。あちこち出歩くのに便利の良い尖沙咀(チムサッチョイ)のYMCAに宿をとりました。5年前に来たときは改築中で泊まれず九龍ホテルに泊まったのですが、今回はリフォームされたYMCAにしました。それにしてもホテルの宿泊料、すごく高くなっていたのにはびっくり。今回は奮発したけど、この次は泊まれないかも。確かに部屋は新しくはなっていたのですが、風呂がなくなりシャワーだけになっていました。これにはがっかり。
ホテルについたら、歩いて5分くらいにある映画館百老匯戲院 (ザ ワン)Broadway Cinema (The One)で、話題になっていた韓国の映画『軍艦島』を観にいこうと思っていたけど、飛行機の遅れで観ることができませんでした。そのあとは時間が合わず、結局この作品は観ることができずでした。友人はこのほかにも中国、インド、タイの映画の公開情報を教えてくれたのですが、時間が合わずこれらも観ることができずでした。

翌15日は、香港の友人と一緒に、西貢(サイクン)へ海鮮料理を食べに。二人用のセットで489ドルくらいだったけど、3人で食べても充分な量でした。海老、蟹、トコブシのような貝、魚、そして香港の大きなシャコの料理がとてもおいしかった。
地下鉄に乗車する前に、香港の友人が私のオクトパス(スイカのような交通機関用パス)を見て、香港ではシニア割引があるといって、確認してくれて、シニア用のオクトパスに変えてくれました。シニアオクトパスだと、地下鉄はどこへ行くのにも2ドルで、バス、船、トラムも全部割引されてとても便利(エキスプレスは割引なし)。みなさんも65歳になったらお試しを。
この日はそのあと九龍湾駅のそばのコ福戲院に行き『怪盗聯盟』(馮コ倫/スティーブ・フォン監督)を観ました。友人のカードで割引になった上、さらにシニア割引で50ドルで観ることができましたアンディとジャン・レノ共演で、他には楊祐寧(トニー・ヤン)、舒淇(スー・チー)、張靜初(チャン・ジンチュー)、曾志偉(エリック・ツァン)が出演しています。中華圏俳優側は怪盗でジャン・レノは刑事。怪盗と警察の攻防戦と仲間の裏切りなどが、城やヨーロッパの景色の中で描かれた作品で、フランスやヨーロッパが舞台の怪盗ものでした。周潤發(チョウ・ユンファ)、張国栄(レスリー・チャン)、鍾楚紅(チェリー・チェン)主演の『狼たちの絆』を思い出しました。

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『怪盗聯盟』

16日はアンディの誕生会。今年1月初めにタイでCM撮影中に落馬して、骨盤骨折や肉離れという大怪我をしたアンディですが、懸命なリハビリで8月には仕事に復帰したそう。すごい回復力です。そしてこのイベントでは元気な姿を見せてくれました。イベントの中でリハビリ中の映像も流してくれました。
はじめに華仔天地10年、20年在籍の167名が舞台に立ち、リハーサルで練習したアンディの歌をメドレーで歌い、最後の方でアンディが登場。そして私たちを紹介。20年の人は5、60人いたようです。
アトラクションなどもあり、そのあと、呉君如(サンドラ・ン)、鄭中基(ロナルド・チェン)が出てきて、アンディと3人でトークショー。3人で新作『追龍』の話などをしていたらしい。広東語がわからない私は、何を話しているかわからず残念。でも、3人はかなり盛り上がっていた。そしてアンディの歌。6,7曲歌ってくれた。
自分が出場したあとは席へ行ったのだけど、なんと一番前だった。華仔天地20年在籍と言っても3回しか香港のイベントに参加していないので一番前にしてくれたのかも。1000名近いファンの中で端っこのほうとはいえ、一番前にしてくれたのは感謝でした。今回、日本人で20年は4人でした。終わったあとは、参加していた仲間5人で尖沙咀に行き、焼鵝(ガチョウのロースト)や豚肉のロースト、牛だか豚の内臓を茹でたものなど香港ぽい食事をして別れましたが、ホテルに帰ったら1時すぎ。疲れたけど心地よい疲れでした。
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華仔天地イベントの案内
17日には、友人たち4人で飲茶をしようとビクトリアハーバー沿いにある映月楼に行ったら、なんと改築中でやっていなかったので、急遽、香港島・中環(セントラル)にあるシティホール2階の大會堂 美心皇宮(シティホール・マキシムズパレス)へ。昔ながらのワゴンで料理が運ばれ、いろいろな料理を堪能することができました。
その後は、また『怪盗聯盟』を観るため旺角へ。実は、前半寝てしまって気になっていたら、友人がCinema City 朗豪坊で観るというので、付き合うことに。この映画館はランガム プレイス (朗豪坊)という巨大な商業施設の中にあり、ここには5階分くらいあるような長いエスカレーターがありました。映画館の中には「張國榮電影回顧展」の案内看板?のようなものがあり、これからやるなら観ようと思ったら、9月初め頃にやったようですでに終わっていました。
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左 ランガム プレイス (朗豪坊)  右 張國榮電影回顧展案内
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『追龍』の看板
18日は一人行動で香港島に。銅鑼湾/コーズウェイベイ駅から時代広場までの地下道に、9月28日から公開される甄子丹(ドニー・イェン)とアンディ共演の『追龍』の大きな看板があると聞いたので行ったら、ここで待ち合わせしたわけではないのに友人たちにバッタリ会いびっくり。せっかくだから3人で、時代広場にある中華の店へ。健康食志向の店のようでした。ここで野沢菜入りの料理を2種類も頼んだけど(チャーハンと湯葉の料理)、香港で野沢菜漬入りの料理があるなんて思ってもみなかった。香港人の友人に聞いたら野沢菜は雪菜というそう。野沢菜は45年以上も前、信州にスキーに行った時から食べているけど、美味しいのでお土産にと買って帰っても、家で食べると信州で食べるのとは全然味が違っておいしくありませんでした。温度の影響でした。冷たいところに保存していないとおいしくなかったのです。それが、いまや香港でも食べられているとはとはと驚きでした。
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湯葉と枝豆と野沢菜の料理

その後、香港公園とピークへ。香港に行くと必ずピークと九龍公園に行っていたので今回も。でもほんとは偶然でした。今回ピークに行く時間がないなと思っていたけど香港公園を抜けたら、トラムの乗り場だったのです。それでピークに登ることができました。ピークタワーの一番上には行ったことがなかったので登ってみました。天気は良かったけど午後だったのですこしガスっていたけど、記念写真をパチリ。夜までいて夜景を見たかったけど、香港の友人と待ち合わせしてしていたので急ぎ戻りました。一緒に行った友人が前日に帰ったので、一緒に夜ご飯をと誘ってくれました。ここで美味しい雲呑麺を食べてからシンフォニーオブ・ライツを見に海岸まで行き、映月楼の階段から見ました。これはビクトリアハーバーを挟んだ、向いの香港島で20時から始まる15分間の光の饗宴なのですが、20時という時間は食事をしていたり、移動していたりして、意外に見ることができないのです。やっと見ることができました。以前見たのはいつだろうかと写真を見返してみたら10年前でした。
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シンフォニーオブ・ライツ
香港には実質4日間いたのですが、久しぶりの香港でアンディのイベント以外は観光や飲茶、食のほうが多くなってしまいました。香港人の友人に会ったり、一緒に行ったメンバーたちとご飯を食べたり、映画を観たり、久しぶにり信和中心に行ったり、一通りの香港の楽しみ方を堪能しました。それにしても香港の変わりようにはびっくり。尖沙咀あたりはあまり変わっていない感じだったけど、ちょっと離れると様変わりで、今浦島という感じでした。
新聞を毎日買ったけど、映画の情報は全然載っていませんでしたが、私のスマホはWiFiが繋がるところと繋がらないところがあって頼りにならずでした。普段パソコンが主でスマホはあまり使っていないので慣れていないこともありますが、ネットを駆使して情報を得る方法、帰る頃にやっとできるようにという感じで、いつもちょっと間に合わない私です。それに昔は昼間に観光して夜中に映画を観にいっていたのに、そういう元気がなくなりました。最後の日も早朝映画に挑戦できればと思っていたのに起きることができずでした。疲れがたまっていたのでしょう。
街中で『Mrs k』のポスターをみつけたら、なんと9月21日公開。香港公開はこれからだったんだと驚いた。私は観ることができなかったけど、今年3月の大阪アジアン映画祭オープニングで上映された作品。日本のほうが先に観る事ができたんだ。
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街中で見かけた『Mrs k』のポスター

帰ってきてから、行ったところの情報を調べたりして、次回に行く時に参考にしようと考えてはいるのですが、次回はいついけることやらです。でも来年、アンディのコンサートがあったら行こうと目論んでいる私です。
今回、行く直前にパスポートが見当たらなかったり、イベントに必要なカードをホテルに忘れてきたりと、同行者や仲間をヒヤヒヤさせてしまいましたが、友人たちのおかげで楽しい香港旅行ができました。それに香港の友人にも感謝。
posted by akemi at 21:43| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

したコメ 9月17日(日)

映画祭のメインイベント短篇コンペティション「したまちコメディ大賞」です。応募作品の中から厳選した10本を上映、グランプリ、準グランプリ、観客賞が選ばれました。
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審査員:
入江悠、千葉善紀、大山卓也、堂島孝平、いとうせいこう(したコメ総合プロデューサー)
受賞作品:
グランプリ『Windows Updateは突然に』監督:大北 栄人
準グランプリ、観客賞『はりこみ』監督:板垣雄亮

◆入選作品
『アサップ!』/『アパートメントコンプレックス』/『Windows Updateは突然に』/『くたばれ!サムライカメン』/『結婚騒選挙』/『ケンダマスター』/『子供座長』/『なめくじ劇場2017』/『はりこみ』/『目』 ※50音順

◆U-25特別枠作品(25歳以下の若手監督作品)
『就活Days』

◆招待作品 ヨーロッパ企画新作短編集
『マスマティックな夕暮れ』
『ノックは3回、クリックは2回』
『CAIRN remix』
大きな画像はシネジャfacebookのアルバムをご覧ください。
posted by shiraishi at 11:37| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

したまちコメディ映画祭in台東 前夜祭

したコメ前夜祭に行って参りました。
夕暮れせまる浅草公会堂にはどんどん人が集まってきます。
最初にジャパンプレミアとなる本編の上映、その後ゲストが登場、フォトセッション→トークの流れです。

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◎シネマ歌舞伎『め組の喧嘩』
中村勘三郎(め組辰五郎)、中村扇雀(辰五郎女房お仲)、中村橋之助(四ツ車大八)、中村錦之助(露月町亀右衛門)、中村勘九郎(柴井町藤松)
★2017年11月25日全国公開

中村勘三郎さんが心血を注いだ「平成中村座」の2012年5月公演です。江戸時代の芝居小屋を模した会場で、力士と鳶のメンツと意地をかけた喧嘩が繰り広げられます。武士からの庇護をかさに着た力士から恥をかかされため組の頭(かしら)辰五郎が、女房子どもを残して命がけの喧嘩に出る場面がありました。このロングラン公演の後にガンが見つかり、闘病が始まった勘三郎さんが重なりました。江戸の男たちのエネルギーは画面の中だけでなく、客席まで届きました。ラストに満面の笑みを浮かべた勘三郎さん、勘九郎さんを始め役者のみなさんの姿が残っています。一緒に楽しめたことに感謝。

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上映後、いとうせいこうプロデューサーの司会で中村勘九郎さん、中村七之助さん、冨士滋美(浅草観光連盟会長)さんのトークショー。平成中村座や勘三郎さんの思い出話が語られました。「め組の喧嘩」も機会があればやってみたいという勘九郎さんの言葉に期待を繋ぎます。それにしても勘三郎さんの貫禄と、血の気の多い役だった勘九郎さんの動きの良いこと。着物をぱっとめくったときに見える足や肩にどっきりしました。七之助さんはこのとき新橋演舞場での公演のため、こちらの出演はありません。最後の神輿の場面にちらりと映りますのでお見逃しなく。
明日は10:45からレッドカーペットです。お天気が持つことを祈りつつ。(白)

したコメ公式サイト http://www.shitacome.jp/2017/
posted by shiraishi at 00:02| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』 監督来日記念トークイベント

『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』は、マグナム・フォトに所属した報道写真家であり、近年では映画監督としても活躍するレイモン・ドゥパルドンが、40年以上に渡って撮りためたフィルムを、妻で共同監督でもあるクローディーヌ・ヌーガレと共に1本の映画として綴ったドキュメンタリー。
公開前にレイモン・ドゥパルドン監督とクローディーヌ・ヌーガレ監督が来日し、9/1(金)に『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』来日記念トークイベント付き特別先行試写会が行われました。
『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』 
シネマジャーナル作品紹介

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左 レイモン・ドゥパルドン監督 右 クローディーヌ・ヌーガレ監督

日時:9月1日(金) 
場所:アンスティチュ・フランセ エスパス・イマージュ
登壇:レイモン・ドゥパルドン監督、
   クローディーヌ・ヌーガレ(共同監督)
司会:小柳帝(ライター・編集者・翻訳者)

フランスを代表する報道写真家&映画監督であるレイモン・ドゥパルドンが、40年に渡って20世紀の変革が起きた現場で取材を続け、世界中を旅し撮りためてきたフィルムの映像と、現在フランスの田舎町を周り撮り続けている姿を交互に編集したドキュメンタリー作品である。このように、彼の過去と現在をつなぎ合わせることによって、一人の写真家の歩みを描き出す。

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これまでの作品を時系列に沿って紹介し、自伝的な構成と、二つの時代を並行して構成した理由を問われると、今作の共同監督であり、レイモンの映像作品の製作・録音を担当してきたクローディーヌ・ヌーガレは、「私たちは30年前から映像はレイモン、ナレーションは私が担当してきました。この作品を撮る前の10年間、私たちは農民の生活を映し続けていました。それを終えて自分たちを振り返ってみることが必要だったんです」と、この作品の製作意図を語った。

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一方レイモンは、「アイデアとしては、かなり前から倉庫に保存していたアウトテイクのフィルム(編集に使われなかったもの)を、何かの役に立てたいと考えていました。その時私は大判カメラを持ってフランス国内の旅に出発する予定でいるのをクローディーヌは見ていたし、こうした大きなフォーマットで何かしたいと考えました。片方には大判の写真、片方には16mmで撮ったフィルムのかけらが入った缶があった。フィルム缶自体が錆び始めていました。その二つのものを取り合わせたものが、この映画になっています。保存していたフィルムのかけらには音が無かったり、音があっても少なかったり、悪い音だったりしたから、それでナレーションをクローディーヌにお願いした」と裏話を。
またクローディーヌは「若い映画を作りたいと考える人たちに、どうやって映像の人が生まれてくるのか どのようにしてレイモン・ドゥパルドンができてきたかというのを見せたかったんです」と付け加えた。

司会者から、この映画の共同監督でもあるクローディーヌ・ヌーガレさんは元々録音技師の仕事をしていて、この映画の中でも、出会った頃のエピソードも出てくると紹介があった。その上で、撮影しているレイモン・ドゥパルドンを撮っているのはクローディーヌさんなのでしょうか?と質問。クローディーヌさんは「元々国立図書館での展覧会『ラ・フランス』のために写真を撮っていたというのはあるのですが、実際、この映画で使われているレイモンの撮影風景はフィクションです。どのようにして写真を撮影していたか。撮影をしているレイモン・ドゥパルドンの役を本人がしている。何回も撮影をしたので、とても上手に演じてくれました。本物の俳優です(笑)。実はカメラの後ろには15人人がいました」。

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「夫婦で映画作りが出来ることを誇らしく思う」と語るレイモン・ドゥパルドンとクローディーヌ・ヌーガレでした。

公式HP


posted by akemi at 21:37| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする