2024年06月09日
『WALK UP』主演クォン・ヘヒョ氏トークイベント取材してきました (咲)
ホン・サンス監督の長編第28作目となる『WALK UP』が、6月28日(金)より日本公開されるのを記念して、主演のクォン・ヘヒョ氏が来日。6月6日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町にて開催の日本最速上映会後のトークイベントに登壇されるとのご案内をいただき、取材に駆け付けてきました。
映画やテレビドラマの画面で観ていたクォン・ヘヒョ氏そのものの表情豊かな方でした。
時折見せるはにかむような笑顔が特に素敵でした。
ホン・サンス監督の映画に出演するのは、本作で9本目。トークでは、ホン・サンス監督からどのようにオファーされたかに始まり、撮影時の演出方法など、詳しくお話してくださいました。
映画の中でギターを弾く場面があるのですが、この日もサプライズでギターの弾き語り。「上を向いて歩こう」を歌ってくださいました。「恥ずかしいので、もし録音された方がいましたら、ご自分だけで聴いてください」とクォン・ヘヒョ氏。
最後には、ファンの女性の方から花束も。
大いに照れるクォン・ヘヒョ氏でした。
終了後も、ロビーで皆さんに気さくに接していらっしゃいました。
私も、しっかりご挨拶。(カムサムニダとしか言えなかったのが悲しい・・・)
トークイベントの詳細は、後日、報告します。
(すでに、オフィシャルレポートや他誌のレポートが出ています・・・)
6/16 アップしました。
映画『WALK UP』主演クォン・ヘヒョ登壇トークイベント報告 (咲)
『WALK UP』原題:탑
c 2022 JEONWONSA FILM CO. ALL RIGHTS RESERVED.
監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ、チョ・ユニ、パク・ミソ、シン・ソクホ
2022年/韓国/韓国語/97分/モノクロ/16:9/ステレオ
字幕:根本理恵
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:https://mimosafilms.com/hongsangsoo/
★2024年6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、Strangerほか全国ロードショー
2024年04月21日
「DVTプラットフォーム」って何?(白)
4月9日(火)雨
宣伝さんからご案内をいただきました。読むと、新しい映像配信の紹介らしい。DVT(DigitalVideoTrading /デジタル・ビデオ・トレーディング)「Roadstead」がスタートするという記者会見。え〜、それは何?何?と雨の中出かけてきました。会場は墨田区菊川駅からすぐの映画館ストレンジャーです。本誌編集真っ最中で報告が遅れてすみません。
まずサービスを提供する”株式会社ねこじゃらし”代表:川村 岬さんのカンファレンスがありました。これまでになかった新しい流通形態がおぼろげに見えてきました。
これまでの配信と違うのは、一方向「コンテンツを配信する→購入して観る」で終わりではないことです。限定数のコンテンツを購入した人がコレクションするだけでなく、オーナーとなって二次利用(リセール・レンタル・スタニング)ができること。それで得た収益は自分とクリエイターが半分こになること・・・。自分の推し作品・クリエイターを応援することにつながって行きます。
全世界へ向けて4月12日から正式に発足したRoadstead。販売もスタートするオリジナル第一弾は黒沢清監督の映画『Chime』、そのお披露目もかねています。鑑賞後、川村 岬さん、黒沢清監督、岡本英之プロデューサーお三方のトーク。ねこじゃらしは黒沢監督の『スパイの妻』制作に携わっており、岡本英之プロデューサーの推薦で最初の作品は黒沢監督作でとなったとか。
黒沢監督が怖いものを思い浮かべて、ステンレス器具や包丁、殺されるかもしれない、殺すかもしれない・・・などいろいろ詰め込んでできた作品だそうです。Q&Aでは記者席から質問が飛んで関心の高さがうかがえました。
Roadsteadは販売作品を募集中。クリエイターからたくさん出品されて、活発になるといいですね。
★『Chime』(45分/4K)
価格:オーナーライセンスは99USドル(14850円)全世界999個限定。
販売期間:4月12日(金)19時〜5月11日(土)23時59分まで世界同時販売。売り切れ次第終了。
購入特典:メイキングドキュメンタリー「料理人たち」(金允洙監督/63分)、デジタルポスター
☆二次利用 利用開始日時:2024年5月13日(月)・午前0時00分〜
【Roadsteadサービスサイト】 https://roadstead.io/
【Roadstead 公式 SNS】
Instagram アカウント:roadstead_io
公式サイト:https://roadstead.io/chime
第一弾作品『Chime』はピンポ〜ン♪というあのチャイムがキーになるスリラーです。吉岡睦雄さんが料理教室の講師として主演。初めはちょっと変だな? すごく変! みんな変!!と怖さが増幅していきます。
第74回ベルリン国際映画祭正式招待作品。(白)
宣伝さんからご案内をいただきました。読むと、新しい映像配信の紹介らしい。DVT(DigitalVideoTrading /デジタル・ビデオ・トレーディング)「Roadstead」がスタートするという記者会見。え〜、それは何?何?と雨の中出かけてきました。会場は墨田区菊川駅からすぐの映画館ストレンジャーです。本誌編集真っ最中で報告が遅れてすみません。
まずサービスを提供する”株式会社ねこじゃらし”代表:川村 岬さんのカンファレンスがありました。これまでになかった新しい流通形態がおぼろげに見えてきました。
これまでの配信と違うのは、一方向「コンテンツを配信する→購入して観る」で終わりではないことです。限定数のコンテンツを購入した人がコレクションするだけでなく、オーナーとなって二次利用(リセール・レンタル・スタニング)ができること。それで得た収益は自分とクリエイターが半分こになること・・・。自分の推し作品・クリエイターを応援することにつながって行きます。
川村 岬氏、黒沢清監督、岡本英之氏 (c)Roadstead
全世界へ向けて4月12日から正式に発足したRoadstead。販売もスタートするオリジナル第一弾は黒沢清監督の映画『Chime』、そのお披露目もかねています。鑑賞後、川村 岬さん、黒沢清監督、岡本英之プロデューサーお三方のトーク。ねこじゃらしは黒沢監督の『スパイの妻』制作に携わっており、岡本英之プロデューサーの推薦で最初の作品は黒沢監督作でとなったとか。
黒沢監督が怖いものを思い浮かべて、ステンレス器具や包丁、殺されるかもしれない、殺すかもしれない・・・などいろいろ詰め込んでできた作品だそうです。Q&Aでは記者席から質問が飛んで関心の高さがうかがえました。
Roadsteadは販売作品を募集中。クリエイターからたくさん出品されて、活発になるといいですね。
(c)Roadstead
★『Chime』(45分/4K)
価格:オーナーライセンスは99USドル(14850円)全世界999個限定。
販売期間:4月12日(金)19時〜5月11日(土)23時59分まで世界同時販売。売り切れ次第終了。
購入特典:メイキングドキュメンタリー「料理人たち」(金允洙監督/63分)、デジタルポスター
☆二次利用 利用開始日時:2024年5月13日(月)・午前0時00分〜
【Roadsteadサービスサイト】 https://roadstead.io/
【Roadstead 公式 SNS】
Instagram アカウント:roadstead_io
公式サイト:https://roadstead.io/chime
第一弾作品『Chime』はピンポ〜ン♪というあのチャイムがキーになるスリラーです。吉岡睦雄さんが料理教室の講師として主演。初めはちょっと変だな? すごく変! みんな変!!と怖さが増幅していきます。
第74回ベルリン国際映画祭正式招待作品。(白)
2024年02月19日
方向音痴で(白)
2月19日(月)
雨が降ったりやんだりの一日でした。
13時から代々木で取材の予定があり、30分も多く見積もって、地図も持って家を出たのに、駅で別の出口から出てしまい…あれれ??
一度お訪ねした事務所なので、大丈夫〜と宣伝さんに返事していたのに。。。頼みの地図は雨に濡れてにじんできます。目印が見つからないし、時間はなくなるしで大慌てで連絡しました。途中まで迎えに来てくれた宣伝さんに会えました。
お待たせしてしまったのは『青春ジャック、止められるか俺たちを2』の井上淳一監督(脚本・製作も)。『誰がために憲法はある』のときは千駄ヶ谷駅で反対方向に行ってしまって、やっぱり遅刻しちゃったのでした。申し訳ないやら恥ずかしいやら。
★記事アップしました。こちらです。
★2024年3月15日(金)より全国順次公開!
帰りは、初めの取材場所のはずだった若松プロ(水道工事で断水のため変更)まで足をのばしました。こちらは全然迷わず。ポケ活もしながら無事帰宅。(白)
雨が降ったりやんだりの一日でした。
13時から代々木で取材の予定があり、30分も多く見積もって、地図も持って家を出たのに、駅で別の出口から出てしまい…あれれ??
一度お訪ねした事務所なので、大丈夫〜と宣伝さんに返事していたのに。。。頼みの地図は雨に濡れてにじんできます。目印が見つからないし、時間はなくなるしで大慌てで連絡しました。途中まで迎えに来てくれた宣伝さんに会えました。
お待たせしてしまったのは『青春ジャック、止められるか俺たちを2』の井上淳一監督(脚本・製作も)。『誰がために憲法はある』のときは千駄ヶ谷駅で反対方向に行ってしまって、やっぱり遅刻しちゃったのでした。申し訳ないやら恥ずかしいやら。
(C)若松プロダクション
次の取材の方が来られるまで少し余裕があったおかげで、予定の1時間お話をうかがうことができました。映画は若松孝二監督と若い映画人を描いた『止められるか、俺たちを』の10年後。若松監督を引き続き井浦新さん、名古屋に若松監督が開いた映画館「シネマスコーレ」の木全支配人を東出昌大さん。田舎の映画青年・井上淳一を杉田雷麟さん、この映画のために生み出したヒロイン金本法子を芋生悠さん、ほかたくさんの出演者がこの映画を支えています。★記事アップしました。こちらです。
★2024年3月15日(金)より全国順次公開!
帰りは、初めの取材場所のはずだった若松プロ(水道工事で断水のため変更)まで足をのばしました。こちらは全然迷わず。ポケ活もしながら無事帰宅。(白)
2024年02月03日
オーストラリア先住民映画祭
2月2日(金)
明日一日限りの「オーストラリア先住民映画祭」のために、リア・パーセル監督とプロデューサーのベイン・スチュワート氏が来日して、取材させていただくことになりました。リア監督が脚本・主演も務めた『家畜商の妻 モリー・ジョンソンの伝説』は、1893年の南西部が舞台。当時の厳しい暮らしの中での先住民差別や女性蔑視、それに伴って起こる殺人事件と オーストラリア版西部劇な感じの作品です。
まとめた頃には、映画が終わってしまうのが残念。
リア・パーセル監督はすらりとした長身で、若々しくエネルギーにあふれた方でした。北海道の先住民アイヌのこともご存じで、(暁)さんがちょうど渋谷で上映中の『カムイのうた』の紹介をしましたが、残念ながら日程に余裕がないので無理とのことでした。英語字幕もありませんしね。それにしても、映画祭ができるほど先住民の方が映画界に進出しているんですね。
この取材のときは話が出ませんでしたが、『家畜商の妻 モリー・ジョンソンの伝説』は、映画より先に戯曲を書いて、シドニーで上演されていました。これは翌日のトークショー冒頭でのお話、映画ではさらにラストのエピソードを追加しているそうです。
来年また映画祭開催が実現しますように。(白)
★インタビュー掲載しました。こちらです。
2024年01月28日
『フィリピンパブ嬢の社会学』と『瞼の転校生』取材(白)
1月24日(水)
白羽弥仁(しらは みつひと)監督と原作者の中島弘象(なかしま こうしょう)さんの取材日。お二人一緒のインタビューです。
2018年、中島さんの実体験を書いた原作を読んだ監督が4年がかりで映画化したものです。試写を観た後に、原作を読んでみましたら、できごとがかなり忠実に描かれていました。映画に全部は盛り込めないのでもちろん取捨選択します。細部は中島さんの著書「フィリピンパブ嬢の社会学」(新潮新書)をご覧ください。その後を書いた「フィリピンパブ嬢の経済学」も出ています。
前田航基さん、一宮レイゼルさんら、俳優さんの好演もあいまって、ドキュメンタリーのようにリアルに思えました。
2月17日(土)より公開
https://mabuhay.jp/
◎インタビュー掲載しました。こちらです。
1月25日(木)
前日の取材の後、試写に駆け付けて観たばかりの『瞼の転校生』関連イベントが川口市のskipシティで開催されました。終了後、藤田直哉監督インタビュー。試写のときにちょっとお話できたので、その続きから。
大衆演劇の劇団で育った中学生の主人公は、一ヶ月間の公演ごとに転校をくりかえしています。「すぐいなくなるから友達はいりません」と担任に告げるのですが、公演を観てもらいたい友達ができます。
少年の成長物語が主軸ですが、大衆演劇好きの私には劇団の楽屋など内側が見られてお得感マシマシでした(笑)。大衆演劇を観たことのない方、入門編にどうぞ!
3月2日(土)より公開
https://mabuta-no-tenkousei.com/
◎インタビュー掲載しました。こちらです。
イベントでは映画に協力した劇団美松の役者さんたちが、劇中劇として登場する「瞼の母」のお芝居と舞踊ショーを披露。書割も大道具もありませんが、ちゃんと想像させます。松川小祐司座長の津軽三味線も聴けて嬉しいひとときとなりました。
前述のように劇団はひと月ごとに劇場を替えて公演を行います。次に観劇できるのはずっと先になるので、見そびれた劇団の公演を観ておこうと月末は忙しいです。原稿をいくらか片付けないことには出かけられません。う〜〜。
(白)