2021年09月26日

『スズさん〜昭和の暮らしと家族の物語』大墻敦監督取材(白)

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9月24日(金)

これは11月初めに公開予定のドキュメンタリー昨品です。
ある家族の第2次世界大戦中とその後のお話。
https://kirokueiga-hozon.jp/movie/movie-suzusan

片渕須直監督の『この世界の片隅に』の主人公は「すず」さんでした。
名前は違っても、日本中にすずさんがいたはずです。
自分の祖母や母、叔母たちを思いながら懐かしく観ました。
たいへんな時代であったのに、一日一日工夫して丁寧に生きていた人たち、今の時代にも通じる作品です。
大墻監督の職場の大学までお邪魔して1時間ほどたっぷりお話を伺いました。
これから書き起こします。
10月末には東京国際映画祭が始まりますので、その前にブログに掲載予定です。
掲載しました。こちらです。

お昼に取材が終わり、そのまま東急池上線の「久が原」へ。
スズさんが住んだ家が「昭和のくらし博物館」として公開されています。
小泉和子館長はスズさんの長女で、生活史研究家。

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建物正面

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庭から縁側を見る

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グッズ販売やバザーもあり

2階のミニギャラリーでは「すずさんとスズさん、そしてふたりのリンさん」展開催中でした。(白)
posted by shiraishi at 15:54| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月19日

風間志織監督取材(白)

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9月14日(火)
チョコリエッタ』(2014)がリバイバル上映されます。風間監督は高校生のうちにPFF(ぴあフィルムフェスティバル)に入選。2001年の『火星のカノン』、2004年『せかいのおわり』がベルリン映画祭フォーラム部門にノミネートされるなど、早くから花道を歩いて来た方という印象がありました。『チョコリエッタ』にはまだ十代だった菅田将暉さん、森川葵さん、三浦透子さんが顔を見せています。岡山天音さんもいます。今若手俳優として映画界を引っ張っている俳優さんです。
その後、新作発表されなかったので、そのへんとこれからのことを伺おうとお目にかかってきました。
ほぼ書き起こしてまとめたものをお送りして確認していただいています。24日の公開前にはブログに掲載しますので、お楽しみに。(白)

インタビュー記事はこちらです。





posted by shiraishi at 20:27| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月26日

取材2件:『かば』川本貴弘監督、『ロボット修理人のAi(愛)』主演 土師野隆之介さん(白)

6月18日(金)
『かば』川本貴弘監督インタビュー。いつも利用している上映館の会議室が使えないとのことで、近所の喫茶店へ。
川本監督は京都出身で、京都弁がベース+お仕事をする大阪弁で受け答えのスピードが速い!たくさん伝えたいと早口になるそうで、そこへ賑やかな喫茶店の会話と食器の音が重なり、レコーダーが全部拾ってくれちゃって、騒音混じりのを聞きながら書き起こすのに一苦労(汗)。公開前に原稿にしてチェックしていただかなくてはいけません。頑張れ>自分
映画は阪神タイガースが優勝した1985年が舞台。大阪・西成地区の中学校に実在した”かば”こと「蒲先生」と同僚の先生、生徒とその家族たちの群像劇。丁寧な取材を重ねて、問題だらけの生徒たち、正面から向き合った熱い先生たちの悲喜こもごもが描かれます。(白)
★7月24日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国順次公開
インタビュー記事掲載しました。こちらです。

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6月25日(金)
『ロボット修理人のAi(愛)』主演:土師野隆之介さんインタビュー。
生後10か月が芸能界デビューという、土師野(はしの)さんは高校3年生。学校の授業を終えてから来てくれました。映画での役柄は不幸な生い立ちに負けず、周りの大人たちに愛されてまっすぐに育った男の子。ファンタジーとリアル、現在と過去が交錯していますが、土師野さん演じる倫太郎目線で観ると全て繋がっています。そこかしこにヒントが隠れていて、ラストに近づくに従って謎がとけていく作品。私が子どものころ大人気だった大村崑さんが昔と同じ笑顔で出演していたのにびっくりしたり嬉しかったり。
土師野さんは素直ですごく可愛い男の子でした。お母さんの育て方がいいんだ、と感心。ウィル・スミスの『しあわせのちから』が大好きで、アクションやりたい!と…あ、3年前の森崎ウィンくんも同じことを言ってた!と気づきました。「推し」がまた増えました。(白)
★7月10日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国順次公開
インタビュー記事掲載しました。こちらです。

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新宿での取材の後、渋谷へ急ぎ、「香港国家安全維持法から1年、返還記念24周年 ―香港の現状と展望を読み解く―」イベントへ。
こちらです。


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2021年02月20日

『けったいな町医者』『痛くない死に方』インタビュー(白)

2月9日(火)
2本続けての取材でした。まず長尾和宏先生のドキュメンタリー『けったいな町医者』毛利安孝(もうりやすのり)監督インタビューです。毛利監督は映画界で一番先に浜野佐知監督につかれたんだそうです。シネジャにもたびたび登場してくださった浜野監督、現場でどんなだったのか聞きたかったのですが、次の取材も控えているので断念。製作のお話をたくさん伺えてすぐ公開(13日)だったので、最速でアップしました。
こちらです。

次は劇映画『痛くない死に方』高橋伴明監督。原作が長尾先生の著書です。毛利監督はこちらの作品では助監督。1週先に公開なので、高橋監督の露払いのつもりで、とおっしゃっていました。両方観るのがおすすめです。
ベテランの高橋監督、全共闘世代です。最初の一般劇場映画1982年の『TATTOO<刺青>あり』を観ていました。銀行人質事件の犯人を宇崎竜童さんが演じて話題になりましたが、ずっとお付き合いは続いて今回も重要な役どころです。高橋監督の「理想の死に方」を体現しているそうです。私もこれがいいです。「普段こんなに喋らない」と高橋監督、30分あまりお話伺いました。ありがとうございました!
20日公開で、原稿準備中です。しばしお待ちを。
掲載しました。こちらです。(白)

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2021年02月07日

松坂桃李主演『あの頃。』取材で思い出すレスリーを追いかけた「あの頃」 (咲)

2月3日、1時からスペースFS汐留で行われた映画『あの頃。』の公開直前イベントを取材してきました。
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『あの頃。』 監督:今泉力哉
配給:ファントム・フィルム
(C)2020『あの頃。』製作委員会
公式サイト:https://phantom-film.com/anokoro/
★2021年2月19日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー


2000年代初頭、「ハロー!プロジェクト」のアイドルの女の子たちに夢中になったオタク仲間と「恋愛研究会。」を結成し活動していた劔樹人さんの自伝的コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を映画化したもの。
同じ2000年代初頭、レスリー・チャンを共に追いかける仲間ができて、国内や香港等、あちこち一緒に飛び回っていた私には、身につまされる映画でした。いい歳して蛍光棒を振ったり、握手会のために徹夜したりした私には、「恋愛研究会。」の面々の度を過ぎた行動も、わかるわかると!

『あの頃。』では、かつての仲間の一人、仲野太賀さん演じるコズミンが癌で亡くなってしまうのですが、私たちの仲間の一人も、レスリーを追いかけるように癌で天国に旅立ってしまいました。レスリーにも、その友にも、もう会うことはできませんが、いつまでも心の中で思い出は生きています。そして、主を亡くした私たちですが、今でもLINEで繋がっていて、かけがえのない友たちです。

ところで、『あの頃。』公開直前イベントの行われたスペースFS汐留は、かつて徳間ホールという名前だったのですが、2001年6月5日に『恋戦。OKINAWA Rendez-vous』公開を前にレスリー・チャンの記者会見が行われたところでした。
当時、虎ノ門にある会社に勤めていて、追っかけ仲間から「さっきホテルを出たわよ」と連絡があって、経理も担当していた私は「銀行に行ってきます!」と言って会社を飛び出し、徳間ホール裏手に駆けつけ、無事、レスリーに会えたのでした♪
友人二人が、記者会見の取材に入っていたので、直後に様子を聞くことができたのも懐かしい思い出です。
その後、私自身がシネマジャーナルのスタッフになって、記者会見などの取材をすることになるとは思いもよりませんでした。
人生、何があるかわからない! 面白いです。

『あの頃。』公開直前イベントで原作者の劔さんが語った「愛しき記憶」という言葉や、松坂桃李さんの「あの時、あの頃があって、今がいいよね」という言葉が胸に響きました。
報告記事をぜひお読みください♪
松坂桃李主演『あの頃。』公開直前イベント @2月3日フミの日

取材を終えて、久しぶりに電通本社ビルに行ってみました。カレッタ汐留46階にある小さな展望スペースからの眺めが絶品です。
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旧築地市場は、すっかり駐車場と化してました。
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浜離宮恩賜庭園が真下に見えます。

お天気がとても良くて、東銀座の試写室まで遠回りして歩いていきました。
清々しかったです♪

posted by sakiko at 19:55| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする