2021年02月04日

2月2日(火)取材日(白)

本日はインタビューふたつでした。

『夜明け前のうた 〜消された沖縄の障害者〜』
原義和監督
「私宅監置」という言葉をこのドキュメンタリーを観て初めて知りました。
法律のもと精神障害者を小屋などに隔離する制度です。1950年には日本本土では廃止された法律です。アメリカの統治下の沖縄で廃止になったのは1972年。その間、ブロックやコンクリートで頑丈に作られた小屋に閉じ込められていた人たちは、何を思っていたのでしょうか?
2011年、フリーのテレビディレクターの原義和監督は、1964年に撮られたその小屋の写真を目にしました。世に出して問わなければと、写真の裏に書かれたメモを頼りに一人一人の足跡を追っていきます。
あまりに重い荷物を受け取ってしまったのでは、とお目にかかるまでいろいろ考えて胃が痛くなってきました。
原監督は沖縄から前日のうちに上京、朝からたくさんの取材を受けながらお疲れも見せずたくさん語ってくださいました。

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写真を前に説明してくださる原監督

https://yoake-uta.com/
★3月20日より新宿 K’sシネマにて公開

『きこえなかったあの日』
今村彩子監督
『Start Line スタートライン』『友達やめた。』の今村監督。この前試写で再会したばかり。今日も元気で取材を受けて、私で6本目とか。お疲れ様です。2011年の東日本大震災の後、宮城県の被災地へ向かった今村監督。きこえない人たちがどうしているのか、と避難所を訪ねて何人ものきこえない方々に会います。2013年に『架け橋 きこえなかった3.11』を制作、発表した後も取材を継続、豪雨や地震の後の被災地での状況も追って行きました。10年分の映像からまとめたこの作品にはまだコミニュケーションが苦手だったころの今村監督も映っています。
そんなことも含めてまたお話を伺いました。

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宣伝さん、今村監督、手話通訳さんの仲良しトリオ

http://studioaya-movie.com/anohi/
★2月27日より新宿 K’sシネマにて公開
posted by shiraishi at 17:23| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月09日

『本気のしるし 劇場版』初日舞台挨拶(白)

10月9日(金)
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昨年10月、メ〜テレ(名古屋テレビ)の夜の連続ドラマで人気だった「本気のしるし」10話分を、未公開部分を含めて232分に再編集。
これは監督いわく「ダメ元で応募したら」カンヌ国際映画祭「Official Selection 2020」に選出されました。この『本気のしるし 劇場版』が本日より公開、長尺を観た後のお客様たちの前に、主演の森崎ウィンさん、土村芳さん、深田監督が登壇しました。照明で顔が暗くなり、私のカメラと腕ではこれが精いっぱい。トーク中の撮影は禁止なのでありません。
詳細はのちほど…書けるかな。→書けました。こちら

放映時、東海地方でしか見られないので「スクリーンで観よう」というクラウドファンディングに参加。深田監督と出演者のトーク付き上映会に通いました。一回目を見た日記がここに。ネットの見逃し配信も観て、映画公開前の試写も一気に観て、3回以上通して観て、実はお腹いっぱいです。それでも、ストーリーもわかっているのに、つい観てしまうのは、観るたびに気づきがあるからですね。ちょっとした伏線やら、小道具やら、カメラワークやら、監督や出演者の目になってみたり。
今日の朝日新聞夕刊「cinema 観る」に森崎ウィンさんの大きな記事がありました。写真はいつもの笑顔でなく、辻一路になっています。

youtube公式チャンネルには、先日の配信ライブのうちの1曲「Blind Mind」がアップされていました。こちら。アルバムの中でこれが一番印象的でした。
ドラマチックに歌い上げるMORISAKI WINをご覧ください。辻くんと真逆。アルバムの音源ともまたアレンジも熱量も違います。(白)


posted by shiraishi at 21:53| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『相撲道〜サムライを継ぐ者たち〜』坂田栄治監督インタビュー(白)

10月7日(水)
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子どものころは相撲好きの父と一緒に楽しみに観ていたお相撲。大きくなるにつれて夕方の放送時間までに帰れなくなり、主婦になったら一番忙しい時間でテレビの前にいられなくなりました。ニュースで話題の取り組みを観るだけ。
そ、それがこのドキュメンタリーを観たら、昔の楽しさを思い出したんです。社宅の奥さんたちと座った初めての桟敷席、上京した母を連れていった国技館。あの賑わい、迫力の取り組み、そしてお相撲さんたち、力士の凛々しさ美しさが蘇ってきました。
坂田監督はTBSで人気番組を担当していたプロデューサーです。「それがなぜお相撲?」から伺ってきました。
熱くてお話が面白くて、やっぱり30分があっというまでした。
東京で場所が開幕したら、いそいそと観に行ってしまいそうです。(白)

インタビュー記事はこちら

★2020年10月30日(金)よりTOHO シネマズ錦糸町、
10月31日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開


参考:日本相撲協会 

公式サイト http://www.sumo.or.jp/

Twitter https://twitter.com/sumokyokai

YouTube http://bit.ly/2IMPvNR

Instagram http://bit.ly/31pDQeb
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2020年10月04日

『タイトル、拒絶』山田佳奈監督インタビュー(白)

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10月1日(木)
暑い暑いと言っているうちに急に秋らしくなりました。
秋晴れのこの日、昨年の第32回東京国際映画祭で上映された『タイトル、拒絶』山田佳奈監督の取材に伺いました。セックスワーカーの女性たちを活写した舞台を映画化して、主演の伊藤沙莉さんがジェムストーン賞を受賞しています。昨年は作品を見逃して、舞台挨拶だけを観に行きました。やっと拝見した作品は、事情を抱えながら働く女性たちを力のある女優さんたちが好演。周りのひどい男たち(上手いということ)にもめげず、たくましく生きています。
山田佳奈監督はOLをやめて劇団をたちあげ、10年やってきてその間に自主映画を撮り、昨年あたためていた念願の長編映画を作ったという方です。てきぱきして、的を外さずしっかり回答してくださって30分が短かった…。

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2019年のTIFF舞台挨拶

★11 月 13 日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
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2020年09月29日

第33回東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見 (白)

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9月29日(火)
六本木ヒルズ49F大ホールにて、開催まであと1ヶ月となった第33回東京国際映画祭のラインナップ発表の記者会見 が行われました。コロナ禍の中ということで、例年より席数を減らして定員を超えると抽選です。(咲)さんは外れましたが、くじ運の悪いはずの(白)が当たり、出かけました。映画祭のときだけ上がる49F、椅子は一つ空けて置かれています。
映画祭報告ブログのほうには詳細と、公式の画像をあげますね。ここでは自分の席から(移動禁止)の小さなデジカメで撮影したものです。

中井美穂アナウンサーを司会に、安藤裕康チェアマン、久松猛朗フェスティバル・ディレクターがそれぞれ、今年のコンセプトを紹介しました。ゲストとして、フェスティバル・アンバサダー役所広司さん、「Japan Now」部門で特集に選ばれた深田晃司監督(トークが熱い!)、「アジア交流ラウンジ」を企画された是枝裕和監督が登壇されました。

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youtubeの映画祭公式チャンネルでは開会と同時に中継され、これからも見られますので、どうぞ。(白)
https://www.youtube.com/watch?v=hg7Q68-21G0




posted by shiraishi at 23:01| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする