受賞結果はこちらに
グランプリは村上春樹原作の短編を組み合わせてアニメ化した『めくらやなぎと眠る女』。
面白いなぁと思ったのはもともと想定されていた「監督賞、脚本賞、美術賞、音楽賞」はなくなって、「傾奇(かぶき)賞」「境界賞」に急遽変更されたことです。作品がそういうカテゴリに分けられない多様な魅力を持っていたということなのかな。なるほどそういう作品でした。
以下、映画祭HPの説明。
※傾奇賞 (KABUKU Award)とは
「傾奇」とは戦国時代末期から江戸時代の潮流で、「歌舞伎」の語源ともなった言葉です。
当時、常識から外れた派手な装いや行動をする者を「傾奇者」と呼びました。
傾奇賞 (KABUKU Award)は、従来の価値観に捉われず、斬新で新しいものに挑戦し、創造していく作品に与えられます。
※境界賞 (Evolve Award)とは
「2D」や「3D」「コマ撮り」といった制作手法、またはジャンルの様々な境界に捉われず、アニメーションの世界に進化を与える作品に与えられます。英語の表記になった「Evolve」にはアニメーションの「進化」の意味を込めました。
「世界の潮流部門」で上映された作品は、ほぼ観ていました。3月半ばに東京で開催されるアニメアワードに毎年参加していたのと、Amazonプライム会員だったので。レトロスペクティブ部門の大友克洋監督作品の大半も。どんだけアニメ好きなの!
18日(土)
『四つの悪夢』、『ユニコーン・ウォーズ』、『カムサ・忘却の井戸』と同じ新潟市民プラザで鑑賞。
最後のプログラム、同じ時間に二つの会場の上映が重なってしまいました。
●片渕須直監督の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2022)の上映とトーク
●テレビアニメ「平家物語」11話一挙上映
観ていなかった「平家物語」のほうへ。クロスパル新潟へ移動。とっとと歩けば6,7分かな。
好きな漫画家の高野文子さんのキャラクター原案・監修。早朝に出て、4つ目が4時間もので、肩と腰が心配でしたが面白くて苦にならず。ただ、コンペ作品上映会場は映画館でなく、ホールなので椅子の背もたれが低く、何本も観ていると自分の頭を支えるのに疲れます。
昼には琵琶演奏もあったのですが、重なっているコンペ『カムサ 忘却の井戸』を観ていました。帰ってすぐ就寝。
19日(日)
『愛しのクノール』人形を使ったストップモーションアニメ(1コマずつ撮影)。おじいちゃんと孫娘のファミリードラマで、ペットの豚がおならの後、ウンチをするシーン多数。実は大事なアイテムなのです。客席よく笑っていました。
月曜日はいろんな施設が休みと気づいて、急遽この日に博物館に行くことに。観光循環バス(一日乗車券500円)で、市内めぐりへ。普通バスの最低運賃が210円なので、乗り降り自由なこれはお得。このバスは30分に1本回ってくるので、時間を見ながら展示を見回ります。信濃川と阿賀野川の運ぶ砂が河口の街を広げていったこと、新潟はかつて有数な港町で豪壮な屋敷も多くあったことなど知りました。水族館「マリンピア日本海」や美味しいものが集まっている「みなとのマルシェピア万代」も行きたいところですが、入ってしまうと映画上映前に戻れなくなりそうでこの次に。
新潟市マンガ・アニメーション情報館は、開館10周年を迎えてこれまでの展示のポスターがズラリと貼られていました。
●『めくらやなぎと眠る女』は村上春樹ファンの監督が短編を集めてアニメ化したもの。舞台は日本で、登場するのも日本人ですが、フランス人監督からはこう見えるの?というビジュアルが…。グランプリ受賞
●永野護監督の『花の詩女(うため)ゴティックメード』(2012)の上映とトーク
永野護監督はそれまで知らなかったのですが、KADOKAWAの「月刊ニュータイプ」創刊号で漫画家デビューした方で、第2弾の連載「ファイブスター物語」(1986年〜)は休載をはさみながらも今も連載中。その一方メカデザイナーとしてアニメ、ゲームで活躍しているという…どおりで行列が長かったわけです。奥様で主演声優の川村万梨阿さんも登壇。
20日(月)
●『オパール』魔法の国の王女の物語、父王による娘への虐待が描かれていて、実世界と同じに母が気づかない。
●りんたろう監督の『山中貞夫に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」を観るのを楽しみにしていました。映画内映画という感じで、山中監督が鼠小僧の映画を撮るものです。出てくる俳優さんの顔がアニメなのによく似ていて、笑いながら観ました。25分の短編上映後、りんたろう監督はじめ関係者が、トークの区切りとともに登壇。最後はこんな大人数に。
●『ネズミたちは天国にいる』ストップモーションアニメ。天敵のキツネとネズミが天国で分かり合う話で、ラストは想像通り。楽しかった。
夕飯はYさんが予約してくれた「さかな屋片桐寅吉」へ。この前菜とお刺身盛り合わせの後、焼き物、小田巻蒸し、山菜の天ぷらと出て食べきれず。
●『スカイ・クロラ』押井守監督トークつき。攻殻機動隊がよく上映されるけれども、自分が好きなのはこれ、とのこと。
21日(火)
お休みだからともう一度Yさんが来てくれて街歩き。『チョコレートな人々』の舞台、「久遠チョコレート」を探し当てるも、火曜定休でした。古町演芸場にも心惹かれながら、午後は中国アニメ『新封神演義・楊戩』を観る。中国のアニメ技術がこんなに進んでいたのにびっくりしたそうです。『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』(2015/日本公開2018)を見たとき私もそう思った。中国でのアニメーターの報酬は日本の2〜3倍らしいし、今に抜かれてしまうのではと心配。俸給アップ!
新潟名物バスセンターのカレー(原田泰造さん主演映画『ミッドナイト・バス』にも登場)も食べたし、美味しいおにぎりも手に入れて、新潟駅を出発。
まことに充実した新潟の旅でありました。来年また来ようっと。(白)
2023年03月25日
2023年03月22日
新潟国際アニメーション映画祭(3/17-3/22) 白
3/18-21の3泊4日新潟へ行ってきました。
最初だけ雨模様で寒くて、新幹線の窓から越後湯沢の雪景色を見てひゃ〜。春物の上着で来たのを後悔しました。次の日からは晴れて暖かい日が続きました。桜の東京、新潟はまだ梅の季節で少しだけ気温は低かったのですが、お出かけには最適。
3泊は会場近くのゲストハウス、旅行支援が使えたので宿泊代が安くなったうえ、買い物に使えるクーポン5000円がもらえました(電子か紙)。新潟に住んでいる香港映画ファンの友人Yさんと久しぶりに再会。一緒に作品を観て美味しい海鮮料理のお店に行き、と映画談義をして過ごしました。21日は一日つきあってくれて、行きたかったお店を次々とまわりました。ありがたや〜。私の紙クーポンは、彼女の案内でホテル日航新潟(一番高い31階)に行ってパフェとジュース飲んで、お土産買って使い切りました。
新潟市内は区画が碁盤の目のように整理されていて、通りや小路にも名前があってとてもわかりやすい街でした。映画上映の10時まではヒマなので、毎日街歩きして1万歩。「歩く人」のYさんと一日一緒だった21日、東京に帰り着いたら2万6千歩になっていました。沖縄以来の数字。
いつまでもガラケーではやはり不便でした。来年また行くつもりなので、それまでにジパング倶楽部に入会するのと、スマホへの変更をしておかねば。映画と食べ物の話は次に。(白)
最初だけ雨模様で寒くて、新幹線の窓から越後湯沢の雪景色を見てひゃ〜。春物の上着で来たのを後悔しました。次の日からは晴れて暖かい日が続きました。桜の東京、新潟はまだ梅の季節で少しだけ気温は低かったのですが、お出かけには最適。
開会式が行われたルフル広場
IDカードとプレスのセット(バッグ、缶入り飴、プログラム他資料)
NEXT21ビルの展望階(会場の新潟市民プラザは6F)
3泊は会場近くのゲストハウス、旅行支援が使えたので宿泊代が安くなったうえ、買い物に使えるクーポン5000円がもらえました(電子か紙)。新潟に住んでいる香港映画ファンの友人Yさんと久しぶりに再会。一緒に作品を観て美味しい海鮮料理のお店に行き、と映画談義をして過ごしました。21日は一日つきあってくれて、行きたかったお店を次々とまわりました。ありがたや〜。私の紙クーポンは、彼女の案内でホテル日航新潟(一番高い31階)に行ってパフェとジュース飲んで、お土産買って使い切りました。
新潟市内は区画が碁盤の目のように整理されていて、通りや小路にも名前があってとてもわかりやすい街でした。映画上映の10時まではヒマなので、毎日街歩きして1万歩。「歩く人」のYさんと一日一緒だった21日、東京に帰り着いたら2万6千歩になっていました。沖縄以来の数字。
いつまでもガラケーではやはり不便でした。来年また行くつもりなので、それまでにジパング倶楽部に入会するのと、スマホへの変更をしておかねば。映画と食べ物の話は次に。(白)
2023年03月12日
東京アニメアワードフェスティバル@池袋(白)
3月10日(金)から3日間通いました。
コンペは長編、短編とも鑑賞。
海外からゲスト参加もあって、映画祭らしく賑やかになりました。
どれがグランプリかなぁ。
↓この『ティティナ』は飛行船で北極点に行ったという探検家アムンゼンと、飛行船の設計・操縦をしたイタリア人のノビレの物語を、ノビレが同行した愛犬の目から描いたもの。こんなことがあったなんて初めて知りました。
cMikrofilm and Vivi Film
https://animefestival.jp/ja/
https://www.youtube.com/c/TokyoAnimeAwardFestival
追記
TAAF2023コンペティション部門グランプリ
長編『犬とイタリア人お断り』
短編『国境』
優秀賞 長編『ティティナ』、短編『キツネの女王』
豊島区長賞 『月にスウィング』
学生賞 『サカナ島胃袋三腸目』
2022年12月04日
フランス映画祭で横浜散歩♪ (咲)
12月1日(木)、フランス映画祭2022 横浜 オープニングセレモニーの取材で横浜へ。

もう真っ暗になった街を、みなとみらいホールに向けて歩いていきました。
イルミネーションが溢れていてぐっとクリスマス気分♪
3年ぶりに来日ゲストが登壇するので取材を決めたのですが、中でも、オープニング作品『EIFFEL(原題)』主演のロマン・デュリスさんが楽しみでした。
最初の挨拶の中で、日本語の「腹、へった」が大きく聞こえました。
MCの矢田部吉彦さん、呆れたのか、「覚えた日本語も出てきました」と訳されました。
矢田部さん、流ちょうなフランス語も交えての素晴らしいMCでした。
ロマン・デュリスさんの口からは、ほかにも
「モシモシ」
「ドウイタシマシテ」
「じゃ、また」
といった日本語がさりげなく飛び出してきて、なんとも可笑しい方でした。
意外と小柄なことを知りました。
フェスティバルミューズの石田ゆり子さんと並ぶと、ハイヒールのせいかもしれませんが、石田ゆり子さんの方が高く見えました。

今回、ドライブインシアターでの『EIFFEL(原題)』上映会もあって、舞台挨拶に登壇する時に、ロマン・デュリスさん、思わずスクリーンの枠のゴムボートのような素材を触って感触を確かめていました。石田ゆり子さんも珍しそうに一緒に触ってみるという日仏交流も♪
電気自動車(EV)限定のドライブインシアター、拍手の代わりにハザードランプをチカチカ。寒かったけれど、なかなか楽しい取材でした。
詳細は、こちらで!

フランス映画祭 祝! 30回! 3年ぶりにゲストを迎えた盛大なオープニング
ドライブインシアター取材の時の折り畳み式の椅子をお土産にいただいて、徒歩15分程の妹宅へ。
翌日は、配給の決まっていない『フルタイム 』のエリック・グラヴェル監督にインタビュー。実は、取材場所が今年6月にオープンしたばかりのウェスティンホテル横浜と聞いて、映画を観ないうちに取材を決めたのでした。妹宅からホテルが見えていて、徒歩5分程というのも魅力でした。
『フルタイム 』は、パリ郊外に住むシングルマザーが、交通機関のストが続く中、職場であるパリの5つ星ホテルに通いながら、さらに上を目指して転職に挑むという物語。

ホテルのメイド仲間との会話の中で、「日本の自動洗浄のトイレは素晴らしい」という言葉が出てきたので、伺ってみたら、実は今回が初来日。「真っ先に自動洗浄トイレを試してみたのですが、想像以上に素晴らしかった!」とのこと。
インタビューは後日掲載します。
1時に取材を終えて、横浜散歩。
フランス月間の企画で、赤レンガ倉庫で開催されている写真展をまず目指しました。
ランドマークから、日本丸、運河を横切る汽車道を通って赤レンガ倉庫へ。

まだ紅葉が綺麗でした。
写真展はちょっと期待と違うものでした。
赤レンガ倉庫では、クリスマス市開催中でした。平日で無料♪
象の鼻パークの上を通るプロムナードを歩いて、山下公園へ。
端っこにあるインド式給水塔は、修復工事中でした。

歩き疲れて、ホテルニューグランド2階のロビーで一休み。
2015年4月に父と一緒に泊まった時のことを思い出して、ちょっとしんみり〜
http://cinemajournal.seesaa.net/article/416904271.html

3時半を過ぎて、すっかりお腹もぺこりんこ。
中華街の順海閣で酢豚ランチをいただきました。
フランス映画祭のお陰で、横浜を楽しんだ一日でした。

もう真っ暗になった街を、みなとみらいホールに向けて歩いていきました。
イルミネーションが溢れていてぐっとクリスマス気分♪
3年ぶりに来日ゲストが登壇するので取材を決めたのですが、中でも、オープニング作品『EIFFEL(原題)』主演のロマン・デュリスさんが楽しみでした。
最初の挨拶の中で、日本語の「腹、へった」が大きく聞こえました。
MCの矢田部吉彦さん、呆れたのか、「覚えた日本語も出てきました」と訳されました。
矢田部さん、流ちょうなフランス語も交えての素晴らしいMCでした。
ロマン・デュリスさんの口からは、ほかにも
「モシモシ」
「ドウイタシマシテ」
「じゃ、また」
といった日本語がさりげなく飛び出してきて、なんとも可笑しい方でした。
意外と小柄なことを知りました。
フェスティバルミューズの石田ゆり子さんと並ぶと、ハイヒールのせいかもしれませんが、石田ゆり子さんの方が高く見えました。
今回、ドライブインシアターでの『EIFFEL(原題)』上映会もあって、舞台挨拶に登壇する時に、ロマン・デュリスさん、思わずスクリーンの枠のゴムボートのような素材を触って感触を確かめていました。石田ゆり子さんも珍しそうに一緒に触ってみるという日仏交流も♪
電気自動車(EV)限定のドライブインシアター、拍手の代わりにハザードランプをチカチカ。寒かったけれど、なかなか楽しい取材でした。
詳細は、こちらで!

フランス映画祭 祝! 30回! 3年ぶりにゲストを迎えた盛大なオープニング
ドライブインシアター取材の時の折り畳み式の椅子をお土産にいただいて、徒歩15分程の妹宅へ。
翌日は、配給の決まっていない『フルタイム 』のエリック・グラヴェル監督にインタビュー。実は、取材場所が今年6月にオープンしたばかりのウェスティンホテル横浜と聞いて、映画を観ないうちに取材を決めたのでした。妹宅からホテルが見えていて、徒歩5分程というのも魅力でした。
『フルタイム 』は、パリ郊外に住むシングルマザーが、交通機関のストが続く中、職場であるパリの5つ星ホテルに通いながら、さらに上を目指して転職に挑むという物語。

ホテルのメイド仲間との会話の中で、「日本の自動洗浄のトイレは素晴らしい」という言葉が出てきたので、伺ってみたら、実は今回が初来日。「真っ先に自動洗浄トイレを試してみたのですが、想像以上に素晴らしかった!」とのこと。
インタビューは後日掲載します。
1時に取材を終えて、横浜散歩。
フランス月間の企画で、赤レンガ倉庫で開催されている写真展をまず目指しました。
ランドマークから、日本丸、運河を横切る汽車道を通って赤レンガ倉庫へ。

まだ紅葉が綺麗でした。
写真展はちょっと期待と違うものでした。
赤レンガ倉庫では、クリスマス市開催中でした。平日で無料♪
象の鼻パークの上を通るプロムナードを歩いて、山下公園へ。
端っこにあるインド式給水塔は、修復工事中でした。

歩き疲れて、ホテルニューグランド2階のロビーで一休み。
2015年4月に父と一緒に泊まった時のことを思い出して、ちょっとしんみり〜
http://cinemajournal.seesaa.net/article/416904271.html

3時半を過ぎて、すっかりお腹もぺこりんこ。
中華街の順海閣で酢豚ランチをいただきました。
フランス映画祭のお陰で、横浜を楽しんだ一日でした。
2022年11月21日
11月1日(火)、2日(水)東京国際映画祭8(白)
プレス上映
『ライフ』(カザフスタン)コンペ
『ハーモニー・レッスン』(13)で鮮烈なデビューを飾ったカザフスタンの異才エミール・バイガジンの監督第5作。企業経営に失敗し、全てを失った男の彷徨を驚異的な映像で描き、人生の意味を問う作品。
撮影は美しかったが、もっと短くてもよかったんじゃないかなぁ。
『神探大戦』(香港、中国)ガラ
2007年ラウ・チンワンの怪演が忘れられない『MAD探偵 7人の容疑者』の後日譚的作品。香港迷の友人たちと会場で会えました。『消えゆく燈火』と本作、2本の香港映画が観られたことがうれしい。
11月2日(水)
★2023年3月31日(金)公開予定
すぐに本家の『生きる』(1952)を見直しました。役所に行くとたらいまわしにされるという「お役所死仕事」を皮肉っています。この役所の書類の多さときたら、どの机にも山積み。日々ハンコをつくだけの課長(志村喬)が癌を患い死期をさとったことで、心がけを変えます。そのきっかけになったのが、若い女性事務員(連続ドラマのお母さん役が印象に残っている小田切みき)。完成した公園のブランコで課長が歌う「ゴンドラの唄」がいつまでも耳に残ります。
イギリス版はビル・ナイの品と堅物の印象が強く、オリジナルよりお洒落。
★17時からクロージングセレモニーには参加せず、帰宅して夕食後にサイトで確認。
コンペで見逃した『ザ・ビースト』が東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞(ドゥニ・メノーシェ)を受賞。
詳しい受賞結果はこちら。
スタッフのみなさま、はるばる参加してくださったゲストのみなさま、何事もなく閉幕して何よりでした。お疲れ様。(白)
東京国際映画祭youtube公式チャンネルはこちら
・オープニング、クロージングセレモニー
・国際交流基金x東京国際映画祭 co-present 交流ラウンジ
・第35回東京国際映画祭 ダイジェスト
・動画
・イベントレポート
・第12回MPAセミナー
・TIFF チャンネル
『ライフ』(カザフスタン)コンペ
『ハーモニー・レッスン』(13)で鮮烈なデビューを飾ったカザフスタンの異才エミール・バイガジンの監督第5作。企業経営に失敗し、全てを失った男の彷徨を驚異的な映像で描き、人生の意味を問う作品。
撮影は美しかったが、もっと短くてもよかったんじゃないかなぁ。
『神探大戦』(香港、中国)ガラ
2007年ラウ・チンワンの怪演が忘れられない『MAD探偵 7人の容疑者』の後日譚的作品。香港迷の友人たちと会場で会えました。『消えゆく燈火』と本作、2本の香港映画が観られたことがうれしい。
11月2日(水)
(C)Number 9 Films Living Limited
『生きる LIVING』黒澤明の不朽の名作『生きる』が第二次世界大戦後のイギリスを舞台に蘇る。主演はビル・ナイ。脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。オリヴァー・ハーマナスがメガホンをとる。クロージングにふさわしい良い作品でした。★2023年3月31日(金)公開予定
すぐに本家の『生きる』(1952)を見直しました。役所に行くとたらいまわしにされるという「お役所死仕事」を皮肉っています。この役所の書類の多さときたら、どの机にも山積み。日々ハンコをつくだけの課長(志村喬)が癌を患い死期をさとったことで、心がけを変えます。そのきっかけになったのが、若い女性事務員(連続ドラマのお母さん役が印象に残っている小田切みき)。完成した公園のブランコで課長が歌う「ゴンドラの唄」がいつまでも耳に残ります。
イギリス版はビル・ナイの品と堅物の印象が強く、オリジナルよりお洒落。
★17時からクロージングセレモニーには参加せず、帰宅して夕食後にサイトで確認。
コンペで見逃した『ザ・ビースト』が東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞(ドゥニ・メノーシェ)を受賞。
詳しい受賞結果はこちら。
スタッフのみなさま、はるばる参加してくださったゲストのみなさま、何事もなく閉幕して何よりでした。お疲れ様。(白)
東京国際映画祭youtube公式チャンネルはこちら
・オープニング、クロージングセレモニー
・国際交流基金x東京国際映画祭 co-present 交流ラウンジ
・第35回東京国際映画祭 ダイジェスト
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