2020年08月05日

「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」(白)

8月5日(水)
今日の会場は江東区民文化センター。午後から『夏少女』(1996)を観ました。昨年限定上映されていたそうです。知らなかった。
森川 時久監督・早坂暁脚本、桃井かおり、間寛平出演。早坂暁(あきら)さんが二度と悲惨な戦争を繰り返すなとの思いをこめて書かれた作品です。

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終了後のトークに鍋島惇プロデューサー、ミュージシャンの坂田明さん(映画に登場しています)。聞き手は共同通信社の立花珠樹さん。
映画にまつわる思い出話の中からいくつかご紹介します。脚本の早坂氏は遅筆で知られ、クランクインまでに台本はできず2,3枚ずつしか届かない。台本に合わせて少しずつ進めていき、取り終わって台本が完成したという…。

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鍋島惇プロデューサー

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立花珠樹さん

映画には原爆で死んだらしい少女が出てきます。主人公のマモルには見えますが、誰にでも見えるわけではありません。父には助けてやれなかったクラスメートに見え、母は放射能の影響が怖くて産めなかった子どもに見えます。夏の広島にはそんな子どもたちと、忘れられずにいる人たちがひっそりといるようです。少女には早坂氏の亡くなった妹が投影されているという坂田さんは、1945年2月生まれで大学までずっと広島でした。原爆ドームの中で鎮魂の曲を演奏するシーンがあります。普段立ち入り禁止ですが、特別に許可が出たとか。当時すぐそばで聴いていた鍋島さんは鳥肌がたったそうです。
即興なので、2度と同じのはできないんだ、といいつつ、トークの最後にアレンジ曲を演奏してくださいました。わー!

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坂田明さん

6日(木)江東区民文化センター
『愛と死の記録』
『ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記録』ゲスト 宝田明さん
9日(日)日本橋公会堂
『誰がために憲法はある』ゲスト 渡辺美佐子さん


この映画祭、前は新藤兼人監督の特集映画祭で、今年名前を変えて赤字覚悟で開催したそうです。
クラウドファンディング目標額にはとどきませんでしたが、大変な時節に心寄せてくださった方々へ主催者じゃないんですが感謝。
https://motion-gallery.net/projects/showabunka

もっと早く知っていたらなぁ。でも新型コロナウィルスが…。
来年も開催予定だそうですので、じっくり広く宣伝してたくさんの方に来てほしいですね。

詳細はこちら
写真は全てオフィシャルです。

取材のブログに昨年の本誌102号に掲載した『誰がために憲法はある』渡辺美佐子さん、井上淳一監督、松元ヒロさんのお三方のインタビューを転載しています。原爆投下の6日、9日、終戦の15日が近づく今もう一度読んでいただければ嬉しいです。(白)
posted by shiraishi at 23:35| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月12日

嗚呼、ヤマガタの夜よ (千)

山形国際ドキュメンタリー映画祭の夜の社交場「香味庵」
初めて訪れた2007年から
https://kogacinema.exblog.jp/7691447/
ヤマガタへ行けば必ず呑みに行って、いろんな方々とお話ししたり、ほんと思い出が尽きない空間… なんと今月末で閉店と、、 シネジャ本誌の最新号103号には大沼デパート倒産のことを書きましたが… まさか香味庵を運営されていた「丸八やたら漬」さんまで廃業とは、泪

★5月20日迄、オンラインショップでもお買いものできるそうなので、ぜひ香味庵の味をご自宅で如何でしょうか!!!
https://yamagatanodaidokoro-maruhachiyatarazuke.com/

去年の香味庵ではチリの監督さん達や映画祭を立ち上げた元・公務員のかたとカンパイしたのです。

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東北の郷土料理「芋煮」を初めて食べたのもヤマガタで、でした。来年から夜の社交場は何処に??! (千)



posted by chie at 16:06| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月15日

第15回大阪アジアン映画祭へ行ってきました(暁)

3月6日から12日まで大阪アジアン映画祭に行ってきました。

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会場のひとつシネ・リーブル梅田で

新型コロナウイルスの影響で中止になるイベントが多い中、15日まで開催されています。ただ、今回はゲストの舞台挨拶やQ&Aもなく上映のみの映画祭になりました。ちょっと寂しかったです。
一番熱心なスタッフのSさんも、今年は参加をあきらめ、名古屋からいつも参加するTさんもあきらめているし、東京から参加する友人たちも何人もやめているし、出発前日の5日まで散々迷いましたが、去年はピースボートへの参加で日本にいなかったので、この映画祭に行くことができなかったし、この映画祭で観ないと観ることができない作品も多く、やっぱり行こうと決心して参加しました。とはいえ、2月には2回の旅行にでかけ、3月1日に東京に帰ってきたばかりで6日の出発。
当初、今年は6日〜15日まで行こうと思っていたけど、映画祭の上映作の検討もしっかりはできないまま出発数日前にやっとどんな作品があるかを把握し、やはり全日と思ったものの、さすがに前の旅行の疲れも取れないままの参加になってしまいました。それでも熱心なアジア映画ファンの方たちが出かけてきていました。
今回も連日、3〜4作品、観たい作品があり、21時からの回にも観たい作品が。7日から連日5日間終わるのが23時近く。さすがに疲れました。12日にやっと、20時ころに終わったので、東京からやってきた映画仲間たちと飲み会。いつも映画祭に行くと、連日飲み会だったりするのですが、今回終わるのが23時近くで食事もままならず状態だったので、寂しく思っていたので嬉しかった。でも、この日の大阪福島の飲み屋街は人も少なくびっくりしました。いつもここに夜行くと、人、人、人、状態なので、あまりの少なさに驚きました。飲み屋に入っても、客は私たち以外は、もう一組ぐらい。
そんな中で、映画仲間と映画談義。あの映画が良かった。この映画は、ここがポイント。それぞれ映画に詳しい人たちの指摘は、なるほどと思うところもありとても参考になるし、映画の背景やその国のことを知ることもでき、何よりも観た映画の話をできることが嬉しいんだけど、今回は早く終わった日が少なく2回のみ。残念な大阪でした。
6日初日夜もオープニングのあと、神戸の友人と20時半すぎに梅田の焼き鳥屋に行ったのですが、なんとお店がほとんど閉じていて(いつもは21時すぎもやっている)、入る店を探すのに苦労しました。せっかく入ったのに1時間もしないうちに店を閉めるといわれ、あまり映画の話もできずに、映画祭始まった話をちょっとしただけで、そそくさと食べて出ました。
今回の映画祭で感じたのは、国籍が違う国の人が結婚した後の子供の気持ち、アイデンティティの揺れ動きみたいな作品がいくつかあって、それに興味を持ちました。

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『燕 Yan』では、台湾人の女性と日本人の男性の間に生まれた燕(つばめ)、中国語読みでYan(イエン)の心の動きが描かれる。子供の頃は違う文化や習慣のことがわからないけど、学校に上がる年齢になると、周囲との違いに気がつかされるようになっていく。母親が作るお弁当と周囲の日本人の母親が作る料理の差に不満を持ったり(日本のお弁当はカラフル。母親がつくる台湾風のお弁当は「魯肉飯/ルーローファン」など茶色ばかり)、ばかにされたりした。中華圏では正月を迎える時に食べる餃子の中にお金を入れる習慣があり、これに当たった人は、その年、幸運に恵まれるという意味があるのですが、日本人にあげたところ、日本人にとっては餃子にお金なんか入れてということになってしまったりと、文化の違いということが描かれていました。父親との関係なのか、そういう文化の習慣になじめずもあるのか、母親は台湾に兄を連れて帰ってしまいました。そして大人になってから燕が台湾を訪ねるという話でしたが、同じように『フォーの味』という作品は、ポーランドが舞台で、ポーランド人の母親とベトナム人の父という関係の中で生まれた女の子の話。父親はベトナム料理店の雇われシェフ。学校に上がる前に母親が死んでしまい、父と娘で団地で暮らしています。小学校に通うようになり、父親が食事だけでなく、スカートのアイロンかけをしたり、裁縫をしたりとかいがしく娘の世話をしているのに、やはり娘はご飯ばかりの弁当(ポーランドにも弁当はあった)に不満を感じ、学校に行く途中で捨ててしまうし、せっかく父ががアイロンをかけてくれたスカートも脱ぎ捨ててしまう(ズボンの上にスカートをつけている)。そんな父娘の葛藤が描かれていましたが、これは日系の女性監督作品。
また『花椒の味』でも、父と娘の葛藤が描かれていたし、親子の葛藤と多国籍文化の中での習慣の違いや葛藤が描かれているのが、これまでより多くなっていると感じました。

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sさんは、今回行くのをあきらめたと書きましたが、やはりどうしても行きたかったようで、最後の2日間行くようです。
今回は7日間、十三(じゅうそう)の同じホテルに滞在しましたが、映画祭以外の食の楽しみは一応満たすことができました。十三に行ったからには、ねぎ焼きのやまもと(すじねぎ)、がんこ寿司(寿司ランチ)、和菓子の喜八洲総本舗(「焼きもち」という草餅、きんつば)には寄りたいと思っていたけど行くことができました。それに商店街での食事もでき、一応たこ焼きとか焼きそばなど大阪の粉モノも堪能しました。なんのかんの言っても、やはり映画祭は楽しかった(暁)。
posted by akemi at 02:09| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月01日

今年の映画祭シーズン終わりました!(暁)(12月1日)

9月4日に始まったあいち国際女性映画祭をかわきりに、山形国際ドキュメンタリー映画祭、中国映画週間、東京国際映画祭、東京フィルメックスと続いた映画祭。約3ヶ月の間に5つの映画祭が続きましたが、本日12月1日にフィルメックスが終わって、映画祭漬けの3ヶ月が終わりました。長いようで、あっという間の3ヶ月でした。

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あいち国際女性映画祭にて

今年は「あいち」には9月3〜8日、「山形」には10月10日〜17日と、地方の映画祭は映画祭の全期間でかけることができた。会社勤めをしていた頃は、外国や地方の映画祭に出かけても、2泊3日くらいしか行けなかったけど、リタイアしてからは可能な限り長くいることにした。といっても全日滞在というのは、この2,3年前から。70代近くなり、やはりいつまでも映画祭には行けないかなと思い、観られるうちにいろいろな作品を観ておこうと思ったから。それでここ数年はなるべく長く出かけている。でも、そうは思っても忘れるのも早くなり、昨日観た作品のタイトルや内容を忘れてしまうことも多々。
それでも長く滞在できると映画以外のことにも時間を使える。名古屋では、去年12月末から3月まで出かけたピースボートの旅で知り合った人たちとも会い、旅の話などで盛り上がった。山形では今回も蔵王に行ってきた。今回は紅葉にはちょっと早かったけど、台風前の快晴の天気で、朝日連峰や月山、遠く鳥海山までも見え、若い頃に登った山々に思いをはせた。それと今回は蔵王のお釜まで行くことができ、50年近く前に行った東北への修学旅行以来のお釜巡りをすることができた。

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蔵王お釜

それと名古屋、山形とも台風の影響を受け、名古屋は9月8日に帰るつもりだったけど、その日に台風15号が関東直撃で暴風雨がすごくて新幹線が止まるかもという話もあり、名古屋でもう1泊というアクシデントもあったけど、8日、9日の東京の交通機関の大困難の後に戻ることができた。
山形の映画祭では12日にやはり台風19号が中部地方を直撃し、とうとう12日は東京からの山形までの新幹線はストップ。この日、イランの映画を観に来る予定だった(咲)さんは山形まで来ることができなかった。
山形では12日はまだ影響が少なく、その日私は映画を観た後、友人たちと飲みに行っていた。夜中、宿に帰る頃、雨が強くなり、宿まで5,6分だったけど、ズボンのすそは雨にぬれ、靴はびしょびしょになった。だけど13日は、もう通常に映画を観ることができた。
今年の山形では、日本映画監督協会賞にアラシュ・エスハギ監督の『気高く、我が道を』、アジア千波万波の奨励賞にバフマン・キアロスタミ監督の『エクソダス』と、イラン勢が2人も受賞。ちなみにバフマン・キアロスタミ監督はアッバス・キアロスタミ監督の息子さんとのこと。

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アラシュ・エスハギ監督

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バフマン・キアロスタミ監督

東京に帰り、一息ついた10月22日に2019中国映画週間が始まったけど、続いて東京国際、フィルメックスとあるのに、私の頭は映画祭情報についていけず、どんな作品が上映されるのかは、映画祭が始まる直前にわかるという状態。
中国映画週間も、開幕式、クロージング、ゲスト情報を把握しないまま始まってしまい、取材申請もぎりぎりになってしまった。あいちや山形の記事をまとめながらだったので、せっかくの情報を生かしきれず、観たかった作品を3本くらいパスしてしまった。そのうち霍建起(フォ・ジェンチイ) 監督の『影 〜ロスト・イン・ラブ〜』を見逃してしまったのが一番残念だった。彼の作品はいつも観ていたし、2本くらいインタビューもしている。この作品は日本公開あるのだろうか。でもタイトルからすると、ま、いいかという気もする(笑)。
この中で、10月27日(日)に上映された『最高の夏、最高の私たち』では出演した陳飛宇(チェン・フェイユー)の舞台挨拶があったのだけど、なんと彼は陳凱歌(チェン・カイコー)監督の息子さんだそう。作品は『あの頃、君を追いかけた』みたいな作りだったけど、飛宇君は迷える高校生役を演じていた。現在19歳。この映画の撮影時は18歳だったそう。今年北京電影学院に入学したらしい。将来大物になりそう? それにしても全然監督に似ていない!

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陳飛宇さん

10月28日からは第32回東京国際映画祭が始まってしまい、29日の中国映画週間クロージング取材はあきらめた。28日はオープニングイベントがあり、レッドカーペット取材で撮影に。撮影枚数は500枚以上になり、またまた整理するのが大変。イベントの前に入場順番表が配られるのだけど、だいたい途中で順番が変わるし、どの作品のメンバーかがわかるのは、一部名の知れた人がいる場合。いつも写真整理するときに20組くらいはどの作品の人だろうということになる。今回もオープニング写真集をまとめたときはわかった35枚の写真を使い、授賞式で名前がわかった人などの写真を後で加えた。苦肉の策(笑)。
今回、なんと共催の「2019新鋭映画週間」というイベントのメンバーにクリストファー・ドイルを発見。この映画週間はどんなものだったんだろう。ドイルさん監督作でも上映されたのか、気になるところ。11月5日に行われたクロージングの写真は、どの人かがわかるので整理しやすい(笑)。

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クリストファー・ドイルさんがさりげなくいた

写真整理が一段落した頃、第20回東京フィルメックスが始まった。この映画祭は、観たいものが重なるということがないので嬉しい。今回のフィルメックスで印象に残っているのは、毎回流れる宣伝の中で、スーパーのビニール袋に関してのプラスチックゴミが地球環境を汚染しているというコマーシャル。毎日の暮らしの中で、日々自分でもビニールのゴミが出る現状をどうしたらいいんだろうと考えさせられた。去年はフィルメックスが終わったとたんに右後頭部に帯状疱疹ができてしまい、1ヶ月近く原稿を書くどころではなかった。疲れた時に出るそうなので、今年はそういうことがないように気をつけなくては。
各映画祭とも、オープニングやクロージング記事を中心にまとめてきたので、これから各映画祭で上映された作品についてまとめていこうと思います。
posted by akemi at 21:19| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月13日

東京国際映画祭 取材日誌 今年も中東中心に (咲)

(白)さんやミッキーさんを見習って、映画祭期間中、せめて毎日、何を観て、何を取材したかだけでも書こうと思っていたのに、日記すら一日も書けないうちに映画祭も終わり、報告記事も何もまとめられないうちに、1週間が過ぎてしまいました。
これからちゃんと報告記事を書くぞという覚悟を込めて、第32回東京国際映画祭で取材したものを写真と共に列挙しておきます。

今年も中東の作品を中心に予定を組んだのですが、中東といっても今年はイラン3本、トルコ1本。 アラブもイスラエルもありませんでした。

10月28日(月) 

六本木の試写室で、1時から『i −新聞記者ドキュメント−』、3時半から『テッド・バンディ』を観て、ヒルズ49階の東京国際映画祭事務局へ。映画祭カタログなどをいただいて、アリーナに降り、レッドカーペットを遠巻きに覗いてみました。
アリシア・ヴィキャンデルさんのスピーチが聴こえてきて、山田洋次監督が歩いている姿が目に入ってきました。もう終盤! 
以前は何度かレッドカーペットの取材を楽しんだのですが、去年も今年も暁さんに取材をお任せしてしまって、申し訳なし。
暁さんの力作は、こちらでご覧ください。 
http://www.cinemajournal.net/special/2019/tiff/index.html


10月29日(火)

14:00〜『エウォル〜風にのせて』 韓国)鑑賞
 済州島を舞台に、亡き人に思いを馳せるちょっとセンチメンタルなドラマ。

16:30〜『50人の宣誓』(イラン)鑑賞
 妹を殺された主婦が50人の証人を引き連れ、殺した男を死刑にしようとバスで裁判所へ向かう。一言一言を聞き漏らせない物語でした。

観終わってすぐ、EXシアターへ。
18:29からの『ファストフード店の住人たち』 香港)上映後のQ&Aに駆け込みました。
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作品を観るのは後回しになるけれど、なんといってもアーロン・クォックとミリアム・ヨンという大スターの来日を見逃すわけにはいきません。

10月30日(水)
13:40〜『ある妊婦の秘密の日記』 香港)鑑賞
 子どもを産んだことのない私。どうにも感情移入できませんでした。

16:10〜『失われた殺人の記憶』 (韓国)鑑賞
 別居中の妻が殺され、犯人だと疑われるが酒を飲んで記憶がない男。大どんでん返しに唸りました。アン・ネサン演じる警部が家庭の問題を抱えながら捜査している様もおかしくて、殺人事件なのに、大いに笑いました。

この日は、夜10時頃から『オルジャスの白い馬』のQ&A取材をぜひ!と、宣伝さんからご連絡いただいて、それまでの時間、さてどうしようと、18:05から『マローナの素晴らしき旅』 (ルーマニアほか)を観てみました。アニメで映像がとても美しかったのですが、30分で出て(ごめんなさい!)、18:50から『フォックストロット・シックス』(インドネシア)の会場へ。近未来が舞台で、どうもすっと物語が入ってこなくて、これも30分でごめんなさい。
面白かったら、最後まで観るつもりだったのですが・・・

19:20〜『エウォル〜風にのせて』 韓国)Q&A取材へ。
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初々しいバク・チョル監督でした。

お腹も空いたので腹ごしらえ。表に出ていた茄子と豚肉の土鍋料理を楽しみにお店に入ったら、今はメニューにないと言われ、がっかり。別の茄子のお料理を頼んだけど、期待していたのとちょっと違う!
食べ終わっても、まだ1時間あったので、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで「細野晴臣デビュー50周年記念展」を観に行きました。(プレスパスで入場できるのがありがたい!)
これがもう、充実の内容で、ものすごい量! 手書きのノートも何冊もあって、一つ一つが面白くて、とても1時間では見切れませんでした。結局、会期中、ほとんど毎日のようにあがって、ノートを拝見。

22:01〜『オルジャスの白い馬』上映後のQ&A取材。
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日本とカザフスタンの合作。共同監督の竹葉リサさんとエルラン・ヌルムハンベトフさん。
二人とも、とってもチャーミング。
作品は未見。森山未來さんがカザフ人の役だそうで、カザフ語で語っているとか。
楽しみです。

10月31日(木)
イランから一時帰国しているN氏と、イランから10日前に帰ってきたばかりのイラン人のS氏と一緒に、恩師のペルシア文学者・岡田恵美子先生宅へ。
お土産のピスタチオとソーハーン(クッキー)をいただきながら、イランの最新情報を聞くことのできた貴重な機会となりました。
実は、この日の午後にイラン映画『死神の来ない村』のプレス上映があるので、先生宅訪問が決まってすぐ、2日の一般上映のチケットを購入しました。発売から数日後で、残り3席でした。
先生の家を2時半に失礼して、代々木上原の東京ジャーミィへ。
隣接のトルコ人学校跡地に出来たユヌス・エムレインスティトゥート東京での写真展「ユルドゥス宮殿写真コレクション展」へ。てっきり、イスタンブルのユルドゥス宮殿の写真と思っていたら、100年程前の日本の写真。先に行った友達から、「エルトゥール号関連の写真や日本の風景写真。特に芝の増上寺は日光みたいな派手な正門にビックリ」とメールを貰っていて、???だったのですが、ユルドゥス宮殿所蔵の写真展だと判明。

18:00〜 EXシアターで、『チャクトゥとサルラ』 中国)鑑賞。
内モンゴルの草原で暮らす新婚夫婦。町に出たい夫と、草原で羊を飼う生活を続けたい妻。
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Q&Aで、大きな画面で自分の演技を観て感動したという男優さん。なんとも素直!

この後、映画を観る選択もできたのですが、外語のモンゴル科出身のTさんと一緒に東京シティビューの「細野晴臣デビュー50周年記念展」へ。同じ階にあるムーディなお店で遅い夕食。たまには、こんな贅沢もいいっか〜


11月1日(金)

11:00〜『ファストフード店の住人たち』 (香港)鑑賞。
先日のQ&Aでは、髪の毛をポマードでばっちり固めたアーロンでしたが、映画の中では、失業者らしくぼさぼさ頭。それがかえって素敵でした。

12:53〜『湖上のリンゴ』(トルコ)記者会見
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上映は、『ファストフード店の住人たち』と重なっていたので、この日は上映後の記者会見のみ参加しました。 
記者会見報告記事は、こちら!
終了後、レイス・チェリッキ監督と嬉しい再会!

14:00〜『夏の夜の騎士』(中国)鑑賞。
1997年の夏休み。祖父母の家に預けられた小学生のティエンティエン。お祖母さんの赤い自転車が盗まれて・・・

16:19〜『失われた殺人の記憶』(韓国)Q&A
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キム・ハラ(監督/脚本/脚色/エグゼクティブ・プロデューサ−)、ムン・ダウン(脚色/女優)

11月2日(土)
12:33〜『湖上のリンゴ』
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Q&Aを10分程覗きました。右端は監督の息子さんのアヌル・チェリキさん(プロデューサー)。お顔が見られませんでした。

13:00〜『ジャスト 6.5』(イラン)鑑賞
15:14〜引き続き記者会見
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今回、一番楽しみにしていた映画。麻薬組織のボスを追う麻薬捜査官。それぞれの家族のことも丁寧に描いていて、イラン映画の底力を見せてくれました。
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『ジャスト 6.5』は、EXシアターでも、少しずらした時間に上映されていて、上映後のQ&Aに走りました。
上映後、EXシアター2階で行われたサイン会に参加した友人たちを待ちながら、イラン好きのお仲間としばし立ち話。サインを貰った友人、一人一人丁寧に応対してくれたとのこと。
★記者会見とQ&Aの報告記事は、こちら!

18:10〜『死神の来ない村』(イラン) Q&A
45年、誰も死なない村。独身の年老いた男たちが、恋もしなかったことを悔い、もう自殺しかないと考え始める・・・
これまた違ったタイプの映画で、唸りました。
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レザ・ジャマリ監督  ★報告記事は、こちら

21:10〜『アトランティス』 (ウクライナ)鑑賞
2025年、戦争直後の世界。PTSDに苦しむ元兵士。愛こそ生きる喜びということが生々しく伝わってきました。
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かなり遅くなったので、Q&Aの途中で失礼しました。

11月3日(日)
休養日にするつもりでいたら、なんと、12時から『ジャスト 6.5』の監督と俳優さんにインタビューできることになりました。これは、もう行くしかないでしょう♪
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サイード・ルスタイ監督と、麻薬組織のボス役ナヴィド・モハマドザデーさん。
嬉しいひと時となりました。
★インタビュー記事は、こちら!

13:20〜『この世界の(さらにいくつもの)片隅に [特別先行版]』鑑賞
 日本中が戦争に巻き込まれた時代に涙。

この後、『WASP ネットワーク』か、『約束の地のかなた』を観たいと思ったのですが、父の夕食を作るためにはどちらも途中までしか観られない・・・
で、時間的にちょうどよかった5時からの『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』のイベントを取材することに。 
TOHOシネマズ六本木へあがる屋外階段でのイベントで、エベレストを思わせる雄大な舞台だったのですが、囲ってあって、一般観客からはほとんど見えない状態。もっとオープンにすればよかったのではと。

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』 ワールドプレミアイベント
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http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/471446619.html


11月4日(月・祝)
10:35〜『ファイアー・ウィル・カム』(スペイン仏ほか)鑑賞
 山火事を起こして服役していた男。実家に帰り母は暖かく迎えるが、村人の目は冷たい。やがて近くで山火事が起る・・・ 見応えのある作品でした。

13:25〜『湖上のリンゴ』(トルコ)鑑賞
伝統楽器の演奏家アシーク(吟遊詩人)をめざす少年。国境を越えジョージアへ。りんごを恋心をいだく年上の村娘へのお土産に持ち帰るが、なかなか渡せない・・ 
消えゆく伝統文化に思いを馳せる味わい深い物語でした。

15:20〜『50人の宣誓』(イラン)Q&A
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狭いバスの中で展開する物語の撮影秘話や、神様に軽々しく宣誓して嘘をつく人が多いことに一石を投じたかったモーセン・タナバンデ監督の思いを聞くことができました。
★報告記事は、こちら!

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イランから取材に来ていたシーマさんとも、すっかり仲良くなりました。
私もインタビューを受けました! 今回のイランの3作品について、初めて観たイラン映画、そしてお気に入りのイラン料理について! 

終わって、TOHOシネマズ六本木の入口前のテラスで、モーセン・タナバンデ監督のサイン会。
少し前に終わった『湖上のリンゴ』のレイス・チェリッキ監督のサイン会も行われていました。
トルコ語通訳の野中さんが、時間が重なってなければ『50人の宣誓』を観たかったと残念がってました。それは恐らく、イランとトルコ両方が好きな人にとって、同じ悩み。
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モーセン・タナバンデ監督とレイス・チェリッキ監督
5日は休養日にしたので、私にとっての東京国際映画祭は、これが最後。
まさに有終の美♪


5日、家で映画祭のQ&Aなどの録音を起こしたりしていて、ふっと気がついたら、もう授賞式の終わる時間。実況を観るのをすっかり忘れてました。
イランの『ジャスト 6.5』『死神の来ない村』が受賞していて、あ〜取材すればよかったと後悔。
記者会見は、しっかり実況を観ました。直接、お祝いを言いたかったです。残念!

クロージングセレモニーも、オープニングのレッドカーペットに続き、暁さんが取材。
こちらで様子をどうぞ!





posted by sakiko at 22:36| Comment(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする