
(真正面の奥にみえる最上階が三角の建物がニュー最上屋)
4月頃には、今年こそ山形に・・・と友人と話していて、7月中旬頃から時々公式サイトを覗いていました。
8月5日にクロージングでハナ・マフマルバフの『リスト』が上映されると気づいて、10月11日には山形にいたいと思ったのですが、ほかの作品の日程次第だなぁ〜とスケジュールが出るのを待っていました。
8月10日に、シネジャの千絵さんから「スケジュール出ましたね。念のためお知らせします」のメール。
チェックしてみたら、観たい作品がいっぱい!
とりあえずホテルを抑えようと、映画祭の公式サイトに出ていた
宿泊情報を見てみました。
「山形市旅館組合の協力を得て手ごろな料金で泊まれる宿を用意しました」と、3軒の宿が掲載されていました。
「ご予約は各宿泊所に電話連絡の上、下記のファックス用申込書をご利用ください」と書かれていたので、3軒のうちの一つ、山形駅前の「ホテルニュー最上屋」に電話をしてみました。
「映画祭の時期は混みあっているので、ネットで検索してください」と言われました。
今時、電話で空きを確認して予約してからファックス・・・はないですよね。
多分、映画祭が始まったころからの習慣でしょうか。(もう何年も前に、事務局から郵送で送られてきた書類の中に、提携している宿の案内がありました。)
で、ホテルニュー最上屋のサイトから、4900円の部屋を、5日・6日、9日・10日の計4泊を予約することができました。
でも、7日・8日が取れなくて、ほかの山形市内のホテルを検索してみたのですが、3連休で高いところしか空いていませんでした。
暁美さんに相談してみたら、「おかざわ」を電話で全日程予約したばかりで、まだ1〜2部屋空いているようだと教えてくれました。「ホテルニュー最上屋」から近いところで、山形駅からも5分位とのこと。
そして、「おかざわ」は、名古屋のミッキーさんの定宿です。
電話してみたら、7日・8日の2泊、3980円の部屋は満室で、4980円の部屋なら1室空いているとのことで予約しました。
「建物が古いので覚悟していらしてください」と言われましたので、「友人が毎回お世話になっていて気に入っていると聞いています」とお伝えしました。受け答えがとても感じよくて、ミッキーさんがお気に入りなのもわかりました。
ただ、「おかざわ」は、門限12時。「朝の6時まで玄関は閉めるので、それだけご注意ください」と言われました。
実際に泊まってみて、家族経営のとても心地のいい宿でした。
山形の友人A君から、経営者の娘さんの息子さんがボクシング選手で東京オリンピックに出たと聞いていたのですが、滞在中に「岡澤セオン選手、パリオリンピック出場決定!」の新聞記事が1階ロビーに飾られました。受付にいた女性の方にお声をかけたら、「うちの孫がね」と、とても嬉しそうでした。
「おかざわ」の3980円と4980円の部屋はどう違うのかなと気になっていたら、ミッキーさんが斜め前の3980円のお部屋だったので見せていただきました。ドアに「定員1名」と書いてあって、シングルベッドでした。私の部屋は、「定員2名」でダブルベッド。確かに、その分、気持ち広い感じでした。勉強机のような机と椅子があるのも「違い」のようでした。
実は、最初の晩に泊まった「ホテルニュー最上屋」は、シングルの部屋だったのですが、ベッドはダブルベッドで部屋がとても広かったのです。
「おかざわ」に2泊して、「ホテルニュー最上屋」に戻ったら、さらに広い部屋で、ダブルベッドの脇に、もう一つダブルベッドが置けそうな広さ。(最初の晩の部屋は、もう一つシングルベッドが置けそうな広さといえば、違いがわかるでしょうか・・・)
「ホテルニュー最上屋」も家族経営らしいあたたかい雰囲気でした。大きな鍵を、外出する時も預けずにお持ちくださいと言われました。(重いから預けたいところ!)
「映画祭で遅くなっても、24時間玄関開いてますから」と、かつての香味庵が深夜遅くまでやっていたことをご存じだからこその言葉でしょう。
当初、クロージング上映の『リスト』が終わったら、その日のうちに東京に帰るつもりでした。でも、せっかくなので、もう1泊して、12日の受賞作品上映で観たいものがあれば観ようと思いなおしました。でも、「ホテルニュー最上屋」は、8000円以上の部屋しか空いてなくて、山形市内のホテルを検索したら、「山形七日町ワシントンホテル」が、5600円だったので、こちらに決定。クロージングは、七日町の中央公民館で開催されるので、好都合という次第。さらに、受賞作品の観たい作品も中央公民館で上映されたので、まさにばっちりでした。
「山形七日町ワシントンホテル」(奥に見える茶褐色の建物)は、全国チェーンの安心感はありましたが、何より、1階に蔵王水系浴場「めぐみの湯」があって、疲れを癒すことができました。部屋は、ダブルベッドでいっぱいという感じ。
そんな次第で、今回、3か所のホテルを泊まり比べできました。(ホテルの外見も部屋も写真を撮り忘れました!)
2年後は、上映スケジュールの発表を待たないで、とにかく全日程、同じホテルを早めに予約したいと思います。教訓!
ちなみに、暁美さんは「おかざわ」を予約していたのですが、出遅れて映画祭に行くことにした方に譲り、「ホテルクラウンヒルズ山形」に宿泊。メイン会場の一つ、市民会館やフォーラム山形に徒歩3分ほどのところ。近くて便利だったと暁美さん。(駅からも近いです。)
中東映画好きの友人Mさんは、駅の西口徒歩1分のところにあるホテルルートイン山形駅前(写真右端の建物)を早くから予約していました。
大浴場があるのが気に入っていて、上映会場とは駅をはさんで反対側になりますが、すぐそばに24時まで営業の大きなスーパーもあって便利とのこと。
旅好きの高校の同級生に山形に行くと連絡したら、私の泊まる「ホテルニュー最上屋」の線路をはさんで向こう側に見える高層の霞城セントラル最上階の24階に展望ロビーがあって、眺めがいいと教えてくれました。(写真は展望ロビーから見下ろした山形駅) 行ってみたら、「山形駅西口ワシントンホテル」のフロントが24階にありました。ここも、日によってはリーズナブルな値段なので、泊まってみるのもいいなと思いました。

霞城セントラル24階 エレベーターを降りたところから見える霞城公園
新しいホテルが続々出来ている山形ですが、ホテルキャッスル 山形が、開館42年にして、老朽化で建て直しのため今年いっぱいで閉館するそうです。「何かあるとお食事にいった懐かしいホテルがなくなるのは寂しい」と山形の友人の恵美ちゃん。名残を惜しんで、お食事しようと予約をなんとか取ったそうです。
2年後の山形国際ドキュメンタリー映画祭に行かれる方の参考にもなればとホテル事情を書いてみました。