2024年09月15日
北海道の旅A レスリーを聴きながら最北の町、稚内を満喫♪ (咲)
北海道の旅、東川町の次なる目的地は、日本最北端の稚内。学生時代に訪れて以来、50年ぶりの稚内でした。
まずは、50年ぶりに訪れることになった経緯を!
稚内にお住まいのシネマジャーナルの読者である佐藤延枝さんから、「コロナ禍を経て、3年ぶりに第8回となるわっかない白夜映画祭を開きます」とのお便りをいただいたのは、2022年の5月のことでした。夏至の日、日本で一番夜が短い稚内でオールナイト上映を楽しむ映画祭。
一度、白夜映画祭に行ってみたい! と思いつつ、今年の6月も実現できず、それでも稚内は気になる・・・と、東川とセットでの旅を決行した次第です。
延枝さんが、レスリー・チャンの2008年からの後追いファンと伺っていたのも、一度お会いしたいと思ったきっかけでした。
9月2日(月)旭川9時発の特急宗谷で向かいますとご連絡したところ、手前の豊富で降りて、豊富温泉で一緒に泊まりましょうとのご提案。
車で3日間、フルアテンドしてくださるプランを立ててくださいました。
事前に稚内や豊富のサロベツ湿原の資料をたくさん送ってくださって、準備万端。とはいえ、旅程はすべて延枝さんにおまかせ♪
9月2日(月) 豊富駅に12時到着。
「目印にシネジャを手にしてお待ちしてます」とのことだったのですが、降りたのは私一人!
延枝さんのほか、幌延の法昌寺のご住職の奥様、豊富で町営住宅を借りて湯治中のEさん(なんと、我が家から近い立川のご出身)が一緒に出迎えてくださいました。
豊富温泉は、アトピーに効くので有名と、後から薬剤師の友人から聞きました。
最初に、サロベツ湿原センターへ。
木道を歩くのに、長靴を用意してくださいました。虫よけも兼ねての長靴!
まずは、ここの名物の「いももち」と「あげいも」をいただき、木道へ。
花の季節は終わっていましたが、ところどころに小さな花が。
見渡す限りの湿原!
曇天でしたが、うっすら利尻富士が見えました。
パンケ沼と長沼にもご案内いただき、広大なサロベツ湿原を実感しました。
無人駅の「下沼駅」に立ち寄ってから、幌延の法昌寺でおしゃべりのひと時。 ご住職が最近モンゴルに行かれ、どこまで行っても平原・・・ とのお話も。(どこまでも湿原のそばに暮らしていらしても、その感覚!)
今宵の宿、溫泉閣ホテルへ。
エゾ鹿のローストや、タコしゃぶ、帆立など、この地らしい夕食をいただきながら、おしゃべり。話足りなくて、部屋で11時過ぎまで! レスリーの話や、好きな映画の話等々、とにかく話は尽きません。
どこで明らかになったのか忘れましたが、延枝さんがレスリーにたどり着いたのは、実は、チョン・ウソンにハマったのがきっかけだったのです。(私のウソンさま♪)
それまで欧米系の映画を好んで観ていた延枝さん。韓流ブームの時に友人がたくさん送ってくれたドラマや映画の中から選んで観た『MUSA 武士』で、チョン・ウソンに目が留まり、当時の掲示板のオフ会にも出かけたそうです。
いかにアジア系の映画を観てなかったかに気付いて、2か月、毎日1作、アジア系の映画を観た中で、レスリーに惚れたという次第。
9月3日(火)
昨日、湿原でご一緒したEさんと、やはり湯治にきて豊富が気に入って、この地でヨガのトレーナーをしている、まなみんさんと一緒に朝食。
台風の影響も遠のいて、晴天。
海岸線を利尻富士を眺めながら稚内に向けてドライブ。
稚内に着いて、わっかない白夜映画祭の会場である稚内駅複合商業施設「キタカラ」2階のT・ジョイ稚内へ。 ここで白夜映画祭の実行委員をしている佐々木美穂さんと合流。 白夜映画祭は、T・ジョイ稚内の3つあるスクリーンの内、2つを使って開催するとのこと。
ランチは、海鮮市場うろこ市にある「うろこ亭」で。
苦手なイクラを帆立に替えていただいて!
丘の上にある開基百年記念塔へ。 稚内の町や利尻・礼文など360度見晴らせました。
1〜2階にある稚内市北方記念館には、稚内市や樺太などの郷土資料や、間宮林蔵の足跡をたどる展示、アイヌ民族に関する資料など盛りだくさん。
映画『樺太1945年夏 氷雪の門』の紹介コーナーもありました。主演二木てるみさんにインタビューしたことを懐かしく思い出しました。
http://www.cinemajournal.net/special/2010/karahuto/index.html
樺太島民慰霊碑 氷雪の門
ここには、50年前、礼文島から稚内に戻った時に訪れました。
思えば、50年前に稚内で行ったのは、ここだけでした。
次に、稚内副港市場2階の稚内市樺太記念館へ。
樺太の歩みと稚内の繋がりを知ることのできる資料がたくさん。
その中で、特に目に留まったのが、昭和の大横綱「大鵬関」のことでした。5歳の時、旧樺太から引き揚げてきた際、小樽を目指していたのですが、お母様がひどい船酔いになり、稚内で下船されたのです。乗船していた小笠原丸は、ソ連の潜水艇の魚雷を受け、沈没。お母様の船酔いが幸いした次第。
船酔いといえば、この稚内での心苦しい思い出があります。
礼文島で船に乗って、船底に行ったとたん船酔いに襲われ、甲板にあがりました。介抱してくれた見ず知らずの男子学生の胸ポケットに入れていた周遊券が風で海に・・・ 私のせいのようで申し訳ないけど、風のせい・・と、何のお詫びもせず、お別れしてしまいました。あの後、もうまっすぐ帰ると言っていたのが忘れられません。
船酔いは、ほんとにひどくて、もう海に飛び込みたいとまで思ったものです。
稚内副港市場1階には、かつてあった映画館「稚内劇場」を再現したコーナーも。
旧瀬戸邸へ。
稚内が底曳漁業の前線基地として活気に満ち溢れていた昭和27年に建てられた底曳船の親方「瀬戸常蔵氏」の邸宅。
1964(昭和39)年8月、大相撲巡業の折に大鵬も瀬戸邸を訪れています。
北門神社
子を抱いた狛犬
北防波堤ドーム
樺太航路の発着場として使われていたとき、道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で作られたもの。樺太へと渡る人々で賑った頃のシンボル。
野寒布(ノシャップ)灯台のそばで、海に落ちる夕日を眺めました。
白夜映画祭の実行委員会の皆さまにご馳走になりました。
藤田会長、横田実行委員長、田端さん、佐々木さんに延枝さん。
そうそうたる方々にお目にかかれたのに、写真を撮るのを忘れました!
9月4日(水)
いよいよ最終日。
ホテル奥田屋で美味しい朝食をいただいたあと、程近い南稚内駅まで散歩。
9時前に延枝さんが迎えにいらしてくださって、まずは地元のスーパーマーケットへ。
稚内駅のすぐそばにある「食品館あいざわ」。
さすがに海鮮コーナーが充実しています。
稚内市立図書館
ここに延枝さんが朗読した図書のコーナーがあります。素敵な活動♪
一路、宗谷岬へ。
途中で道に大きなタコが・・・
宗谷公園
宗谷厳島神社
神社の隣には、ロシアの脅威に対抗するために北方警備のために動員された東北地方四藩の藩士達の墓があります。
津軽藩士に配給された、浮腫病の薬用としての和蘭コーヒーの記念碑
宗谷丘陵 周氷河地形というそうです。雄大な景色でした。
放牧された牛が、谷を越えて道路際まであがってくることもあるそうです。
道に出ないよう、電線が張られています。牛さん、気をつけて〜
宗谷岬を見晴らす「ホタ亭」で帆立ラーメン。
大岬旧海軍望楼
1902年(明治35年)、ロシアを警戒して、宗谷海峡を見張るために建設されたもの。 寒い中、ここで見張りにあたった兵士のことを思い、涙・・・
赤と白の灯台は、現役のフレネルレンズが回る宗谷岬灯台。
毎年海の日に公開されるそうです。一度、観てみたい!
日本最北端の地の碑
ここはさすがに観光客が記念写真の順番待ち
「間宮林蔵渡樺出港の地」から、最北端の地の碑のそばに移設された間宮林蔵さん
北の桜守パーク
2017年に稚内市でロケが行われ、2018年3月10日より全国公開された吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」のオープンセットが資料展示施設となっています。
稚内空港のすぐそばにあって、15:10発のフライトに間に合うよう、大急ぎで見学。
延枝さんが、ずっとレスリーの曲をかけてくださって、レスリーとともに稚内を満喫した旅となりました。
忘れられない3日間♪
延枝さん、ありがとうございました!
2024年09月08日
北海道の旅@ 「写真の町」東川町で映画『アアルト』上映会 (咲)
8月30日(金)〜9月4日(水)、ほぼ40年ぶりに北海道を旅してきました。
東川町に移住して6年目になる友人と、稚内のシネジャ読者の方を訪ねての、おんぶに抱っこの旅でした。
まずは、「写真の町」東川町編。
秋田・角館近くのまつばユースホステルの常連仲間Oさんから、定年後、北海道の東川町に移住すると聞いたのは、映画『写真甲子園 0.5秒の夏』(2017年11月公開)を観て、程ない頃でした。 「あ、写真の町?」と言えたのは、そのお陰でした。
毎朝、OさんがFacebookにあげる写真で、すっかりお馴染みになった東川。上京したOさんを囲んでの会で、「いつ来てくれるの?」と言われたのは2月末のことでした。それを真に受け、押しかけることにした次第。
8月30日(金)
東川町のOさんのご自宅は、旭川空港から車で10分! それをいいことに、運賃のお安い羽田17:15発のフライトで-旭川 18:50着。19時半にはご自宅に着きました。日の暮れるのが東京より早くて、もう真っ暗でした。
奥さまの美味しい手料理をいただきながら、東川ライフのあれこれを伺いました。
翌日の午前はちょっと小雨模様でしたが、町を案内してもらいました。
1985年に「写真の町」宣言をした東川町。でも、それだけでない、様々な取り組みをしていることを実感しました。
まずは、教室に壁のない小学校へ。解放感溢れる学びの場。ピアノが置かれた広いスペースは一般に開放されています。
次に、町を見晴らせる「キトウシの森 きとろん」へ。隈研吾氏設計による保養施設。お風呂やレストランが、とてもお洒落。
お昼は、移住してきた方が営むお惣菜とパンのお店「SONOまんま」のバゲットサンド。
午後は、車で15分程の美瑛へ。
セブンスターの木
ケンとメリーの木
クリスマスツリーの木
四季彩の丘
いつもなら、観光客が大勢いるらしいのですが、かろうじて、観光バス2台とすれ違っただけ。
平地の広がる東川と違って、美瑛は起伏のある丘が連なる町。
森の中のパン屋さんでお茶。 パンは売り切れの看板。
夜は、首都圏から東川にUターンした若い店主の営むお洒落なお店「オン・ザ・テーブル」で。
素材にこだわる美味しいお料理♪
9月1日(日)
大雪旭岳源水へ。車で10分ほど。これが上水道のない東川の人たちの水源。水は無料ですが、家を建てる時に井戸を掘ってポンプを設置する初期費用がかかるそう。(どこを掘っても水が出る!)
町に戻って、町民の健康をサポートする「そらいろ」へ。こちらも隈研吾氏が建築に関わった建物。トレーニングルームは町民の使用料一日200円。65歳以上は無料。トレーニングメニューのアドバイスもしてくれるそう。広々としたキッズコーナーも。
次に、複合施設「せんとぴゅあ」へ。元小学校を利用したギャラリーや「東川公立日本語学校」、新設の建物は図書館と「写真文化」「家具デザイン文化」「大雪山文化」の展示スペース。
生まれた赤ちゃんに贈られる「君の椅子」。年度によってデザインが変わります。
そこで、【第94回デザインスクール映画「アアルト」上映&トーク】のポスターに目が留まりました。なんと、この日の3時から。晴れててもったいないと思いつつ、QRコードから申し込み。
午後ゆっくり行くつもりだった東川町文化ギャラリーへ。
第40回写真の町東川賞受賞作家作品展を、ちょうど9月2日まで開催中。
国内作家賞は、ちょうど映画『オキナワより愛を込めて』が公開中の石川真生さん。
お隣の郷土資料館も壁いっぱい写真が飾ってあります。これは写真月間が終わるとはずされるのだそう。
ランチは、ジャム屋さんがやってるカフェTam Jamさんで。
白樺にこだわった建物で、窓からは黄色い稲穂の向こうに大雪山から十勝岳連邦まで一望出来る素晴らしさ。
ランチを食べ終わったら、もう2時半過ぎ。『アアルト』上映&トークの会場、せんとぴゅあTに送っていただきました。
フィンランドを代表する、建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルト。彼のドキュメンタリー『アアルト』上映前に、アルテック日本支社を立ち上げた林アンニさんのお話と、東川で白樺プロジェクトに取り組む鳥羽山聡さんのお話。鳥羽山さんから真っ先に名前のあがったのが先ほどランチをいただいたTamJjamさんでした。
上映会&トークに参加して、ちょっと町民になった気分。
歩いて、5分程でOさん宅に到着。徒歩圏内に、人生を豊かにする施設がたくさんあって、確かに移住したくなる町です。
大自然に、美味しいパン屋さんや、おしゃれなお店・・・ 図書館やスポーツジムなども充実した東川ライフを垣間見て、羨ましく思いました。
翌朝は、少し早起きして、旭川9時発の特急宗谷に間に合うよう送っていただきました。
記憶の中の旭川駅とはまったく違う、立派な旭川の駅舎にびっくりでした。
さて、いざ、50年ぶりの稚内へ。
続きはまた!
2024年08月26日
気の置けない友と秘湯・赤石温泉へ (咲)
この土日、山梨の身延線の沿線にある赤石温泉に行ってきました。
友人が、「日本秘湯を守る会」会員の秘湯巡りをしていて、スタンプ10個貯めると、1泊無料招待になるけれど、期限が3年で、8月24日までに宿泊すればクリアできるというので、お付き合いした次第。
「秘湯」なので、当然、交通の便が悪いです。車があれば、簡単に行けるのですが、車はないので、まずは、最寄りの市川大門駅からのタクシー代を問い合わせたら、往復で9000円! 土日なら、鰍沢口駅から出ているホリデーバスの終点「平林」まで送迎してくださるとのこと。という次第で、24日(土)・25日(日)に決定。
高尾駅始発の11:09発の甲府行で、大宮から来る友人と合流。大宮駅でおにぎりを買ってきてくれることになっていたのですが、お店が開いてなかったとのこと。甲府ですぐに乗り換えなので、鰍沢口駅に着いてからお昼と思っていたら、駅の周りに何もない! コンビニも見当たりません。実は近道すれば、7〜8分くらいのところにコンビニと、食堂があったとわかりましたが、聞く人も見当たらず・・・でした。
コミュニティーバスというので、小さなバスをイメージしていたら、大きなバス。(いつもの小さなバスの冷房が不具合だったと、翌日知りました。)
乗ったのは私たちだけ。 10分ほど走った富士川町にモールがあって、そこでやっと二人。
標高800mの終点「平林」まで、200円。行政の補助があるからやってられるのでしょうけど、ちょっともったいない。
赤石温泉の方が車でちゃんと迎えに来てくださっていて、10分ほど走って、無事、到着。
さっそく露天風呂に入って、部屋でテレビを見ながらくつろいでいたら、ゲリラ豪雨で身延線運転休止のニュース。私たちが鰍沢口に降りた時には、ピーカンに晴れていたのですが、確かに、ちょっと遠くに黒い雲がありました。危機一髪でした。
昼食を食べ損ねたので、夕食の待ち遠しかったこと!
6時過ぎにやっと部屋で夕食。馬刺し、鮎の塩焼き、胡麻豆腐、天ぷら、おでん等々、素朴な田舎料理が机いっぱいに並びました。
夕食も終わって、別のお風呂に入りましたが、もうそのあとはすることないので、寝転がっておしゃべり〜
友人が、2020年5月に一緒にトルコに行った後に、私があげた小さなアルバムを持ってきてくれました。二人とも若い! 懐かしい写真にびっくりでした。
この友人と知り合ったのは、1991年5月のチベットの旅。その後、海外はチュニジア、イラン、韓国、香港など、国内も何度も一緒に旅をしていますが、なぜかいつも珍道中。とんでもない思い出がいっぱい♪
翌朝は、大広間で朝食。朝からたくさんのおかずが並びました。
宿の廊下の壁には、芸能人の写真やサインがいっぱい。映画やテレビのロケにも使われたことが何度かあるようです。
10時チェックアウトですが、平林からのバスが12:05発なので、それまで近くの妙蓮の滝へ。小雨が降っていて、途中の急な階段がすべりそうで怖いので、私はリタイア。ちょっと残念。
平林まで、宿の方に車で送っていただいたら、ほどなくバスが到着。 そのバスを、いろんな角度で撮っている青年が・・・ 運転手さんから、バス好きで撮りに来る人も多いと聞きました。どこかの都会で使われていたバスで、旧式なのが魅力で撮りに来たのだとか。撮り鉄ならぬ、撮りバス。
このバスの運転手さんに、甲府の美味しいものを尋ねたら、今の季節なら冷たいほうとう「おざら」があると教えてくれました。ほうとう以外の名物は、鳥もつ煮くらいかなぁ〜と。甲府駅前のお店で食べれるよと。
13:10の鰍沢口駅発の甲府行に乗車したのは、私たちだけ。途中でどんどん乗ってきましたが。甲府駅に近づくと、城壁が見えて、反対側には綺麗なお蔵が並んでいました。甲州夢小路という新しいスポット。
北側の広場の向こうにレトロな洋館が見えたので行ってみたら、「藤村記念館」の看板。島崎藤村(とうそん)と、ゆかりが?と思ったら、藤村(ふじむら)記念館でした。もともと明治8年に建てられた学校で、2度の移築を経て、14年前から甲府駅前にあるのだそうです。スタッフの女性が手際よく説明してくださいました。彼女にお薦めのお食事処を伺ったら、やはりバスの運転手さんと同じ答え。
まず、ほうとうの「小作」に行ってみましたが、行列が・・・
手前の「奥藤本店」へ。 ここは「鳥もつ煮」発祥の店。「おざら」もあると聞いていましたが、冷たい麺を熱い汁につけるのは、この暑いのにちょっと・・・とやめて、友人は鳥もつ煮丼、私は小天丼に。それでも結構な量。美味しかったです。
二人とも、次の旅を30日(金)から控えているので、体力温存と特急で帰ろうと思ったら、満席! また、のんびり鈍行で帰宅の途につきました。
2024年03月09日
大阪アジアン映画祭 たっぷり町歩きも楽しみました (咲)
大阪アジアン映画祭、観たいと思った2作品の上映日程の並びがよかったのと、お気に入りのホテル ヴィアマーレ神戸がお安く泊まれるのがわかって、3/3(日)〜3/6(水)の日程で行ってきました。当初、5日に帰る予定だったのですが、6日の夜に、イラン大使館でコンサートが開催されるのがわかり、品川からバスで10分なので、新幹線を降りて直行することにした次第。
3/3(日)
前日、横浜の妹のところに泊まって、新横浜から朝早い新幹線で大阪へ。
大阪アジアン映画祭の会場の一つであるシネ・リーブル梅田が入っている梅田スカイビルタワーは、大阪駅北西に、ぽっつり建っている高層ビルで、大阪を見晴らす空中庭園が最上階にあるので有名。かつて、レスリー・チャンが大阪公演の折に泊まったらしいウェスティンホテル大阪もこの一画に。(当時、とても遠そうで行く気にならなかった・・・)
JR大阪駅 3階の連絡橋改札口近くの構内にあるコインロッカーは満杯でしたが、出て右奥にたくさんあるロッカーの中で、たった一つ空きを見つけました。ロッカー難民にならずに済みました。ほっ!
ルクア大阪そばからエスカレーターで1階に降りて、グランフロント大阪の脇を沿うようにして梅田スカイビルタワーの見える方に向かい、建設現場のど真ん中に作られたくねくねした通路を行くと無事到着。駅から10分程でした。(でも、遠い!)
12:00〜
『ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー』 原題:Shashvi shashvi maq’vali
2023年/ ジョージア・スイス
監督: エレーヌ・ナヴェリアーニ
ジョージアの小さな町で雑貨店を営む48歳の独身女性。物品を納入している孫もいる男性とお互い惹かれあい、初めて男を知る・・・という物語。
思いがけない結末に、ほ〜 そう来るかと! (こちらは別にまた報告します。)
この日、東京に帰る友人と一緒にJR大阪駅まで出て、私は住吉神社を目指しました。
JR大阪環状線外回りで天王寺駅へ。 ここから阪堺線(阪堺電気軌道上町線)で住吉鳥居前駅へ。 阪堺線は路面電車なので、すぐにわかると思ったのに、阪堺線方面の案内に従って、外に出てみたけど、路面電車が見えません・・・ 地図で調べて、この間まで一番高かった「あべのハルカス」の脇に始発駅があるのがわかりました。 案内がすご〜く不親切。地元の人は知っているのでしょうけど、よそ者はうろたえるばかり。 駅を探し当てるまで10分以上かかってしまいました。
1両の路面電車で、のんびり大阪の町を南下。 17分で住吉鳥居前駅に到着。 ほんとに鳥居のすぐ前の駅です。
反橋(太鼓橋)を渡り、本宮へ。第四本宮から一番奥の第一本宮まで、4つの本宮をお参り。
4時に外周門が閉まってしまうので、外周門の外側にある五所御前(五大力石)などに大急ぎでお参り。 一番奥にある、おもかる石のある大歳社は時間切れで諦めました。 とにかく広い!
4時に第一本宮に戻ってきたら、中に巫女さんが・・・
しばらくすると、表の門の方から、雅楽の奏者を先頭に、赤い傘をかざされた新郎新婦やご家族が歩いてきました。 外国人観光客も思わず足を止めて見物。 三々九度のあと、巫女さんの舞いも。
思えば、この日、初宮まいりの家族もたくさん見かけました。大安吉日でした。
路面電車で天王寺駅に戻って、環状線で桃谷駅へ。 桃谷の4つの商店街を通り抜け左折。彌榮神社で参拝して、生野コリアンタウン入口右脇の御幸森天神宮にもお参り。もう5時を過ぎていたせいか、コリアンタウンのお店の半分位が閉まっていました。それでも人は賑やか。突き抜けて平野川まで行き、裏通りを通って鶴橋方面へ。
途中の脇道にあった「笑顔の豚」というお店で、プルコギ定食。1100円也。
鶴橋本通商店街に入って、鶴橋駅を目指したのですが、もう駅がどこにあるかわからないくらい、コリアンムードたっぷりのワンダーランド。中央改札口はとうとう見つけられず、西口からJR環状線のホームへ。
大阪駅からJR神戸線まで、21分で三ノ宮到着。夜9時過ぎに居留地にあるホテル ヴィアマーレ神戸に到着。
3/4(月)
ホテルでゆっくり朝食。 それでも9時前には阪急・神戸三宮から特急に乗って大阪梅田へ。(どちらの駅も、以前は、三宮、梅田と2文字でした。わかりやすく4文字になりました。)
シネリーブル梅田へは、JR大阪駅経由でなく、阪急・大阪梅田駅の進行方向一番後ろの茶屋町口改札口からが近いとわかりました。大阪新阪急ホテル(ここは懐かしい!)の脇に出ると、まっすぐ正面の遠くに梅田スカイビルタワーが見えました。
10:30〜
『リキシャ・ガール』 Rickshaw Girl
2021年/バングラデシュ
監督: オミタブ・レザ・チョウドゥリー
地方で暮らす絵の上手な少女。父が病に倒れ、生活費を稼ぐ為、首都ダッカへ。男装してリキシャの引手になる・・・
力強い感動作でした。
終了後、監督とプロデューサーのQ&Aも。
字幕翻訳を手掛けた神戸女学院大学文学部英文学科の学生さんたちが監督たちを囲んで記念撮影。
続いて、1時から
『サリー』 原題:莎莉
2023年/台湾・フランス
監督: 練建宏(リエン・ジエンホン)
台中の山間部で養鶏を営む女性。両親が早く亡くなり、弟の母親代わりをして、まだ独身。姪が勝手に登録した出会い系アプリで、フランスの美男とマッチング。彼と住む家を買うための頭金を抱えて、パリに行く・・・
周りの人たちも、観ている私たちもロマンス詐欺と思うのに、熱くなってしまった本人は、愛だと思ってしまうのですね・・・ 家族のことや、人との繋がりを考えさせてくれる良作でした。
3時前に終わって、お腹は空いていたのですが、この日は、一緒に映画を観ていた暁さんを神戸に案内することになっていて、暁さんにも、ぐっと我慢してもらって、阪急神戸線で神戸三宮へ。 暁さんが映画祭で顔馴染みの女性が明石の方で、一緒に神戸へ。
西口で降りて、近くのセンタープラザ地下にある明石焼きのお店に案内してくださいました。
いつもは神戸の町はすべて歩いて回るのですが、心臓の悪い暁さんのためにバス路線を調べました。 センタープラザすぐそばの三宮町1丁目バス停から、諏訪山公園下経由神戸駅行の1番のバスに乗って、元町駅からトアロードをあがって山本通り3丁目下車。
ほんとは、神戸モスクに案内したかったのですが、少し坂道を下がらないといけないので諦めて、シュウエケ邸の脇道を通って異人館通り(山本通り)へ。
ジャイナ教の寺院経由、萌黄の館や風見鶏の館を経て、シティループ 北野異人館乗り場へ。 観光地を巡るバスで、初めて乗りましたが、車掌さんが丁寧に説明してくださるので、神戸育ちの私が知らないこともわかって面白かったです。 新神戸駅〜三ノ宮駅〜元町経由メリケン波止場まで25分。
すっかり暗くなって夜景が綺麗でした。
1995年の震災の折の状態がわかる神戸港震災メモリアルパークを覗きました。
大丸百貨店まで、頑張って歩いてもらって、地下で神戸のお菓子を購入。
元町商店街〜南京町へ。豚まんの老祥紀は月曜定休。
生田神社近くの欧風料理「もん」まで頑張って歩いてもらったのですが、なんと、「勝手ながら本日休業」。ちゃんと電話して確認するべきでした・・・ 暁さんに申し訳なし。 これ以上歩かせるわけにいかないので、近くのパブ風のお店に。美味しい神戸の味を楽しんでもらいたかったのに残念でした。
5日(火)
天気予報通り、朝から雨が降っていましたが、今回の一番の楽しみだった龍野の町へ。
東京から往復1割引が適用される600キロちょっと超える西明石往復でいつもは乗車券を買うのですが、今回は本竜野往復にしたのです。 ほんの数百円高いだけで、なんだか得した気分。なので、雨でも頑張った次第。
三ノ宮駅 7時13分発の新快速に乗車。姫路 7時55分着。姫新線 8時16分発 本竜野 8時37分着。
龍野といえば、小学校の時に、兵庫県の各町の名産品を習ったときに、お醤油と素麺、そして赤とんぼの古里と覚えたものです。
駅には、赤とんぼの歌をイメージした銅像。古い街並みに向かって歩いていくと、ヒガシマル醬油の研修所や工場。 揖保乃糸の看板も。
大きな揖保川を渡って、古い街並みへ。
どこを撮っても絵になる町でした。
赤とんぼの作詞をした三木露風の生家はじめ、あちこちお休みでしたが、龍野城や薄口醤油資料館などゆっくり見学して、最後に和菓子を買って、3時間の町歩き。
本竜野11時45分発の姫新線で姫路に戻り、三ノ宮に12時51分着。甲陽園の真理子さんのお家に、1時半に到着♪ 二人とも風邪気味で声が出ないのに、夜までおしゃべりを楽しみました。
6日(水)
7時過ぎにホテルを出て、生田神社経由神戸モスクへ。 やはり神戸に帰ってきたら、どちらも一度は行かなくては。
一宮神社から神戸ハリストス正教会を経て、JR三ノ宮駅前のにしむら珈琲へ。ここは8時から。10分程過ぎていましたが、もう結構席が埋まってました。 運よく素敵なステンドグラスの前の席に。
モーニングのフルーツセット。飲み物はミックスジュースをチョイス。900円也。
ホテルに戻ってチェックアウトし、JRで摂津本山駅へ。阪急岡本駅までは5分程。15歳まで暮らしていた家の界隈を散歩。家はあちこち建て替わっていても、この辺りは震災で家が壊れなかったので街並みが変わってなくて、小さい頃の思い出がしっかり蘇ります。
11時にお隣の阪急御影駅で小中学校の同級生、由紀子さんと待ち合わせ。
まずは駅の北側の深田池へ。学校の帰りに、電車に乗る前によく遊んだところです。
予定していたお蕎麦屋さんが開店直後だったのに、もう満席。駅の南側のカフェでラザニアのランチセットをいただきながら、おしゃべり。あっという間の2時間。 14時48分 新大阪発のひかりに乗って品川17時34分着。 17時44分発のバスで四ノ橋へ。 イラン大使館に音楽会の始まる数分前に滑り込み♪
充実の旅の締めくくりでした。
2023年12月08日
よ〜く歩いた名古屋のクラス会の旅(咲)
12月5日〜6日、大学の同級生4人、名古屋で集まることになり、一日早く、4日から出かけてきました。
立川8:24発のあずさ5号で塩尻10:27着。塩尻11:02発 特急しなの8号で多治見12:34着。
ほんとは、多治見でゆっくりするつもりでしたが、30年前のチュニジア旅行でご一緒した名古屋と岐阜の女性たちと名古屋・金山で3時に会えることになり、2時間弱、散策してきました。観光案内所で、2時間ならばと、駅から10数分で行けるオリベストリート界隈を薦めてくれました。
伝統的な日本家屋が点在するオリベストリートの一番奥まで行き、戻って脇道をあちこち入って、とても風情ある構えの「織部 うつわ邸」に入ってみました。母屋は百年程前に建てられた商家。
2階に上がったら、なんと、「七代 加藤幸兵衛先生の世界」のコーナー。イランのラスター彩を再現させた方です。郊外にある幸兵衛窯を訪ねたかったところ、時間がなく諦めたのですが、偶然にも出会えました。
この後、金山で会った岐阜のKさんから、幸兵衛窯なら自宅から車で近いと言われ、次回のお楽しみに♪
3時からやってる燻製がウリの居酒屋さんで美味しい日本酒をいただいた後、カフェ「コンパル」で小倉クリームあんみつをいただきました。
名古屋のNさんは、最近、もっぱらK-POPを追いかけているそうで、栄に出来た観覧車にボーイズグループ・SEVENTEENの13人の顔が貼られていると教えてくれました。
中部電力 MIRAI TOWER(旧:名古屋テレビ塔)と、オアシス21。
オアシス21が出来た2002年(平成14年)は、すぐ隣の愛知県芸術劇場で、父が関わった「ふるさとの人形芝居と歌舞伎」を母と一緒に観に来た年。ガラスの大屋根「水の宇宙船」は、透明のガラスで下が見えるのがとても怖かった記憶がありますが、今は見えないようになっていました。
5日、早起きして、地下鉄で矢場町に行き、「やば珈琲」で名古屋名物モーニング。横浜の同級生S君(名古屋にルーツ)が教えてくれたお店。
100m道路「久屋大通」を挟んで向こうの久屋大通庭園フラリエも素敵でした。
11時 名古屋駅「金の時計」で大学の同級生4人集合。2015年11月に金沢で集まって以来、8年ぶりのクラス会です。
ホテルに荷物を預けて、栄の地下の地雷屋で私は味噌カツ定食、ほかの3人は名古屋名物定食(きしめん、天むす、味噌串カツ)。
腹ごしらえして、いざ名古屋城へ。 小学生の時、再建されたばかりの鉄筋コンクリートの天守閣にびっくりしたのですが、さすがに外観は古びて、それなりの風格がありました。2017年より耐震性が低いことから天守閣には登れなくなっています。木造復元のための石垣調査中とのこと。
名古屋城を後にして、お屋敷町「文化のみち」へ。バスに乗りたかったのですが、ちゃんと調べてなかったので、結局、ずっと歩いていく羽目に。そも、お城のお堀が長々続いて、どれだけ広い敷地だったのか・・・
主税(ちから)町の旧豊田佐助邸にたどり着いたのが、15:20。あと10分で閉館と言われ、大急ぎで見学。
洋室の天井にある換気口の鶴と亀のモチーフの中に「とよだ」の文字が隠れていると説明してくださいました。
お屋敷の並ぶ町を歩いて、次は名古屋市市政資料館を目指しました。
あいち国際女性映画祭のメイン会場「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」(写真左手)のすぐそばでした。
市政資料館は、かつて裁判所だった建物で、入ってすぐ目に入ったのが地下にある「留置場」。
裁判を待つ被告人が留置された場所。
冤罪の人もいたかもしれない・・・と思いを巡らしました。
華やかな中央階段やステンドグラスが、あまりに対照的でした。
歩き疲れて、へとへとになってホテルに帰り、それでもすぐ身支度して夜の宴会。
10時には終えて、ホテルの大浴場でほっこり。
12月6日 6時半に起きて、8時の朝食まで散策。
ホテルから歩いて10分程の四間道(しけみち)へ。江戸時代の初め慶長15年(1610年)名古屋城築城とともに始まった清須越にともなってつくられた商人町で、伝統家屋が結構残っています。
お稲荷さんが素敵でした。
民家の屋根の上に小さな社を祀る、尾張地方独特の「屋根神」
8時集合になんとか間に合って戻ってきたのですが、一人、現れない・・・
昨日の会話の中で、最近、よく約束の時間を忘れると言っていたのですが、やっぱり♪
ゆっくり食事して、タクシーで「ノリタケの森」へ。地名が、則武なのですね。
煉瓦造りの建物が点在し、とても素敵なところでした。ここも銀杏がとても綺麗でした。
一人が絵付け体験をしている間に、ゆっくりオールドノリタケなどミュージアムを楽しみました。
午後3時過ぎのフライトで鹿児島に帰る同級生を見送りがてら、中部国際空港(セントレア)へ。
海に囲まれた空港で、香港の空港をふっと思い出しました。
空港のすぐそばの常滑に寄りたいと思っていたのですが、水曜日でお目当ての世界のタイル博物館は休館だし、前日歩きすぎて、もう歩けないと諦め、その代わりに熱田神宮に寄ることにしました。境内広くて、結局、かなり歩きました。
名古屋に戻って、お茶して、東京と上田に帰る同級生を見送った後、もうひと頑張りして大須観音へ。
大須の商店街をずっ〜と歩いて、久屋大通の「やば珈琲」へ。
名古屋の旅の締めに鉄板ナポリタンをいただきました。
同級生4人で歩いたのが、2日間で3万5千歩。私一人で歩いた分も入れると、もしかしたら3日間で5万歩近くでしょうか・・・
よ〜く歩いた名古屋の旅でした。どこも銀杏がとても綺麗で、素敵な時期に訪れることができました。
★後日談
6日の夕方、大須観音通りと仁王門通りを行ったり来たりしながら、名古屋のミッキーさんにふっと出会いそうな気がしていました。
ミッキーさんは、3日から伊豆高原に行っていて、今回は会えないと思っていたのですが、なんと、6日の夜、大須シネマで『スーツ』(バフティヤル・フドイナザーロフ監督)を観る為に、早めに帰ってきたことが日記を読んでわかりました。ミッキーの毎日・映画三昧 ほんとにニアミスでした。気配を感じたはず♪
そして、もっと残念だったのは、以前、名古屋駅近くのシネマスコーレの向かい側にあった「ロジウラのマタハリ春光乍洩」が立ち退きになったのですが、昨年11月に大須にオープンしていたことがわかったこと。もっとも、水曜日で定休日でしたが・・・
かつてレスリー・チャンの香港でのコンサートの時にもお会いしたことのある、りりこさんのお店です。
次回は、予定を組んで行かなくちゃ♪
ロジウラのマタハリ春光乍洩
名古屋市中区大須2-31-5
大須観音駅徒歩5分
営業時間:11:30〜21:00
定休日:火曜日・水曜日
立川8:24発のあずさ5号で塩尻10:27着。塩尻11:02発 特急しなの8号で多治見12:34着。
ほんとは、多治見でゆっくりするつもりでしたが、30年前のチュニジア旅行でご一緒した名古屋と岐阜の女性たちと名古屋・金山で3時に会えることになり、2時間弱、散策してきました。観光案内所で、2時間ならばと、駅から10数分で行けるオリベストリート界隈を薦めてくれました。
伝統的な日本家屋が点在するオリベストリートの一番奥まで行き、戻って脇道をあちこち入って、とても風情ある構えの「織部 うつわ邸」に入ってみました。母屋は百年程前に建てられた商家。
2階に上がったら、なんと、「七代 加藤幸兵衛先生の世界」のコーナー。イランのラスター彩を再現させた方です。郊外にある幸兵衛窯を訪ねたかったところ、時間がなく諦めたのですが、偶然にも出会えました。
この後、金山で会った岐阜のKさんから、幸兵衛窯なら自宅から車で近いと言われ、次回のお楽しみに♪
3時からやってる燻製がウリの居酒屋さんで美味しい日本酒をいただいた後、カフェ「コンパル」で小倉クリームあんみつをいただきました。
名古屋のNさんは、最近、もっぱらK-POPを追いかけているそうで、栄に出来た観覧車にボーイズグループ・SEVENTEENの13人の顔が貼られていると教えてくれました。
中部電力 MIRAI TOWER(旧:名古屋テレビ塔)と、オアシス21。
オアシス21が出来た2002年(平成14年)は、すぐ隣の愛知県芸術劇場で、父が関わった「ふるさとの人形芝居と歌舞伎」を母と一緒に観に来た年。ガラスの大屋根「水の宇宙船」は、透明のガラスで下が見えるのがとても怖かった記憶がありますが、今は見えないようになっていました。
5日、早起きして、地下鉄で矢場町に行き、「やば珈琲」で名古屋名物モーニング。横浜の同級生S君(名古屋にルーツ)が教えてくれたお店。
100m道路「久屋大通」を挟んで向こうの久屋大通庭園フラリエも素敵でした。
11時 名古屋駅「金の時計」で大学の同級生4人集合。2015年11月に金沢で集まって以来、8年ぶりのクラス会です。
ホテルに荷物を預けて、栄の地下の地雷屋で私は味噌カツ定食、ほかの3人は名古屋名物定食(きしめん、天むす、味噌串カツ)。
腹ごしらえして、いざ名古屋城へ。 小学生の時、再建されたばかりの鉄筋コンクリートの天守閣にびっくりしたのですが、さすがに外観は古びて、それなりの風格がありました。2017年より耐震性が低いことから天守閣には登れなくなっています。木造復元のための石垣調査中とのこと。
名古屋城を後にして、お屋敷町「文化のみち」へ。バスに乗りたかったのですが、ちゃんと調べてなかったので、結局、ずっと歩いていく羽目に。そも、お城のお堀が長々続いて、どれだけ広い敷地だったのか・・・
主税(ちから)町の旧豊田佐助邸にたどり着いたのが、15:20。あと10分で閉館と言われ、大急ぎで見学。
洋室の天井にある換気口の鶴と亀のモチーフの中に「とよだ」の文字が隠れていると説明してくださいました。
お屋敷の並ぶ町を歩いて、次は名古屋市市政資料館を目指しました。
あいち国際女性映画祭のメイン会場「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」(写真左手)のすぐそばでした。
市政資料館は、かつて裁判所だった建物で、入ってすぐ目に入ったのが地下にある「留置場」。
裁判を待つ被告人が留置された場所。
冤罪の人もいたかもしれない・・・と思いを巡らしました。
華やかな中央階段やステンドグラスが、あまりに対照的でした。
歩き疲れて、へとへとになってホテルに帰り、それでもすぐ身支度して夜の宴会。
10時には終えて、ホテルの大浴場でほっこり。
12月6日 6時半に起きて、8時の朝食まで散策。
ホテルから歩いて10分程の四間道(しけみち)へ。江戸時代の初め慶長15年(1610年)名古屋城築城とともに始まった清須越にともなってつくられた商人町で、伝統家屋が結構残っています。
お稲荷さんが素敵でした。
民家の屋根の上に小さな社を祀る、尾張地方独特の「屋根神」
8時集合になんとか間に合って戻ってきたのですが、一人、現れない・・・
昨日の会話の中で、最近、よく約束の時間を忘れると言っていたのですが、やっぱり♪
ゆっくり食事して、タクシーで「ノリタケの森」へ。地名が、則武なのですね。
煉瓦造りの建物が点在し、とても素敵なところでした。ここも銀杏がとても綺麗でした。
一人が絵付け体験をしている間に、ゆっくりオールドノリタケなどミュージアムを楽しみました。
午後3時過ぎのフライトで鹿児島に帰る同級生を見送りがてら、中部国際空港(セントレア)へ。
海に囲まれた空港で、香港の空港をふっと思い出しました。
空港のすぐそばの常滑に寄りたいと思っていたのですが、水曜日でお目当ての世界のタイル博物館は休館だし、前日歩きすぎて、もう歩けないと諦め、その代わりに熱田神宮に寄ることにしました。境内広くて、結局、かなり歩きました。
名古屋に戻って、お茶して、東京と上田に帰る同級生を見送った後、もうひと頑張りして大須観音へ。
大須の商店街をずっ〜と歩いて、久屋大通の「やば珈琲」へ。
名古屋の旅の締めに鉄板ナポリタンをいただきました。
同級生4人で歩いたのが、2日間で3万5千歩。私一人で歩いた分も入れると、もしかしたら3日間で5万歩近くでしょうか・・・
よ〜く歩いた名古屋の旅でした。どこも銀杏がとても綺麗で、素敵な時期に訪れることができました。
★後日談
6日の夕方、大須観音通りと仁王門通りを行ったり来たりしながら、名古屋のミッキーさんにふっと出会いそうな気がしていました。
ミッキーさんは、3日から伊豆高原に行っていて、今回は会えないと思っていたのですが、なんと、6日の夜、大須シネマで『スーツ』(バフティヤル・フドイナザーロフ監督)を観る為に、早めに帰ってきたことが日記を読んでわかりました。ミッキーの毎日・映画三昧 ほんとにニアミスでした。気配を感じたはず♪
そして、もっと残念だったのは、以前、名古屋駅近くのシネマスコーレの向かい側にあった「ロジウラのマタハリ春光乍洩」が立ち退きになったのですが、昨年11月に大須にオープンしていたことがわかったこと。もっとも、水曜日で定休日でしたが・・・
かつてレスリー・チャンの香港でのコンサートの時にもお会いしたことのある、りりこさんのお店です。
次回は、予定を組んで行かなくちゃ♪
ロジウラのマタハリ春光乍洩
名古屋市中区大須2-31-5
大須観音駅徒歩5分
営業時間:11:30〜21:00
定休日:火曜日・水曜日