2013年11月09日

11月9日土曜「ミッキーの映画日記」 11月16日公開の日本映画3本 『ゆるせない、逢いたい』 『ジンクス!!!』 『くじけないで』


カチンコ『ゆるせない、逢いたい』 監督・脚本:金井純一/11月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー公開/http://yuru-ai.com/

 高校生の木下はつ実(吉倉あおい)は、引越しの前に交通事故で突然父を失い、弁護士の母親と2人で郊外の家に引っ越して来た。新しい高校では陸上部に入り、マリ(新木優子)と仲良しになり、順調な高校生活だった。一方、家庭では母親(朝香真由美)が教育ママではつ実とは合わず、父親のいない喪失感のせいか孤独だった。そんなある日、はつ実は古紙回収の仕事をする野口隆太郎(柳楽優弥)と出会う。

素晴らしい作品だグッド(上向き矢印)。監督さんはこの作品が長編デビューとお聞きした。
構想から脚本・編集までやっている。
主役の吉倉あおいさん、素直さと感の良さがあり、声に自然な幼さが残っていて清潔さが滲み出ていた。ぴかぴか(新しい)期待の新人女優さんだ。
作品は『さよなら渓谷』を思い出したが、痛さは別物(種類は同じでも深さが違う)であるし、痛いストーリーの中に救いがあり、新鮮な気持ちで観終えることができた。


カチンコ『ジンクス!!!』 監督:熊澤尚人 脚本:まなべゆきこ、熊澤尚人/11月16日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー公開/http://jinx-movie.com/

 韓国から日本に短期留学に来たユン・ジホ(ヒョミン)は、日本の大学で、楓(清水くるみ)と雄介(山崎賢人)と考えや習慣などの違いを確認しながら、だんだん親しくなっていく。
だが、ジホには親しくなった2人にも言えないことがあった。

T-ARA のヒョミンが主演と聞いても知らないが、初対面から片言の日本語を大声で元気なキムチパワーをふりかけられては、みんな引いてしまうだろう。
始めこそ「うるさいなぁ」と見ていたが、だんだん片言の日本語に慣れてきて、ジホの一生懸命に恋を後押しして、同時に自分の喪失感を埋めていく展開に引き込まれてしまった。

日本と韓国の恋愛のお作法に「こんなに違うのか」とわかって面白かった。
韓国は付き合って百日目には記念のプレゼントや驚かすようなちょっとした工夫をやるらしい。わーい(嬉しい顔)面白いのは具体的な映画をDVDで見せてセリフやシーンをアレンジして実行させるのだ『ラブ・アクチュリー』『エターナル・サンシャイン』が候補にあがった。

映画好きには「こんなピゥアな使い方があるのか・・・」と楽しめるし、これから観る映画に「いい題材」を見つけることもできる(見つけるだけでもうやだ〜(悲しい顔)ミッキーおばぁは活用はできないが・・・)

リストの「愛の夢」を辻井伸行さんが弾いていた。独特な音色るんるんが映画にピッタリだった。


カチンコ『くじけないで』 監督・脚本:深川栄洋/11月16日(土)より丸の内ピカデリールほか全国ロードショー公開/http://www.kujikenaide.jp/

 夫に先立たれたトヨ(八千草薫)は一人暮らしをしている。
小説家を目指していた一人息子の健一(武田鉄矢)は仕事にもつかないでふらふらしている。
嫁の静子(伊藤蘭)はそんな健一を愚痴を言いながらもどうにか支えている。
トヨは不甲斐ない息子が苦労の種だったが、嫁は精いっぱい尽くしてくれる毎日に感謝していた。

そんなある日、白内障の手術を受けて弱音をはいたトヨに、健一が「詩を書いたら」と勧めてくれた。

90歳を迎えてから詩を書くようになった主人公トヨさんの人生は「おしん」そのままだった。辛い半生だったが、この人生の最終章で「詩」に巡り合い、パァっと花咲かせた。
それだけではない。トヨさんの「詩」はいろんな方の応援歌となって、それぞれの迷いや悩みから抜け出す救いの手となっている。詩の持つ力をパンチ強く感じた作品だ。
八千草薫は言うまでもないが、武田鉄矢&伊藤蘭の夫婦もいいグッド(上向き矢印)
『少年H』の本物ご夫婦に負けないくらいいい!

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2013年10月16日

10月16日水曜「ミッキーの映画日記」 はじめて池袋の「新文芸坐」へ

台風も思ったより早くとおり過ぎたので、今日は 松本清張原作の名作映画の2本だてを
池袋の「新文芸坐」へ行きました。
観たのは石井輝男監督の「黄色い風土」と大庭秀雄監督の「眼の壁」。
今から50年以上も前の作品。

「黄色い風土」は陸軍登戸研究所の偽札作りが絡んでいるサスペンスで、
鶴田浩二の週刊誌記者と謎の女 佐久間良子が出ていました。

ヤクザ映画の鶴田浩二しか知らないので驚きましたが、颯爽とした理知的な記者さんも素敵でした。
ロケ地が、熱海、岐阜、名古屋と縁があるところだったので懐かしく感じました。

「眼の壁」は佐田啓二主演で政界と組織犯罪の癒着を描いています。
朝丘雪路が新聞記者の新妻で出て来ますが、これがとっても可愛くて健気で
暗いストーリーに花を添えていました。

はじめて行った歴史ある映画館「新文芸坐」。これからは上映作品要チエックです。
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10月15日火曜 「ミッキーの映画日記」 山形 さようなら 台風が心配で ドキュメンタリー映画祭をあとにしました。

10年に1度の大型台風ということで予定を変更。「北ー歴史の終わり」をあきらめて
東京の娘アパートに帰って来ました。

観た本数は21本。なかでも審査員フランス人監督「YOUNG YAKUZA」
と、纐纈(はなぶさ)あや監督(漢字変換できなくてすみません、後から変換いたします)
の「ある精肉店のはなし」が特に印象に残りました。

「ある精肉店のはなし」は11月末にポレポレ東中野で公開が決まっています。
順次全国公開されると思いますが、名古屋はシネマスコーレさんです。

この作品とついになって上映された 久保田智咲監督の33分の作品「屠殺を巡る恋文」
を同時に観て、流れ作業と手作業の違いとそこで働く人々の「誇り」を強く感じた作品でした。




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2013年10月14日

10月13日「ミッキーの映画日記」 山形ドキュメンタリー映画祭 3日目です。「ゆきゆきて、神軍」上映とトークと•••

いま、山形の2980円のビジネスホテルです。
まず山形に来て買った物は果物。ぶどう、洋梨、りんご、アケビ、梨しめて1200円。
家から持参したナイフでむさぼるように食べました。
一日目は芋煮と菊の酢の物とアケビの皮の味噌煮 750円。
ニ日目は焼きそばと冷や奴 500円。
今日はズイキの酢の物とこんにゃくの煮付けとおにぎり 920円。
もう3回続けて行ったので、おなじみさんになりました。
安いホテルのそばには、安い食べ物屋があって嬉しいです。
明日は少し奮発して高級蕎麦屋に行こうと思っています。

あ〜、映画のはなしも。
大大目的の「ゆきゆきて、神軍」の原監督さんトークを聞きました。
上映後一時間みっちり聞けました。会場は補助椅子も足りなく、立見の方もたくさんいました。
映画は2度目ですが、食い入るように観ました。
お話も面白く、あっという間に終わってしまいました。

思い切って持参した本にサインをお願いしました。
「一生、大切にいたします。」と頭をさげました。
私の本を見て2人の方がよって来られて、どこに売ってたか、どんな本かとか
聞かれました。
その方たちとまた30分くらいしゃべってしまいました。

また明日から3日間 山形にいます。
iPadから打っていますから、うまくできませんが
また日記を投稿します。


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2013年10月04日

9月27日金曜「ミッキーの映画日記」 忙しい金曜日『恋するリベラーチェ』 『家光と彦左と一心太助』 『オーガストウォーズ』


アジアフォーカス福岡映画祭から名古屋に帰ってから、夏の疲れバッド(下向き矢印)が出て日記も長いこと休んでしまった。
今日観ないと終わりという作品を含めて3本観た。

試写カチンコカチンコ『恋するリベラーチェ』スティーヴン・ソダーバーグ監督/アメリカ/11月1日公開
 
1977年夏。ピアニストでショーやTVテレビで豪華な衣装と面白いトークで人気抜群グッド(上向き矢印)のリベラーチェ(マイケル・ダグラス)は、ハンサムな青年スコット・ソーソン(マット・デイモン)と出会う。たちまちお互いに惹かれあい恋愛関係になる。
リベラーチェにとってスコットは気の許せる話し相手で心の支えでもあった。一方、スコットは夢のような生活と父親のような頼れる存在に有頂天になっていく。
4、5年は夢のように続くが、リベラーチェの新しい恋人の出現などで目を覆うばかりの愛の終焉となっていく。

・マイケル・ダグラスとマット・デイモンに心底パンチたまげた!俳優魂の真骨頂だ!

この時代、芸能界でもゲイはご法度。人気の命取りだから、内々では暗黙の了解でバレバレでも「知らぬ存ぜぬ」で逃げ切れた時代。
人気の秘密はトークとピアノ技術だ。幼いときから鍛錬していないとここまで指がまわらない。「世界が恋したピアニスト」と呼ばれていたらしいが納得できる。
衣装は今で言う紅白歌合戦の「小林幸子のど派手な衣装」の先駆者だ。
目を覆うばかりの愛の終焉だが、最期は「リベラーチェのひと言」でとてもいい終わり方をしている。

※いただいたパンフレットもリベラーチェさんのようにぴかぴか(新しい)キラキラ光っていた。

カチンコ『家光と彦左と一心太助』沢島忠監督/1961年/岐阜ロイヤル劇場
『恋するリベラーチェ』を観終わって、
 いつもの試写室お兄様が「今日までだけど、岐阜のロイヤルで錦ちゃんの一心太助やるから、今から観にいったら」 「おもしろいの?」 「メチャ面白い!保証する!」
「じゃあ、4時からの試写をやめて行くわ」と一人名鉄電車電車で岐阜へ。

5時からの回に間に合った。500円でずっと入れ替えなしだけど、
名古屋駅のピカデリーで今夜最後の『オーガストウォーズ』の上映があるから一回しかみられない。
でも来てよかった!グッド(上向き矢印)
気風のいい魚屋錦ちゃん(一心太助)と双子のように似ているお殿様(徳川家光)錦ちゃん。
脇には平幹二朗、中村賀津雄、綺麗どころぴかぴか(新しい)では小暮実千代、桜町弘子(綺麗どころはちょっとしか出ていないがとっても艶やか)。

劇場には私をいれて3人。その3人が同時に笑って、同時に鼻水をすすって、涙を流さんばかりに感動(というか映画に入り込んで)いた。

※昔のちゃんばらにはちゃんと型があったのがわかった。『蠢動-しゅんどう-』の三上康雄監督のお話を聞いていなければわからないことだった。

カチンコ『オーガストウォーズ』ジャニック・ファイジェフ監督/ロシア/ピカデリー

 2008年8月。クセーニア(スベトラーナ・イヴァーノヴナ)は、幼い息子チョーマ(アルチョム・ファジェーエフ)とモスクワで暮らすシングルマザー。軍人の夫と別れてまだ日は浅い。

彼女は新しい恋人エゴール(アレクサンドル・オレシコ)とほとんど同居状態で付き合っているが、息子は両親の離婚に傷ついていて想像の世界で自分だけにしか見えないロボットと遊ぶようになっていた。

そんなある日、元夫のザウール(エゴール・ベロエフ)から南オセチアのシダモンタ村で平和維持軍の任務に就いているが、そんなに危険じゃないから村で息子と過ごしたいという電話電話が入る。
悩んだクセーニアだったが、恋人と2人ハートたち(複数ハート)になれると思って承諾する・・・。

・ロシア風味満載で現実感あふれる(戦車の迫力100点!)戦争映画+母親の変わって行く姿+子どもの想像上のロボット映像の旨みがドッキングされた作品。

でも超オススメでもない。ふらふら
「ふらっと映画館に入って、たまたま観た映画が良くってね」レベル。
微妙な言い方ですみません。だったらDVDでは×。観るなら大画面で是非。

はじめは、この母親を見て好きになれなかった。腰のあたりがなよっとしていて「女」っていう感じだ。(恋人は割りと子どもにも気を使ういい人)

その母親が息子を助けるために、嘘をついたり、記者証を盗んだり、必死に危険な地域に入っていく。
すぐ横で撃ちあいが始まり逃げ惑いながらも、携帯電話で「こちらロボット、今近くまで来ています。応答せよ」などと言って恐怖の中、一人ぼっちでいる息子を勇気付けていた。

なにも紛争などない平和な暮らしから180度違う世界に行くなんて日本では考えられないが、
こと戦争でなくても、自分の環境が180度変わるのは考えられる。
そういう意味で観て良かったと思った。

posted by mikiko at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする