2013年07月02日

7月1日月曜「ミッキーの映画日記」秀作3本!嬉しい!


今日は1日。だれでも1000円。
名古屋センチュリーシネマも伏見ミリオンもいつもよりう〜んと多い。
昼過ぎから3本観たがみんな気に入った作品だった!わーい(嬉しい顔)

カチンコ『フィギュアなあなた』石井隆監督
フィギュアが好きな内山(柄本佑)は頑張って会社の仕事をしていたが、能無しと言われ、リストラされてしまった。その上、恋人にもフラれてしまう。

飲み屋でやけ酒を呑んだ彼は、ウサ晴らしに通り掛かりの二人連れに喧嘩をふっかけるが、
その相手に反対に痛めつけられ、古いビルの一角に逃げ込んだ。
そこにはマネキンがたくさん打ち捨てられていた。

館内は男の方が95%で満員。ほとんど柄本佑さん一人芝居。
マネキンの中から「恋人」を見つけ、人生がちょっとピンクになった青年を、戸惑いながらもフィギュアの心音(ここね)ちゃんと奇妙な生活を始める。

心音ちゃん演ずる佐々木心音(あれ?芸名か?)がいい!グッド(上向き矢印)
身体も細身ではなくて「でん」と安定感があり、女が見ても素晴らしい身体ぴかぴか(新しい)
ストーリーの起承転結もしっかりしている黒ハートH系ファンタジーの特級品。

柄本佑さん役得だよ!これで出演料ふくろ貰ったらバチが当たるぞぉ〜。

パンフレットは始めるから無くて「メイキング付きDVD」がけっこう売れていた。
今年のエロ可愛いNo.1作品。

カチンコ『コン・ティキ』ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ監督/イギリス、ノルウェー、デンマーク、ドイツ

前に観た『フィギュアなあなた』は、狭い部屋の中がほとんど。
次は大海原だ。
ポリネシア人の祖先は、南米から海を渡って渡来した古代南米人ではないか。という説をとなえるノルウェーの若い学者トールは、それを証明する為に、古代に使われていた道具や材料でイカダを作り、仲間を募り、大海原に漕ぎ出す。自説を信じ切っているトールの力強さと人間的魅力に溢れていた。

とことん打ち込む為、妻子とは離縁されるが、妻の手紙には「そういう男を好きになったのは自分なのだから恨んでいない」と書かれていた。トールは冒険と共に生き、「幸せな男」の人生を送ったと思う。
最後に本物のフィルムと仲間たちの生涯が流れたが、この冒険船旅と同じように「人生航路
」もいろいろあったのだなぁと思った。

カチンコ『さよなら渓谷』大森立嗣監督

何だかわからないがこの作品、観る気にならなかった。それより原作の方を先に読みたかったが、上映が終わりそうなことと、映画祭で賞を取ったニュースで重い腰を上げた。

劇場はほぼ満員。老若男女のカップルが目立つ。
月一回の映画の話し合いの時、「レイプの被害者、加害者が一緒に住む」こと事態が納得できないと言う感想が多かった。

始まりはアパート隣部屋で起こった「子殺し」の事件だ。加害者の母親が連行されて行く。
これは秋田で実際に起きた事件がモチーフになっている。

報道陣の様子をカーテンごしに見ている女性。この女性が被害者で、傍らで無気力な表情をしている男が加害者…。女がすべて主導権を握っている、セックスはもちろん家庭生活すべてだ。

この内縁だが同居生活になるまでの道のりが時折映しだされる。
と、1時間ほど観ていたが・・・眠い(睡眠)居眠り(このごろ居眠りが多いが歳のせいか・・・)終わったとき、
主演の真木よう子さんの細々とつぶやくようなるんるん歌声で起きた。
それがとても美しく、半分寝ていたのに「いいものを観た」と感じた。

だから今日(2日)上京時間を遅らせてもう一回観てきた。

彼女は今まで「過去の忌まわしい出来事」を引きずり、おどおどと辛い結婚生活を送ってきたが、
加害者と暮らすことで「それ」から逃れることができたのだ。2回観て納得できた。

偶然だが、映画館の近くの本屋さんで「創/7月号」の映画界の徹底研究という表紙を見て買ったが、中に『さよなら渓谷』の記事が載っていた。
これをゆっくり読みながら在来線で上京しよう。


posted by mikiko at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月30日

6月29日(土曜)「ミッキーの映画日記」 勝手に ジョン・キューザック祭 だぁ〜い!


カチンコ『コレクター』モーガン・オニール監督/アメリカ

 ニューヨーク州バッファロー市警は3年間「謎の娼婦連続失踪事件」を追っていたが、担当刑事のマイク(ジョン・キューザック)と相棒のケイシー(ジェニファー・カーペンター)は新たな被害者が出た知らせを聞き驚愕する。それはマイクの17歳になる娘・アビーだった。

1986年に全米を震撼させた「ゲイリー・ハイドニック猟奇事件」が基らしい。意外な結末と言われて観にいったが、これは事実か?こんなんあり?一度この事件をサイトで調べてみた。

★1986〜1987年にかけ、アメリカ・フィラデルフィアで女性6人を誘拐した後監禁、暴行を加え、うち2人を殺害した。被害者は全員黒人の女性。監禁した理由は「子供を産ませるため」。
女性達は拷問を加えられ、何度もレイプされた。被害者の1人が逃げ出し、事件が発覚。1999年に処刑された。

★ハイドニックは精神疾患を抱えており、事件以前には幾度もの入退院や自殺未遂を繰り返している。
しかし、彼の知能は高く、株式投資によりかなり資産を築いていた。
1970年代、「教会を開き、子供を作れ」という「神の啓示」を受けた彼は、宗教法人を立ち上げる。ハイドニックはスラム街で熱心な布教活動を行っていた。

★1986年、ハイドニックは最初の事件を起こす。被害者は26歳の売春婦だった。
その後、第二の被害者となったのは以前にハイドニックの子を中絶した女性だった。
年末には1人、翌1987年初頭に更に2人の女性が相次いで誘拐され、被害者の列に加わった。
女性達はハイドニックの家の地下室に監禁され、日々暴行を加えられた。

★このとき、ハイドニックは女性達の一人(第一の被害者)をとりわけ信用し、特別扱いしていた。
彼女は死体の遺棄にも協力し、他の女性達の管理にも積極的に協力、新たな被害者の誘拐にも手を貸していた。しかし、それは彼女の演技であった。
彼女はハイドニックに「一目子供に会いたい」と言い、逃げ出すことに成功する。
そして警察に駆け込んだ彼女の告発により、残りの3人も救出され、ハイドニックは逮捕された。

ちっ(怒った顔)フゥ〜、大変な事件だ。
映画はそう細かく似せてあるわけではない。と言っても、とても誇張されている部分もあって「本当?」と思わせるので、もうひと工夫してほしい点があった。
『ペーパーボーイ 真夏の引力』で死刑囚を演じたキューザックだから、ここで刑事役などより犯人役をやればよかったのに・・・。

カチンコ『殺しのナンバー』カスパー・バーフォード監督/アメリカ

アメリカ/ニュージャージー州。CIA捜査官エマーソン・ケント(ジョン・キューザック)は、本部の指示で裏切り者を処分するが、その現場を見ていた彼の娘を逃してしまう。
上司のグレイ(リーアム・カニンガム)がその娘を始末したが、彼の脳裏に少女の眼差しが消えない。

このミスで心に深い傷をうけたエマーソンは、イングランド・サフォーク州の人里離れた送信局に配置転換になる。ここでは暗号オペレーター・キャサリン(マリン・アッカーマン/理知的な美人)とエマーソン捜査官が組んで交代勤務して、ヨーロッパの工作員たちに機密指令を送っていた。
だがある日、入口で突然銃撃を受ける。

スパイものは大好き!わーい(嬉しい顔)
「乱数表や暗号表」など言葉を聞いただけでゾクゾクする。それにジョン・キューザック様だし・・・。
ここでは暗いジョン・キューザックが静かに熱演している。
あまりの静けさで少し居眠り眠い(睡眠)

こんな田舎の殺風景なところに、秘密の送信局という設定やそこに似つかわしくないぴかぴか(新しい)美人暗号解読者、ちょっと目立ちすぎないか?こんなとこで二人っきりならと変なこと心配するおばぁ。
抹茶のように渋いスパイ映画だ。

カチンコ『ペーパーボーイ 真夏の引力』リー・ダニエルズ監督/7月27日公開

1969年、フロリダ。マイアミ・タイムスの記者であるワード・ジャンセンは、ライターのヤードリー・エイクマンと共に生まれ故郷の町に帰ってきた。
そこに、死刑囚と文通を通して婚約中の女性シャルロットが依頼でやってきた。
「決定的な証拠もないのにヒラリー・バン・ウェッターは死刑執行される」というシャルロット。

二人は、ワードの弟で新聞配達人のジャックを運転手兼助手として、ヒラリー・バン・ウェッターが起こした事件について調査を始める。

時代設定としては今から30年前くらいだと感じた。異様な作品だった。
依頼にやってきたニコール・キッドマンを見て、彼らたちは一瞬で魅力にとりつかれたはず。
私も「え!これキッドマン・・・蓮っ葉なキッドマン、いや、それとも違うなぁ、男たらしキッドマンかな(すみません)」と思うくらいだ。

まだ20歳前後のジャック(注目若手ザック・エフロン/新聞配達をしているが昼間はぶらぶらしている)なんて彼女との妄想シーンまで入っていた。
死刑囚を演じるジョン・キューザックはもう「壊れているセックス狂」としか言えない。

ジャンルとしてはサスペンス映画だが、ドロっとした不気味さが漂う「想像セックス」「おしっこ顔面シャワー」など興味深い場面がある。

じめっとした沼地が事件の場所だからっていうわけじゃないが、全体的に湿度が高い作品。
それをぐっと冷えた映画館(新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町)で是非
ご覧ください!

壊れたキューザックさんリキが入っていた!パンチ

posted by mikiko at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月23日

6月20日木曜「ミッキーの映画日記」六本木で韓国映画2本 公開中『折れた矢』 8月31日公開『悪いやつら』


シネマート六本木で2本韓国映画を観た。
カチンコ『折れた矢』チョン・ジヨン監督

2007年に韓国で実際に起きた「クロスボウ事件」を元に、韓国司法界の闇を描いている実話法廷作品。
熱血大学教授をアン・ソンギさんが演じるexclamationピッタリ。
入試問題の公平を欠く事件に異議をとなえ、その熱血がアダとなって首になる。

でもめげない、怯まない、諦めない、その三拍子を、これまた同じ性格のアル中弁護士パク・ウォンサン(表情が生真面目で固いアン・ソンギさんに対して、この方はとてもユーモアのある柔らかい表情で◎いいコンビ)が意気投合する。何がなんでもシラを切る大学側、何がなんでも真相を究明したい二人…流れが解りやすく地味だが丁寧に作られていた。

※映画にも出てきたが、クロスボウってなんだろうと思い調べてみたら
ボウガン(これだって知らないが)のことで相当威力のある弓矢みたいなもの。
作中これが出てくるが、これを巡って・・・後は観てのお楽しみ。グッド(上向き矢印)

カチンコ 試写『悪いやつら』ユン・ジョンビン監督/韓国/8月31日公開
 1982年のプサン。賄賂で首になった元・税関職員チェ・イクヒョン(チェ・ミンシク)は、裏社会の若きボス・チェ・ヒョンベ(ハ・ジョンウ)が縁戚であることに気づき、そこコネを使って裏社会でのし上がろうとした。二人の結束でうまくいったが、1990年のノ・テウ大統領の犯罪組織一掃宣言によって二人の仲に亀裂が入ってしまう。

 チェ・ミンシクは太くていい声を出す。こんなにひらめき魅力的な俳優さんだったかと今さらながらに感じた。

前の『折れた矢』は法曹界の闇を描いているが、この作品は警察内部の闇を中心にやくざ世界を撮っている。それと縁戚関係、先輩後輩などの上下関係がやたら出てきて、「えっ、こんな遠縁でもキキメがあるのか!」と驚く。

対人、親戚、先輩など上辺だけのお付き合いが多い日本と比べるといいのか悪いのか…。
迫力があり、とても面白い韓国映画だった。
posted by mikiko at 08:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月17日

6月17日月曜「ミッキーの映画日記」もうすぐフランス映画祭! 『短編作品集』も是非!!


今年のフランス映画祭はなかなかのラインナップ!
特に『短編作品集』はどれも素晴らしい作品だった。
映画7本分観たような内容の深さがあった。

公開されないかもしれないので、
是非6月22日土曜日朝11時に有楽町ホールにお出かけください。

★『全てを失う前に』クサヴィエ・ルグラン監督/30分
 なにかから逃げようとしている母と子どもたちの一日の現実を赤裸々に描き出していた。
観終わった時、映画一本分以上の重さを感じた。

★『妻の手紙』オーギュスト・ザノヴェッロ監督/15分
 クレイアニメーション。戦場で息絶えて死んでいく兵士のポケットの中から、衛生兵が妻からの手紙をちぎり、それで傷口に貼っていく…。

★『からっぽの家』マチュー・イボー/19分
 鍵屋の息子は父親と一緒にある広大な屋敷に鍵の修繕に行った。中年のマダムが小遣いまでくれて気をよくした息子だったが、イタズラ半分留守中に入り込んでしまう・・・。
意外な展開で驚くが、ストーリー展開が自然で「なるほど・・・」と唸らせる作品。

★『日本への旅:捕縄術』バスティアン・デュポワ監督/3分
 身体を縛るのは昔の日本の刑罰で始まって、その種類の説明を日本人留学生が絵をまじえてわかりやすく説明していた。勉強になった!短いがインパクトあり!

★『オマール海老の叫び』ニコラ・ギオ監督/30分
 今までとても優しかったお兄ちゃんが戦場から帰って来た。
だけど違う、違う、今までのお兄ちゃんとは違う…。

★『移民収容』トマ・クルイトフ監督/14分
 移民収容所の女相談員の孤軍奮闘を応援しながら見守った。

★『次で最後(63年秋)』マチュー・アマルリック監督/5分
 俳優のマチュー・アマルリックさんの作品。

★『春』ジェローム・ブルブ監督/15分
 素敵な色合いで春の目覚めを感じさせてくれた。最後の作品で幸せに気分になった。
posted by mikiko at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月16日

6月12日水曜「ミッキーの映画日記」女がワンランク「上」になる?ハイヒールは魔物か?『私が靴を愛するワケ』 『建築学概論』


 新宿武蔵野館で名古屋で観過ごしてしまった『私が靴を愛するワケ』をやっていたので早速出かけた。

カチンコ『私が靴を愛するワケ』ジュリー・ベナスラ監督/フランス、アメリカ
  いつも履いている靴は「二足で五千円くらい」のペッタンコ靴。だから余計にハイヒールを見ると、足痛くならない?ヒールがどこかにはさまってしまわない?転んだりしない?とおばぁはふらふらハラハラ。

 かのイメルダ夫人の靴2000足グッド(上向き矢印)にはかなわないが、「何足あるかわからない・・・」とか「買うだけかって置いてある」とか「見たら買いたくなるから・・・」など、皆、相当な靴マニアだ。

これなら映画マニアの方がお金かからないやと負け惜しみ。バッド(下向き矢印)

ヒールの高さ分だけ違う世界が見えるとは思いもつかなかったが、私はぺっタンコ靴を履いて映画で違う世界を見るわと、またまた負け惜しみバッド(下向き矢印)でつぶやいてしまった。

カチンコ『建築学概論』イ・ヨンジュ監督/韓国
建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、建築学概論の授業で出会った音楽科の学生ソヨン(スジ)に一目ぼれしてしまう。しかし勇気の無いスンミンはなかなか告白できず、ソヨンと疎遠になってしまう。

それから15年後。

スンミン(オム・テウン)は建築士となって活躍していたが、ある日、彼の前にソヨン(ハン・ガイン)が現れ、家家を建ててほしいと頼んで来た。

家を建てている間に、次第にソヨンの人生が明らかになってきて、そこから新たな感情が芽生えてくる。

硬い題名でちょっと損していないか心配なおばぁ。
15年前の二人、そして今の二人、違和感はなし!いい俳優さん選びだ。こんなことは珍しい。

それに、前に観た『私が靴を愛するワケ』の続きで驚いたんだが、
ほぼ最初のシーンが足元!それも今のソヨンが、カッ、カッ、カッ、とハイヒールで彼の建築会社目指して
歩いているのだ。
「今のわたしを見てよ!」とハイヒールの言わんとしていることが、ここでわかったexclamationここ一番の勝負の時を靴に託しているように感じた。

そして、建築士の彼と相談しながらの時には、少し縁取りのあるベージュのパンプスだった・・・。

なんだかこの二つの映画、結託してないか?(がく〜(落胆した顔)まさか!)
ってな調子で、とても楽しめた作品だった。
posted by mikiko at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする