2013年04月28日

4月26日金曜「ミッキーの映画日記」今日は『ドリフト』ですっきり!『聖おにいさん』でクスッと笑い、そして『悪魔の毒々モンスター 』『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』の毒気に当たって・・・。


カチンコ『ドリフト』モーガン・オニール、ベン・ノット監督/オーストラリア/5月25日公開
 1970年頃のオーストラリアが舞台。子どもの頃から波に親しんできたアンディとジミーの兄弟は、暴力をふるう父親から逃れて、母親と3人で海辺の町で貧しく暮らしていた。

ある日、町に流れてきたJBという車で旅暮らしをするサーファー・カメラマンと出会い、兄はサーフショップ、弟はサーファーとして生きるきっかけとなる。

 実話だ。波乗りシーン+生きていく辛さ+家族の再生がバランスよく描かれていて、人生も大波小波を乗り越えていくんだと感じさせる青春映画でもある。
母親役のロビン・マルコムさんの、息子たちを見守る眼差しや、生活感あふれる姿、ほとんどノーメイクのお顔に役者魂を感じた。グッド(上向き矢印)

カチンコ『聖☆おにいさん』高雄統子監督/5月10日公開

 アニメと聞いて迷ったが、続きで試写があったので観た。こんな風変わりで面白いものとは思いもしなかった。設定もいいし、大笑いじゃなくがわーい(嬉しい顔)クスッと笑ってしまう台詞やしぐさがあった。後から「思い出し」笑いも何回も出てしまうほどだ。
ブッダ(声・星野源)とイエス(声・森山未來)は、世紀末も無事に終わったので下界に降臨して自由な日々を送っている。なぜか、お住みになっているのが東京の立川市。古いのアパートでお二人様は共同生活だ。

ブッダ様はお金にシビア、イエス様は衝動買いしてしまう。お互い相手に気を使っているが性格は正反対。そんな二人が仏や神様だとばれないように生活する。

気軽になんていったらむかっ(怒り)バチがあたりそうだけど(彼らは優しいからきっと大丈夫!)是非、楽しんでほしいアニメ作品。
宗教間でイザコザが絶えない世の中だが、こんなふうにいけたらいいなぁ・・・。

カチンコ『悪魔の毒々モンスター 』ロイド・カウフマン監督/アメリカ/1984年
 ロジャー・コーガン監督と並ぶアメリカン・インディペンデントの監督さん。
スポーツジムで掃除夫をしているいじめられっ子のメルビン君が、客のイタズラで核廃棄物の桶に落とされてバッド(下向き矢印)「毒々モンスター」になってしまう。メルビンの武器は床磨きのモップ。
醜い姿になったが、悪事を働く人をやっつけたり、人助けをしたりして街の謎の英雄になってしまう。

本当に情けないお顔のメルビン君。だがよくしたもので盲目のぴかぴか(新しい)美少女と恋人同士になって・・・と話はいいのだが、「きったない+残酷」な場面ばかり。思い出しても食欲がなくなる。
観ながら「なんでこんなバカバカしいの観てんだろう」と思いつつ最後までいたが、体重オーバーで減量したいおばぁにとってよかった作品。でも普通感覚?の方にはとてもオススメできない。

カチンコ『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』ロイド・カウフマン監督/アメリカ/2008年
 ニュージャージー・トロマヴィル郊外。フライドチキンのチェーン店「アメリカン・チキン・バンカーズ」の新店舗がトロマホーク族の墓地跡地にオープンすることになった。
店の前では、先住民の神聖な土地で鶏を虐殺する企業の出店に反対するデモが行われていた。
高校を卒業したばかりで無職のアービー(ジェイソン・ヤチャニン)は、わけもわからずそのデモに参加していたが、高校時代の最愛のガールフレンド・ウェンディが過激な動物愛護団体のメンバーとしてデモに加わっていた。それもレズビアンになっていて・・・。

 こちらの作品の方も「きったない+残酷」だが、見どころはあった。突然ミュージカルになるのだ。奇妙だけど、呪いのかかったハンバーガーを食べると「肉たべた〜いゾンビ」になってしまうが、そんなゾンビがいっせいに踊り出す場面はさすがトロマ映画。
これも食欲は確実になくなるからダイエット中の方のオススメ。
こんな残酷・汚い・とんでもない!作品だがお金はかかっているのがわかる。
小道具さんが汚いもの作って、後片付けもするんだろうか・・・がく〜(落胆した顔)心配だ。
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2013年04月24日

4月22日月曜「ミッキーの映画日記」たった一人で観た映画2本『369のメトシエラー奇跡の扉ー』『愛について、ある土曜日の面会室』


今月になって映画館で贅沢にもお一人様上映のチャンスが2回あった。
カチンコ『369のメトシエラ』小林克人・健二監督/中川コロナ
 区役所の区民課に勤める武田俊介(大垣知哉)は冷淡な性格で、近隣との付き合いも嫌うために引っ越しを繰り返していた。
ある日、古いアパートに引っ越した俊介の耳に、隣室から古めかしい奇妙な歌が聴こえ始める。その歌が気になって隣室を訪ねると品の良い老婆(阿部百合子)が一人で暮らしていた。彼女は「自分の歌に惹かれる人を400年待っていた」と不思議なことを言う。

 地元愛知県では中川コロナだけの上映。
映友が「微妙だけど僕は好きな作品だよ」と教えてくれたので朝一番で出かけた。観客は私一人。

武田はここに引っ越してきた時から、ゲイの若者(日和佑貴)をしぶしぶ助けたり、隣の老婆のことで段々と嫌いなはずだった人付き合いが始まる。3人の孤独な魂が合い寄ったと解釈した。

老婆には戸籍が無く調べていくうちに大金持ちとわかるのだ。大金持ちと区役所に知れると、とたんに周りが武田を「財産目当ての男」とちっ(怒った顔)非難される。

地味〜な作りで、お金もあまりかかっていない作品だが、主役3人は手堅く演じていて好感が持てた。
この小林兄弟監督第1作品目の終盤が「孤独じゃない=幸せ」「家族=幸せ」と平凡な着地になっていて少しがっかりしたが、ファンタジーと現実の間合いの取りかたにおいては構想力があり、今後期待したい兄弟監督グッド(上向き矢印)

カチンコ『愛について、ある土曜日の面会室』レア・フェネール監督/フランス/岐阜・CINEX
この作品は東京で去年公開されていて、その時観ていたが、どうしてももう一度観たくなり岐阜まで行った。

 お話は、マルセイユを舞台に、お互いに知らない3人(3組)の人たちが、問題や想いを抱えて、ある土曜日に刑務所の面会室に出向くまでの心の葛藤、悲しみを描いている。
その3人とは
・サッカーの好きな少女ロールと不良の若者のカップルと、ひょんなことから2人に付き合うことになった医者のアントワン。
・甲斐性のない男ステファンの恋人を暴漢から助けてくれたヤクザ風の男に「自分の親友と瓜二つだ!」と驚かれる。そしてその男から意外な相談を持ちかけられる。
・アルジェリアに住むゾラは、フランスで暮らす息子が殺されたという報せにすぐフランスに趣く。そして真相を知るために加害者の姉に近づく。

これは超オススメ作品なのに、私一人だった。
2回目だが、初めて観るような新鮮さに驚く。
ゾラ役ファリダ・ラウアッジ(『ジョルダーニ家の人々』)の最愛の息子を殺した加害者やその姉に対する心の変化を見事に演じていた。また、加害者の姉セリー役デルフィーヌ・シュイヨーの泣き顔が印象的だった。

レア・フェネール監督はとっても若くて美しい方ぴかぴか(新しい)だ。
刑務所面会室のボランティアの経験をもとに脚本を書いたそうだ。
これからが本当に楽しみな女性監督。
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2013年04月18日

4月17日水曜「ミッキーの映画日記」何も観ない日、1円も使わなかった日、非常用持ち出し袋を点検した日。



 2週間に1回ほど家から出ない日を作っている。今日がその日。
マンションのロビーに郵便を見に行っただけだ。
地震情報がたくさん入ったので3ヶ月に1回やっている非常袋を点検した。
ついでにリュックも空っぽにして点検したら、なんと数年前から入れたままになっていた映画関連本が2冊出てきた。きっと避難先の体育館などで暇なときに再読しようと思って入れたようだ。非常時に何を考えているのだろうと我ながらあきれる。

浜野佐知さんの「女が映画を作るとき」と松江監督のサイン付きの「あんにょんキムチ」思わず点検もそのままに、ザザッと読んでしまった。
2冊ともすごく読みやすく面白かった。(お読みになりたい方に差し上げますよ)

この日は寝巻き(よれよれの綿セーターと綿パン)で過ごして、
顔も洗わず、1日外出せず、1円も使わなかった。
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2013年04月16日

4月13日土曜「ミッキーの映画日記」とことこ歩いて7分。 「花コリ」アニメ2012観客賞第3位までの作品をみる。


 今日も名古屋地下鉄大須観音にあるTheaterCafeに行った。
喫茶店コーヒー代で去年上映された「花開くコリア・アニメーション2012」の中で観客賞第3位までの作品を観せていただく。
1位の『ハトは飛ばない』の監督ユン・イグォンさんとは、シネマコリア代表・西村氏の司会によるインターネット通信でトークが行われた。
小さなシネマカフェとソウルの監督さんの仕事部屋が繋がっているなんてとっても不思議な感じだ。
この作品は短編だが20分ちかくあり、私好みのブラックなものだった。1度観ているはずだったが細かい描写など忘れている。
『city』と観客賞の1位が競ったらしいが、それもそのはずだと納得。

画面に映る監督さんは細身の優しそうな青年でご自宅の仕事部屋のようだった。
私が「お部屋の隅々までよろしければ見せてください」と図々しく言うと、
ノートパソコンを動かして見せてくださった。揺れるハート
この他に私が1番去年感動した第2位の『city』、第3位の『片想い』を上映したが、改めて監督さんたちの実力のほどを再確認した。
短編アニメを丁寧にじっくり観ると2時間ものの映画作品と同量の内容と含蓄があるので今さらながらに驚く。
今週末(4月20、21日)には東京で「花開くコリア・アニメーション2013」が始まる。
もちろん上京する予定だ。もっと1本1本をじっくり観なきゃパンチと、自分に言い聞かせている。

※以下は「花開くコリア・アニメーション2013」の情報です。東京、大阪、そして名古屋と開催されます。是非お出かけください。

Korean Independent Animation Film Festival
★花開くコリア・アニメーション2013★
今年も満開のコリア・アニメーション☆
韓国の今をユニークに語る短編28作と、長編初のカンヌ招待作<豚の王>を独占上映!
花開くコリア・アニメーション、略して花コリ!
今年で開催6回目を迎える、花開くコリア・アニメーション2013。
今回も、韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」の最新ノミネート作品のうち、選りすぐりの短編28本を
「恋?愛!サラン!!」 「世界は万華鏡」 「心の扉をノック」の3つのテーマに分けてご紹介します。
今年はなんと、韓国長編アニメーションとして初のカンヌ国際映画祭出品を果たした『豚の王』(ヨン・サンホ監督)の上映も実現!
さらに東京会場では、『Noodle Fish/でこぼこ魚』でインディ・アニフェスト2012グランプリ、ワルシャワ国際映画祭2012アニメーション部門最優秀賞等を受賞し、国内外の観客を魅了した‘麺アニメーション’作家キム・ジンマン氏を招待し、自身の世界観や制作秘話について熱く語って頂きます。

Aプロ:恋?愛!サラン!!(78min/9作品)
Bプロ:世界は万華鏡(77min/9作品)
Cプロ:心の扉をノック(77min/10作品)
長編特別上映「豚の王」
トーク:日韓作家をゲストに迎えて
水江未来氏とインディ・アニフェスト2012大賞ストップモーション作家キム・ジンマン氏
会場でDVD物販も有。
日程:2013年4月20日(土) 〜 4月21日(日)(2日間)
場所 :アップリンク・ファクトリー(渋谷) 
アクセス: http://www.anikr.com/2013/m_tokyo.html

主催:UPLINK、韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)
後援:大韓民国文化体育観光部、韓国文化院、日本アニメーション学会、日本アニメーション協会

*東京後、大阪、名古屋と巡回予定。
■大阪:5月11日(土)〜16日(木)
■名古屋:5月18日(土)・19日(日)

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詳細はリニューアルした公式HPで!
     ↓
http://www.anikr.com

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2013年04月15日

4月12日金曜「ミッキーの映画日記」関根恵子『高校生ブルース』から高橋恵子『カミハテ商店』へ


カチンコ『高校生ブルース』帯盛迪彦監督/1970年
16歳の高校生・美子は同じクラスの昇と愛し合い、体の関係を結ぶが妊娠してしまう。
昇は中絶費用を捻出するためにアルバイトをするが、美子は中絶しか頭に無い昇に「本当に愛しているのか」と詰め寄る。

名古屋・今池のキノシタホールでこの2作品が同時上映されていた。
いまから40年以上も前に、この大胆な役に挑んだ女子高校生・関根恵子が『カミハテ商店』の高橋恵子演じる千代そのもののように感じた。
以前に『カミハテ商店』は観ていたが、そのまま続きでもう一度観たくなった。

姿かたち、心持ちが「純のまま良い年輪」を重ねている女優さんだ。
最初に観た感想とはまったく違うパンチ感銘を受けた。

年に何度行かない映画館だがこんな企画をしているなんて、名古屋は、センチュリーもキノシタホールもなかなかやるわい!とわーい(嬉しい顔)嬉しくなった。
※昇の友人に篠田三郎が出ていた。真面目一方のイメージしかなかったが、育ちの良い不良高校生を好演していた。
posted by mikiko at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ミッキーの映画日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする