会場の宝塚ベガ・ホールは、清荒神駅のそば。コンサートの前にイタリアンでランチ。

昔懐かしい雰囲気のアーケードの市場の中にあるお洒落なお店でした。
アンサンブルヘーメルス第37回コンサートでは、ルネッサンスの宗教曲や世俗曲、そして懐かしい山田耕筰作品の数々を楽しみました。
終了後は、ホールの会議室でヘーメルスのメンバーと一緒に打ち上げ。
父が高校教師をしていた時の教え子の方がメンバーにいて、かつて岡本の我が家にいらしたこともあるとの話も出て、なんとも嬉しかったです。
11日まで滞在し、同級生や会社時代の友人たちと会うことができ、充実の神戸でした。
会える時に会っておかなければ・・・の思いが、最近、特に強くなっています。
10日(火)は、一人で万博へ。
3日前に決めたので、予約が取れたのは、西ゲート11時入場。
5月に訪れた時に、中東のパビリオンのうち、ヨルダン、クウェート、エジプトに行けなかったのが心残りで、リベンジでした。
★前回:イスラーム映画祭10を見届けに神戸へ (咲)
今回も行きは神戸三宮から直通バスで。11時ちょうどに着き、待ち時間なく入場。
東ゲートに近いヨルダン館にまず行きたいので、万博会場の外周を走るバス(e Mover)に、西ゲート北ターミナルから乗車。ガラ空き。外周を走り、大屋根リングの海に突き出た部分では、大屋根リングの真下を走って、晴れていれば、もっと眺めがよかったのに残念。東ゲート北で下車。
e Mover 1回券400円、乗り放題券 千円。バスは次々来るし、空いているので待ち時間もないのですが、大屋根リングの中のパビリオンを行き来するのには使い勝手が悪いです。
大雨の中、傘をさして10分程待たされて、ヨルダン館に入場。
最初の部屋でヨルダンの見どころについて紹介のあった後、靴と靴下も脱いで、次の部屋に。沙漠の砂が敷き詰められているところに裸足で入るのですが、何しろ外は大雨。晴れている日なら、砂の上に座って動画を見ることもできたのですが、皆が持ち込んだ雨でぬれていて無理。

ペトラの遺跡の場面では、『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』のロケ地との説明。私が訪れた1988年に、つい最近、ここで撮影されたと聞いたのでした。
スタッフのヨルダン女性とちょっとお話。1988年にはまだ生まれてなかった若い方!
次にクウェート館を目指しました。
「今は並べないので、30分後に来てください」のアナウンス。向かいに見えた国際機関館を覗いて、15分後に戻ったら並ぶことができました。

並んでいる間に、外壁の説明で、クウェートに、400種の渡り鳥が来ると知りました。パビリオンは、鳥が羽根を羽ばたかせた形。クウェートというと、石油と沙漠しかイメージがなかったので、ちょっとびっくりでした。30分程待たされて入場。館内でも、石油で潤っている国ですが、アラブのホスピタリティも大事にしていることを知ることができました。パウダーシュガーのような白い砂も触ることができました。

吹き抜けの素晴らしい空間で一休みしたあと、次の部屋では沙漠風にしつらえたところに寝そべって、星空の映像を楽しみました。やっぱりお金のある国だなぁ〜と。
2大目的を果たしたので、この後は、16:45に予約の取れた電力館の時間まで、待たずに入れるコモンズA館やアラブ首長国連邦をゆっくり見学。
電力館で、「電力の卵」で遊んだあとは、マレーシア、インドネシア、サウジアラビア、スペインなど、ほとんど待たずに入り、積み残しのエジプトへ。15分程待たされましたが、古代と現代のエジプトの映像を見せるだけという、ちょっと肩すかし。
このあと、チェコ、ポーランド、マルダを覗いて、時間切れ。
お天気が悪くてドローンショーは中止でしたが、大屋根リングの上から、レーザーショーを楽しんで、夢洲駅から帰宅。お昼過ぎまで大雨で苦行のようでしたが、そのあとは雨も止んで、充実の万博でした。
神戸滞在最終日、ホテル近くの神戸市立博物館での「池長孟の南蛮美術」展へ。

中学生の頃に南蛮美術館を訪れたことがあって、その時に心惹かれた絵の数々に再会することができました。

一番印象に残っているのは、様々な民族の男女の服装を描いたもの。
大きな屏風に描かれた馬に乗った人たちの中に、トルコ王やタタール汗がいて、すでに中学生の頃から、イスラーム文化圏に惹かれていたのだと!
我ながら驚いたのでした。
この日拝見した南蛮美術の数々は、戦前、池長孟氏が私財を投じて蒐集したもの。空襲を免れましたが、戦後、多大な税金を課せられ、神戸市に寄贈。池長孟氏の皆に観てもらいたいという目的は果たせているから、それはそれでいいのでしょうか・・・
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神戸モスク 久しぶりに見学させていただきました。
以前は、女性は2階にしか入れなかったのですが、今回は1階にもヘジャーブなしでどうぞと。
(もとはといえば、この神戸モスクの前で、まだ私が母のお腹の中にいる時に、父が写真を撮っているのです・・・)