原題:「阿媽的女朋友:彩虹熟女的多彩青春」
ただいまクラウドファンディング実施中!
9/29までに200万円の目標達成で出版が決定!!
http://thousandsofbooks.jp/project/grandmasgf/
プロジェクトに参加する
https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/6228
*サウザンブックスと支援金の使途について
サウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、読者の心に響く1冊をクラウドファンディングを活用して翻訳出版しています。クラウドファンディングを活用する理由の1つには、翻訳出版には、原書の版権取得費用や出版エージェント手数料などが必要で、日本語の本を出版するよりも制作費がかかり、そのため、売れ筋のタイトル以外は発行しにくいという状況があるためです。このプロジェクトの支援金については、「版権購入費」「出版エージェント費用」「翻訳費」「編集・デザイン・DTP費」「印刷・製本費」「発送・流通・宣伝費」など、本の制作からお届けにかかる費用に使用させていただきます。
*サウザンブックスのPRIDE叢書シリーズ
サウザンブックスのPRIDE叢書はセクシュアル・マイノリティが誇り高く生きていくための世界の本を出版していくシリーズ。
●台湾映画同好会の小島あつ子さんより、「おばあちゃんのガールフレンド」翻訳出版プロジェクトの紹介と支援のお願いメールが来ました。皆さまぜひご協力を。
小島あつ子さんからのメールを下記に紹介します。
昨夏(2021年)は、コロナ禍の大変な時期に台湾のドキュメンタリー映画『日常対話』の公開に際し、活動を応援いただき大変ありがとうございました。
「阿媽的女朋友:彩虹熟女的多彩青春」という台湾の本のご紹介と、その日本語翻訳出版プロジェクトをご紹介させていただきたく、メールをお送りしています。
「阿媽的女朋友」は直訳すると『おばあちゃんのガールフレンド』という意味になるのですが、その名の通り55歳から83歳(インタビュー当時)までの、年齢、社会階層、職業、生活地域の異なる17名の中高年レズビアンによるオーラルヒストリーを台灣同志諮詢熱線協會(台湾初の全島的なLGBTQ支援組織・台湾同志ホットライン協会)がまとめたノンフィクション書籍で、2020年に出版されました。
「企画は、1998年に創設された台湾初の全島的なLGBTQ支援組織・台湾同志ホットライン協会。同協会では2010年に高齢者のゲイを対象とした『虹色バス旅行:高齢者ゲイ12名の青春の思い出』(『彩虹巴士: 12位老年同志的青春記憶』)を出版しており、本書はその姉妹編といえよう。
台湾では2019年に同性婚が合法化される過程で、多くの当事者がカミングアウトし、可視化された。教育現場でもジェンダー平等教育が進められ、若い当事者の意識や周囲の環境には著しい変化が見られる。だが、55歳以上の中高年の当事者は未だに声を上げにくく、彼ら彼女らに対するイメージも固定化されがちであった。LGBTQへの理解が不十分で、嫌悪感情も根強かった時代に不幸で孤独な日々を過ごしていたのではないかと考えられていたのである。だが実際、本書に登場する17名のレズビアンを見ると、著名な歌手から初期のレズビアン運動をリードした教員、結婚して子供のいる人、アメリカや日本で生活した人まで実に様々で、困難な時代をたくましく生きぬき、多彩な人生を送ってきたことがわかる。彼女たちの存在が次の世代にバトンを渡したことは確かだ。
インタビューを文章にまとめたのは、ホットライン協会のメンバーやボランティア、ライター、大学院生などで、レズビアンだけでなくゲイやバイセクシュアルも参加している。「序文」も充実しており、これまで知られていなかったレズビアン運動史の前史を明らかにした功績は大きい。
日本でもLGBTQというと、声を上げやすいのは若者世代であり、青少年支援の団体も広がっているが、55歳以上の当事者の存在は見えにくい。だからこそ、本書はクローゼットから出づらい中高年のレズビアンに連帯のメッセージを届け、この世代ならではの課題を共有することができるのではないだろうか。」
この度、サウザンブックス社(http://thousandsofbooks.jp/)にて本書の日本語翻訳出版プロジェクトが立ち上がり、本プロジェクト発起人の橋本恭子先生(比較文学、台湾文学研究者、『私がホームレスだったころ』(白水社)翻訳ほか)より今年3月に開催された九州大学オンライン上映イベントにて『日常対話』上映後にご講義くださったご縁でお声がけいただきまして、プロジェクトチームの一員として現在出版をめざしたクラウドファンディング活動を行っております。
書名: おばあちゃんのガールフレンド(阿媽的女朋友:彩虹熟女的多彩青春)
作:台灣同志諮詢熱線協會
発行国:台湾
発行年:2020年
ジャンル:ノンフィクション(LGBTQ+)
ISBN:978-9-865549-12 -1
翻訳:小島あつ子
本書について、またプロジェクト発足の経緯については、こちらのサイト:
https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/6228
にて、橋本先生が大変分かりやすくまとめて下さっています。
また、クラウドファンディングサイトにコメントを寄稿しています。
https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/6228/activities/24087
お読みいただき、もしよろしければご支援や情報シェアのご協力いただければ幸いに存じます。
本プロジェクトは期限内に目標金額に達した時点で決済されるall or nothing 方式のクラウドファンディングです(目標金額に達しなければ決済はされません)。クラファン特価で書籍の事前購入予約をすることでご参加いただけるシンプルな仕組みになっています。
以上、ご検討のほどどうぞよろしくお願いいたします。
台湾映画同好会 小島あつ子
台湾映画同好会|台灣電影同好會
tw.films.2015@gmail.com
公式FB:https://www.facebook.com/taiwan.cinema.club
公式twitter: @tw_cinema_club
★映画『日常対話』配給
詳細>> https://www.smalltalktw.jp/
[翻訳]
★『筆録 日常対話 私と同性を愛する母と』(サウザンブックス社)翻訳
詳細>> https://www.amazon.co.jp/dp/4909125302
★『書店本事 台湾書店主43のストーリー』(サウザンブックス社) 共訳
詳細>>https://www.amazon.co.jp/dp/4909125124/
●昨年(2021)公開された『日常対話』の紹介
監督・撮影:黃惠偵(ホアン・フイチェン)
同居しているのに何十年も他人同士のように暮らす母と私。「母の作る料理以外に、私たちには何の接点もない」と語るフイチェン監督。娘が誕生したことをきっかけに、監督はある日、勇気を出して母との対話を決意し、母親と向き合う様子を自らビデオカメラをまわし、同性愛者である母の思いを記録するすることにした。母のほか、親族、恋人、仲間などへのインタビューを通じ、アヌの思い、苦悩を浮き彫りにしてゆく。
シネマジャーナルHP 作品紹介
シネマジャーナルでは、HPが始まった時(2001)からある作品紹介コーナー(主に4人で担当)以外に、個性に溢れたミッキーさんとゆきえさんの作品紹介ブログがあり、三者三様で作品を紹介しています。1つの作品について1か所での紹介も多いのですが、この作品については三者それぞれ紹介しています。こういうことはめったにありません。それだけ、皆さん、この作品に注目していたということです。
*映画作品紹介ブログ
日常対話 原題:日常對話 Small Talk
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/482710455.html
*ミッキーの毎日・映画三昧
ファインダー越しに母を理解する 7月31日公開『日常対話』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/482618717.html
*ゆきえの”集まれシネフィル!”日常対話 (原題:日常對話 英題:Small Talk)
https://cinemajournal1.seesaa.net/article/482569735.html