2018年03月25日

奈良・お水取りの旅 近鉄の忘れ物対応が悪かったお陰で今井町散策 (咲)

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もう2週間前のことになってしまいましたが、3月12日から4日間、東大寺の修二会のクライマックスを見届けに奈良に行ってきました。
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「お水取り」で知られる修二会。12日は、そのお水取り神事の行われる日。3月1日から毎晩、修行している練行衆の方たちが夜の二月堂にあがる足元を照らす松明も、12日は籠松明という特別仕様の丈の長いもの。3月1日から15日明け方までの修二会期間中、一番多くの見物客が集まる行事です。今回は、この一番混むお松明から、修行の終わる15日の未明までを見守ろうという旅。

近鉄奈良駅近くのホテルに1時集合。京都から奈良に直行する特急がちょうどあったのですが、510円の特急券をけちって、京都駅12時発の橿原神宮前行の急行に乗車。KさんとNさんが飼い猫の話題で盛り上がる中、私は精一杯、イスタンブルの猫を追ったドキュメンタリー『猫が教えてくれたこと』に出てきた猫ちゃんのことを話す位。
大和西大寺に12:43に着いて、大慌てで12:45発の電車に乗り換え、近鉄奈良駅に12:50に到着。そこで、Kさんが乗り換える時に網棚にリュックを置き忘れたことに気がつきました。駅員の方に、乗っていた車両も位置も伝えたところ、終点の橿原神宮前に着くのが、13:03なので、その時間が過ぎた頃に橿原神宮前駅に電話してくださいと言われました。1時過ぎに電話したところ、届出がないとのこと。その後、駅や近鉄の忘れ物センターに何度も電話したけど届出なし。警察にも届けてみてくださいと言われたとKさん。

置き忘れたリュックは気になるけれど、とにかく主目的の二月堂へ。籠松明があがっていくのを絶好の場所で見て、11本あがり終わって、二月堂への階段を一番乗りで駆けのぼり、二月堂内陣の正面を格子越しに眺めることができる西局の最前列を確保! (許可をいただくと男性は内陣に入れるのですが、女人禁制。女性が入れる最高の位置)
大導師作法、荒師作法、走り、香水授与、二月堂下の若狭井に水を汲みに下るお水取り、そして、最後に達陀(だったん)の行法。松明をお堂の床で引き回すダイナミックなもの。ほのかにゾロアスター教との繋がりを感じます。まるでオペラのような声明に酔いしれた8時間。終わったのが4時頃。まだ真っ暗な中、宿に戻る前に近鉄奈良駅前の警察署へ。宿直の若い女性警官の方が笑顔で対応してくださいました。その時点では、警察の忘れ物リストには載ってなかったのですが、朝10時過ぎ、電話がかかってきて、橿原警察署に届いているとのこと。この日は予定がぎっしりで、翌日、一緒に取りに行くことに。
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  こちらが普通の松明
13日、修二会の見物客は少なめ。なんと、松明をお堂の上で目の前で見ることができました。夕方5時頃に二月堂にあがったら、お堂の正面にロープが張られ、カメラを持った人たちが待機しているのです。東大寺の会場係の名物おじさんが、「松明が終わるまで3時間、トイレに行かせへんよ。その覚悟があればおり」と。同行の一人が、「私はいる!」と宣言。私も一緒に頑張りました。目の前を走る松明は圧巻でした。この日も深夜までお堂の中で法会を見守りました。正面は5時の時点で場所取りの人で満杯。内陣を脇から見る北局の最前列で。これもなかなかよかったです。(来年、修二会に行きたいという方、場所の確保のノウハウを伝授します♪)

14日、忘れ物を取りに行くついでに、橿原神宮に行ってみてもいいなと思って地図を見たら、橿原警察署は八木西口駅から約10分。すぐ近くに重要伝統的建造物群保存地区である今井町が! 東西600m、南北310mの、かつては水路に囲まれた中に、江戸時代以来の伝統洋式の町家が今も500軒位残る町。40年程前に一度訪れたことがあり、とても歩ききれなくて、いつかまた訪れたいと思っていた町でした。
まずは、今井町散策の前に橿原警察署にリュックを取りに。忘れ物係の方から「届け出たのは近鉄の職員さんですから、お礼はいらないですよ」と言われ、「え〜っ??」と唖然。あんなに近鉄に問い合わせたのに! 近鉄にも忘れ物センターはあるのに、駅から10分もかかる警察署に届けるなんて!
そも、私の利用している京王線なら、時々、「ただいま忘れ物を探しています」とアナウンスが入って、電車の発車が遅れることもあるのに、近鉄では、そういう探し方をしないのですね。たまたま警察に届けたから見つかりましたが、たくさんの大切なものが入ったリュックを友人は諦めるところでした。
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リュックを受け取り、ほっとして、2時間程、江戸時代にタイムスリップしたような今井町を散策。そのまま映画のセットに使えそうな町並みですが、NHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」のロケも行われたとか。

今井町から奈良に戻り、修二会最後の夜に臨みました。
最終日の14日は、10本の松明が、二月堂の欄干のところに一斉に並ぶので、12日に次いで松明見物の人が多い日。10本並んだ松明の火の粉がまだ残る中、内陣正面の見える位置を確保し、最後の夜の法会を見守りました。この日は1時頃に達陀(だったん)の行法が終わって、きつねうどんをいただき、ほっと一息。静かな二月堂から眺める奈良の町が素敵でした。

忘れ物のお陰で、今井町の散策が出来た旅でしたが、さらにオマケが。
たまたま、15日の11時から春日大社でお田植え神事があるのがわかって、行ってみました。最初に黒い牛(もちろん人が演じてます)が出てきて、モウ〜モウ〜と田んぼを耕し、その後、巫女さん風の衣装の女性たちが、笛に合わせて田植えを踊りで見せるという風雅な神事でした。
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 奈良といえば鹿ですね。絵馬も鹿。

その後、京都に出て、京都の友人と遅いランチをしたら、2日間から数日限定で、京都のあちこちのお寺で涅槃図を公開していると聞かされました。お釈迦様のご命日。もう疲れ果てていたのですが、泉涌寺に案内して貰って、日本最大の涅槃図を拝見。8m x 16m。ご本尊どころか、天井画も隠れてしまう大きな涅槃図でした。
映画を1本も観ない1週間でしたが、それもまた良し。ご利益あるといいな・・・





posted by sakiko at 21:14| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月05日

第90回アカデミー賞発表 (千)

アカデミー賞の速報が出ました!!
https://academy.yahoo.co.jp/news_list.html
チリ映画の『ナチュラルウーマン』が外国語映画賞を受賞しました。おめでとうございますー☆! シネジャ作品紹介:http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/457008506.html
現在も劇場公開中ですので、ぜひぜひ足を運んで欲しいです。監督とダニエラさんの到着風景がyoutubeにupされてます(スペ語ですが…)  関東は春の恵み=雨。がやってきそうな気配ですが ロサンゼルスはキラキラしてる・・・



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2018年02月28日

西浅草のギャラリー ASAKUSA (千)

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2年くらい前、浅草にopenした「ASAKUSA」が面白い企画しています。以前から行きたいっと思いつつ週末限定のopenだったりしてナカナカ伺えず… こちらのスペースを運営している大坂さんが先日まで開催していた第10回恵比寿映像祭でのトークショーに登壇されていたので「ヨシ今度は行ってみるぞ」と思いつつ忘れぽいので忘れないためにココblogにupしておく次第です・苦笑
大坂さんはアピチャッポン監督の作品を扱っているスカイ・ザ・バスハウス(谷中にあるギャラリーです)でキュレーションしていたり
参照:https://bijutsutecho.com/interview/2160/
現在開催中の展示も映像ばかりの作品のようで楽しみです☆
公式 http://asakusa-o.com/

ついでにペリカンのパン屋さん&カフェにも絶対寄りたい!!!




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2018年02月27日

第7回江古田映画祭、始まってます!! (千)

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公式ページ https://www.facebook.com/ekodaeigasai/

311をキッカケに始まった江古田映画祭も今年で7回め。私は何度か足を運んでます*シネジャ97号では記事も書かせていただきました
http://www.cinemajournal.net/bn/97/contents.html

映画祭の副題に「福島を忘れない」とあるようにフクシマ関連の作品が連日上映されてます。私は福島県二本松市出身、遠藤ミチロウさんのドキュメンタリー『SHIDAMYOJIN』を観に行きたいっす!!! ミチロウ監督のデビュー作であるドキュメンタリー『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』は2015年、山形国際ドキュメンタリー映画祭で観て来まして感動しました*シネジャ95号掲載
http://www.cinemajournal.net/bn/95/contents.html




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2018年02月26日

『マンハント』観てきました。オリジナルの『君よ憤怒の河を渉れ』上映されます

ジョン・ウー監督の『マンハント』(原題:追捕)が公開されているので観てきました。張 涵予(チャン・ハンユー)&福山雅治主演です。
去年(2017年)4月に行われたギャガラインナップ発表会2017に参加した時、呉宇森(ジョン・ウー)監督がゲスト出演して、この『マンハント』も、その中で紹介されました。
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シネマジャーナル100号にそのレポートが載っていますが(まとめ白石映子)、ジョン・ウー監督は『高倉健さんは私のアイドルでした。高倉さんと会えたとき「一度ぜひ一緒に仕事をしたい」と話していたのです。残念ながらその機会がないうちに亡くなられて、非常に悲しく辛かったです。どの作品でもいいから記念に彼の作品を映画化したいと思っていたところ、高倉さんが主演して中国で大ヒットした『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化のお話をいただいて、一も二もなく受けました。日本で撮影するのが長い間の夢でしたので、こちらの願いも叶ったことになります』と語っていました。
その記者会見で『大阪のおばちゃんは、いつもポケットにアメを入れていて、「アメちゃん食べる?」と聞くんですね。これはほかにはない素晴らしい文化です』と言っていたのが印象に残っています。

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その後、『マンハント』情報は宣伝や配給さんからは入ってこなくて、ネット情報に疎い私は、1月ころ友人から2月に公開されると聞きびっくり。すでに試写も終わっていたので、公開待ちで観にいきました。
この作品は『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年/佐藤純彌監督)を再映画化した作品ではあるけど、「元の作品と違い、日本人の刑事福山雅治と中国人の弁護士チャン・ハンユーの二人の設定にし、国や文化、育った背景が違っても人と人は仲良くなれることを強調したかった」と語っていた通り、日中合作の作品になりました。
そしてジョン・ウー印の白い鳩や二丁拳銃も登場し、日本が舞台とはいえ、ガンアクション炸裂の作品になっていました。大阪の街で、そんなシーンが撮れるとは思えなかったけど、大阪市の協力を得て撮影ができたそうです。監督の娘さんも殺し屋役で出演しています。(100号より引用あり)
『マンハント』公式HP

私が中国映画にはまった時、中国では文化革命後、『君よ憤怒の河を渉れ』が公開され、この映画に主演していた高倉健や中野良子がすごい人気というのを知ったのですが、この映画を観る機会がないまま長いことたってしまいました。
いつか観たいと思っていたのですが、今、日中平和友好条約締結40 周年記念 映画上映会、「特集 日中の架け橋となった映画たち」という企画があり、その中で、本日26日に『君よ憤怒の河を渉れ』が上映されることを知りました。これは観にいかなくては。皆さんもいかがですか。

「特集 日中の架け橋となった映画たち」
2月26日〜28日(全作品無料)
上映場所 神楽座(千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA 富士見ビル1 階)
18:30~ 『君よ憤怒の河を渉れ』(151分) (※上映後、日中映画交流史の講演あり)
そのほかの作品は下記参照ください。

2/26
12:30~ 「砂の器」
15:30~ 「人間の証明」
18:30~ 「君よ憤怒の河を渉れ」 (※上映後、日中映画交流史の講演あり)

2/27
12:30~ 「レッドクリフ Part I」
15:30~ 「レッドクリフ Part II –未来への最終決戦−」
18:30~ 「敦煌」 (※上映後、日中映画交流史の講演あり)

2/28
12:30~ 「菊豆(チュイトウ)」
15:30~ 「山の郵便配達」
18:30~ 「初恋のきた道」 (※上映後、日中映画交流史の講演あり)
※全席自由席、先着順


posted by akemi at 05:51| Comment(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする