2022年11月21日

10月30日(日)東京国際映画祭6(白)

プレス上映
『クローブとカーネーション』(トルコ、ベルギー)アジアの未来
冬景色の南東アナトリア。年老いた難民の男は孫娘を連れ、亡妻の遺体の入った棺桶を引きながら帰国をめざす。しかし戦時下の国境を越えるのは難しく、さらなる困難が降りかかる。平和への希求が伝わる静謐なロードムービー。
男は妻の遺言をかなえようと粗末な棺をひいて故郷へと向かいますが、道ははるかに遠いのです。孫娘は始まりのころ、おもちゃで遊んでいたりしてあまり助けになりませんが、人に出会うたびに成長しているのに、ちょっとホッとします。

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c2022 - CHI-FOU-MI PRODUCTIONS - GAUMONT

『タバコは咳の原因になる』(フランス)ワールド
そろいのバトルスーツに身を包んだフランス発大人向けゆるい戦隊もの。日本の戦隊ものではたいてい女性隊員は1人でしたが、フランスでは5人のうち2人です。スーツは伸縮性はよさそうですが、防御力は高くなさそう。あんまり戦闘もしないので、まぁいいか。

『アルトマン・メソッド』(イスラエル)アジアの未来
空手道場の指導者の夫ウリ・アルトマンがパレスチナ人のテロリストを制圧したことで、ニュースとなる。注目を集め生徒が激増し、経営不振だったのが立ち直った。妊娠中の妻ノアは、夫の話に疑いを持ち始め、真実が明らかになる。
「制圧」と言っていますが、女性を抑え込んだだけでなく搬送中に死亡したので殺害です。イスラエルで働いているパレスチナ人の女性をテロリストとみなした証拠は何だったのか、ウリの説明だけで、証拠も明確ではありません。パレスチナ人がどういう立場にいるのかが見えてきます。
道場で初心者たちが、組手(相手と戦う)をしていたので、いやいやそこは型(一人)からじゃないの?と思ってしまいました。(白)
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10月29日(土)東京国際映画祭5(白)

プレス上映
『第三次世界大戦』(イラン)コンペ
シャキーブは震災で妻子を失った中年男性。母親がろう者だったので手話ができ、ろうあの売春婦となじみになる。日雇い労働にいくと、第二次世界大戦の映画のロケ現場だった。ヒトラー役の俳優が急に降板し、エキストラのシャキーブが代役に抜擢される。セットの邸宅に泊まれることになったが、売春宿から逃げ出したラーダンが転がり込んでくる。昼間は床下に隠して匿うことにしたが…。監督は俳優としても活躍するホウマン・セイエディ。ろうあのヒロインを演じたマーサ・ヘジャーズィさんのインタビュー(by咲)はこちら
意外な設定で、こうくるか!というストーリーが進んでいきます。監督は来日できず、手話を4か月特訓して臨んだマーサさんが一人舞台挨拶やティーチインに登場。とても面白かったので公開になりますように。
★審査委員特別賞を受賞

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(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE
『山女』(日本、米)コンペ
18世紀後半、東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、人々から蔑まれながらも逞しく生きる少女・凛。彼女の心の救いは、盗人の女神様が住むと言われる早池峰山だった。
福永壮志監督が「遠野物語」にインスピレーションを受けて作った作品。ヒロインの凛を山田杏奈さん。村の中でただ一人凛を気遣う泰蔵を二ノ宮隆太郎さん(2019年の『お嬢ちゃん』監督以後、俳優業が続いています)。2023年公開予定
『リベリアの白い血』福永監督インタビュー(2017)はこちら

『ファビュラスな人たち』(イタリア)コンペ
トランスジェンダーの女性たちが暮らすヴィラを舞台に、意に反して男装で埋葬された友人の遺志を叶えようとする住人たちを描く。コミカルな中にトランスジェンダーとして生きることの難しさが浮かび上がる。ロベルタ・トッレ監督
わりと重めの社会派作品が多いコンペ部門で、珍しくコミカルな作品。プロの俳優ではないトランスジェンダーの方々が出演しています。脚本どおりにしなければいけない降霊術のシーン以外は、即興で彼女たちから出た言葉をそのまま使っているシーンも多いそうです。
(白)


posted by shiraishi at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10月28日(金)東京国際映画祭4(白)

今ごろの記事追加で、すみません。
パソコンが止まった28日の分から追記します。

プレス上映
10月28日(金)
『This Is What I Remember』(キルギスタンほか)コンペ
『馬を放つ』(17)で知られるキルギスを代表する映画作家アクタン・アリム・クバトの最新作。ロシアに出稼ぎに行っている間に記憶を失い、20年ぶりにキルギスに戻ってきた男とその家族を描くドラマ。
キルギスは遥か遠くにある自然がいっぱいの国というイメージでしたが、映画ではたくさんのゴミがあちこちに捨てられているのにびっくり。記憶を失った男性は、ロシアではゴミ収集の仕事をしていたそうです。手順が身についているのか、ゴミを見つけると片付けていくでなんだかしんみりしました。
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c Nezouh LTD - BFI - Film4

『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』(英、シリアほか)ユース
戦火の中のシリア、ダマスカスに住む家族。爆撃で屋根に大きな穴が開いてしまい、そこに住み続けるか移住するかで夫婦の意見が割れていさかいに。14歳の娘の天井の穴から近所の男の子が声をかけ、思いがけない交流が生まれます。屋根の上の二人が見上げる夜空は美しいのに、戦争は止まりません。ヴェネチア映画祭オリゾンティ・エキストラで上映され、観客賞を受賞..

『アヘン』(インド)アジアの未来
「宗教はアヘン」と言ったのはマルクスだが、コメディ、社会派、ディストピアSFなど様々なジャンルの5つの短編から構成された本作は、インドの宗教事情を多角的に浮上させようと試みている。
タイトルにはなっているけれど、アヘンは登場しません。上のマルクスの言葉から宗教に関わる様々な事柄を構築したのだとか。後になるにしたがってましになっています、と監督。日本でも被害者救済法成立したばかり。どんなこともハマり過ぎてはいけません。
(白)
posted by shiraishi at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月20日

復帰しました(白)

11月20日(日)
ようやく普通のパソコン生活に戻りました。
大きなキーボードとマウスのありがたいこと!!
息子二人に管理の悪さを嘆かれ、基本的なことも知らずに使っていた自分を猛反省。果たしていつまで、殊勝にしていられるかわかんないけれど。

紹介予定だった新作に手が回らず、たくさん積み残しました。宣伝さんごめんなさい。取材したインタビューの書き起こしも進まず、パソコンがないととっても不便でした。ただ、生活時間の中を、どれだけパソコンが占めていたかも、よっくわかりました。人生の残り時間の使い方を考えるきっかけになりました。そんな時期になったんですよねぇ。(白)

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posted by shiraishi at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月14日

パソコンが壊れてしまいました。(白)

映画祭記事が途中で止まっています。(咲)さんが書いてくれましたが、夜に画像を取り込んで日記をと思ったら動かなくなりました。息子が呆れるような重たいゲームをしたり、うっかり通風口を塞いでいたりしたのがいけなかったのかも。小さなタブレットでポチポチ入れて、メールだけは使えるようになりました。下ばかり見て首と肩がこります。キーボードが違うので文字や記号を探すのにも四苦八苦しています。
作品紹介はほりきさん、咲さんがカバーしてくれました。謝謝。使い始めて何年もたつので、パスワードはパソコンに記憶させていちいち入れずに使えていたんです。それが、タブレットで最初から始めてみるとパスワードがわからないものばかり。冷や汗三斗。皆様はちゃんとバックアップをとり、パスワードも管理していますよね。編集時でなかったのが、せめてもの慰め・・・。(白)
posted by shiraishi at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする