2021年07月18日

取材2本(白)

7月18日(日)

先週11日は『ある家族』(7月30日公開)主演の川ア麻世さん。西城秀樹さんのモノマネで芸能界入りした10代のころから見ています。1963年生まれというのに、このスタイルの良さはなんということでしょ。最後にミーハーな質問をしましたら、まずは食生活と運動。そして日頃の「意識」が大切と教わりました。取材前にインスタを遡ってみていましたら、86歳になられるお母様が美しい!…こちらはもう取返しがつかないので(?)せめて姿勢を良くすることにします。
川アさんのブログ「麻世仲の猫たち」はこちら。ギャグ入り。

つい一昨日の16日は『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督にお話を伺いました。前作『ある用務員』のポスターやほかの作品のタイトルなどから、香港映画ファンかなぁと深読みしていきましたら、韓国映画ファンでした。年齢がね、まだ25歳なんです。若っ!
それだと1997年の返還以来少なくなった香港映画よりは、数多く入ってきた韓国映画のほうですわねぇ。

今日は1回目のワクチン接種でした。私はあんまりしたくないんですが、たびたび外出するので免罪符が必要なのです。30分もかからずに終わりましたが、15分待機してから出口へ。針が刺さったところは触れると痛いです。2回目は3週間後、2回目が大変そうなので午後がよかったけど今日と同じ9時から。おとなしくすることにします。
在宅でオンライン試写を観ていますが、早く劇場で観たいよ〜。

(白)
posted by shiraishi at 20:47| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月11日

津軽三味線にひかれて観た映画『いとみち』 (咲)

7月7日(水)、1時から渋谷・映画美学校で『ミッドナイト・トラベラー』の試写。アフガニスタンのハッサン・ファジリ監督が身の危険を察知し、家族と共に難民として3年がかりでドイツにたどり着くまでの過程をスマートフォンで記録したもの。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019で審査員特別賞を受賞した作品で、その折に観ていますが、もう一度拝見。9月11日に公開されます。詳細は、また後日。

さて、この日、試写はこれ1本。何かもう1本映画をと検索したら、試写室と同じビルにあるユーロスペースで3時10分から『いとみち』がありました。

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ちょうど、高校の同級生のT.S.君から、津軽の旅の写真が届いて、その中に津軽鉄道金木駅で撮った『いとみち』のポスターがあったこともあって触発された次第です。
5月末頃に、シネジャのメンバーの中で、津軽三味線が出てくる映画として話題になっていましたが、メイドカフェのメイドが津軽三味線?!と、実は思い切り引いていたのです。でも、観た人たちの評判はいいし、なにより若い頃から何度か訪れた津軽が舞台。青森出身の横浜聡子監督が津軽弁にこだわったことも気になって、思い切って観てみました。

*物語*
相馬いとは弘前市の高校に通う16歳。母方の祖母と、民俗学者の父と3人で五能線沿線の板柳で暮らしている。津軽弁の訛りが激しくて、授業で本を読めば皆に笑われる。祖母や亡き母に仕込まれた津軽三味線は青森大会で審査員特別賞をもらったほどの腕前だが、しまい込んでいたら皮が破れてしまった。修理代の捻出と、引っ込み思案の性格を直したいと、学校や家から離れた青森市の「津軽メイド珈琲店」でバイトを始める。ところがせっかく慣れた頃にオーナーが逮捕され、店は存続の危機に。いとは、一念発起して、店で津軽三味線のライブをさせてくださいと申し出る・・・

公式サイト
シネジャ作品紹介

リンゴ園越しに見える岩木山に、あ〜この景色! と、弘前から五能線に乗った時のことを思い出しました。岩木山の裾野をぐるっとまわりこむように走っている五能線からは、ずっと岩木山が見えて、とても神々しいです。
豊川悦司さん演じる父は、津軽弁の研究もしている民俗学者なのですが、娘に「けっぱれ(頑張れ)」と励ましても、「ちょっと違う」と言われてしまいます。方言って、ネイティブじゃない人が口にすると、どこか違うものなのですね。
同じ青森でも、南部弁や下北弁とも津軽弁は違うそうですが、津軽の中でも城下町弘前の言葉はさらに柔らかい響き。かつて道に迷って尋ねた時に返ってきた言葉が、半分くらいしか意味がわからないながら、とても上品で感激したのを思い出しました。
『いとみち』の台詞も半分以上が津軽弁ですが、話の流れからなんとなくわかるという感じ。テレビの普及で方言がだんだんすたれていく中、方言を大事にした『いとみち』、いいなと思いました。

ところで、いとが板柳駅で料金表を眺める場面があります。青森まで770円! 弘前の高校に通っているので、五能線から奥羽本線に乗り換える川部までは定期券があるとしても、川部から青森まで590円。メイドカフェの時給は、恐らく千円位でしょうし、交通費は全額は支給されないだろうし・・・と余計な計算をしてしまいました。

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こちらは、1998年にT.S.氏が撮影した板柳駅。
私も冬に五能線に乗ったことがありますが、夏とは全く違う風情でした。

そして、『いとみち』の魅力は、なんといっても津軽三味線。いとを演じた駒井蓮さんは、本作のために猛特訓。おばあちゃん役の西川洋子さんは津軽三味線の巨星・高橋竹山氏の最初のお弟子さん。祖母といとの合奏シーンには、ほろりとさせられます。
激しく豪快なイメージのある津軽三味線ですが、魂の響きを感じます。

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T.S.君から送られてきた中に、「居酒屋の店員さんが皆、津軽三味線を弾ける若い人たちでした。変わり身に驚きました」と、こんな勇壮な写真がありました。
お店は、「津軽三味線ライヴハウス 杏」
津軽三味線の若手第一人者である多田あつしさんが代表。多田あつし&夢弦会のメンバーによる生演奏(マイクなし!)が楽しめます。
http://anzu.tsugarushamisen.jp/
次回、弘前に行ったら、ぜひ迫力ある生演奏を味わいたいと思います。津軽の郷土料理も楽しみです♪

さて、映画『いとみち』の最後、いとが父と一緒に岩木山に登ります。頂上は岩場になっていて、私が学生時代に行った時、あと頂上まで数十メートルのところで断念したのを思い出しました。
津軽を再訪しても、岩木山再挑戦は、もう無理ですねぇ・・・


posted by sakiko at 14:01| Comment(0) | 映画雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月27日

『食の安全を守る人々』完成披露のあとに『田舎司祭の日記』  (咲)

6月20日(日)10時半からの『食の安全を守る人々』完成披露プレミア上映会へ。
最終試写に伺えなくて、公開されたら・・・と思っていたのですが、上映後に関係者のトークもあるとの案内をいただいたので、いそいそと出かけてきました。

『食の安全を守る人々』
種子法廃止、種苗法の改定、ラウンドアップ規制緩和、そして表記無しのゲノム編集食品流通への動き・・・ 日本の農と食にこれまで以上の危機が押し寄せている。そんな中、本作は、日本で、海外で農と食の持続可能な未来図を描く人たちを追ったドキュメンタリー。
公式サイト:https://kiroku-bito.com/shoku-anzen
★2021年7月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町およびアップリンク吉祥寺にて公開


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上映後、監督・撮影・編集を務めた原村政樹氏(写真右)と、プロデューサーの山田正彦氏(写真左)のトークが行われました。
食の安全が心配になる現状をずっしり感じた映画でしたが、お二人から「未来に希望を持って貰えるような映画を心掛けた」との言葉がありました。
食の安全を考えて実行する人たちがいる限り、未来は明るいと思いました。トークの模様は、別途お届けします。

会場が大井町だったので、キネカ大森でインド映画と思ったら、観たかった『グレート・インディアン・キッチン』の上映は、この日はなく、セシリア・チャン主演の香港映画『忘れえぬ想い』にしようかなと思ったのですが、久しぶりにもう一度観たいというワケでもなかったので、この間、満席で観られなかった『クルエラ』にしようと、新宿シネマカリテのサイトを見てみました。
上映中の映画の中に『田舎司祭の日記』がありました。チラシを見て、すごくそそられた映画です。14:15からという開始時間もばっちり! こちらに決定。
(20日の夕方、山手線が4時間にわたって止まるというアクシデントがあり、大森に行っていたら帰りが大変だったかも)

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『田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版』
(シネマカリテでは、2Kで上映)
原題:Journal d'un cure de campagne
監督:ロベール・ブレッソン
出演:クロード・レデュ,アルマン・ギベール,ジャン・リビエール,ニコル・ラドラミル
フランス/1951年/115分
製作から70年を経て、劇場初公開!


劇場の入口で、B4版の作品紹介の詳細が書かれたものをいただきました。
一般上映では珍しいですね。
お陰で、作品内容が書けます♪

北フランスの寒村に赴任してきた神学校を卒業したばかりの若い司祭。体調はすぐれないが、気力だけはあり、住民たちの悩みを聞き善行を行おうとするが、苦しい生活を送る村の人たちには、経験の浅い司祭を暖かく迎える余裕はない。
それでも、一日が終わると、ペンを執り、その日の出来事を記すのが日課だ。

楽しみは、子どもたち相手の教義問答の授業
青少年のスポーツクラブ設立支援を依頼に領主のもとを訪れ、幼い息子を亡くし沈んでいる夫人と出会う。夫が娘の家庭教師と浮気していることも、夫人を悩ませていることを知る。そんな夫人に成す術もない司祭。
領主の娘も父親の不貞を知って、司祭に激しく不満をぶちまける。
数日後、夫人から、司祭によって気持ちが救われたとの手紙が届き、喜んだのも束の間、夫人は狭心症で亡くなってしまう。
司祭自身の体調はますます悪くなり、赤ワインにパンを浸して食べることしかできなくなる。それを酒浸りになっていると誤解されてしまう。
血を吐き道で倒れた司祭は、医者に診てもらうため町に出る。
町で、かつて神学校で共に学んだが、今は神の道を捨て世俗的な暮らしをしている仲間に会う。彼の体力はもう限界を超えていた・・・

最後、Fin と出て終わり!
昔の映画は、そうだった! と懐かしく思い出しました。

実は、チケットをネットで購入する前に、「シネマカリテ スクリーン2の見やすい席」を検索したときに、「正面に向かって左奥に扉があるので、左の通路側はエンドロールの途中で出ていく人がいると落ち着かない」とあって、右の通路側を取ったのです。
(ヒューマントラスト有楽町で苦い思いをしたので! →その時のスタッフ日記
今回、あっけなく終わったので、まったく杞憂に終わりました。
長ったらしいエンドロールが続くより、こういう終わり方もいいものだなぁ〜と思いました。
なんとも寂しく息苦しい若い司祭の人生が、あとあとまで心に残っています。
味わい深い映画でした。



posted by sakiko at 18:23| Comment(0) | 映画雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「香港国家安全維持法から1年、返還記念24周年 ―香港の現状と展望を読み解く―」イベント(白)

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(左から伯川氏、倉田氏、益満氏、後方:増山氏)

■登壇者
倉田徹(立教大学教授)
益満雄一郎 (朝日新聞コンテンツ編成本部・元香港支局長)
■香港からオンライン中継
増山健 (弁護士法人淀屋橋・山上合同 日本弁護士/香港登録外国法弁護士)
■司会
伯川星矢 (フリーライター)
■主催者:香港雨傘運動展(UME)
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/179897

先週こちらで開催のお知らせをしたイベントに参加してきました。キノハウス地下1Fには映画美学校試写室があって、いつも出掛けるのですが、1Fのコーヒーハウスの奥にこんな空間が。
香港研究の倉田先生、元朝日新聞香港支局長の益満氏、香港からオンラインで参加の増山弁護士の3人に、ライターの伯川さんの軽妙な司会で、日々変わりゆく香港について熱いトークがかわされました。

14,5年前香港に毎年のように通っていたころ、芸能欄をチェックしていた蘋果日報(アップル・デイリー/りんごにっぽう)。返還以来、民主派の報道に力を注いでいましたが、最近あれあれというまに幹部が逮捕され、資産を凍結され、廃刊に追い込まれました。日本でも大きなニュースとして取り上げられていましたが、最終日は100万部印刷して飛ぶように売れたようです。
当局が根拠とした国家安全維持法(国安法)がどんなものか、香港の今とこれからは?わからないところを紐解いていただきました。(白)

■アーカイブが7月9日(金)23:59まで視聴(1000円)できます。
チケット購入ページはこちら 
https://twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/75934

■参考図書 
「香港 国家安全維持法のインパクト」日本評論社(編:廣江倫子、阿古智子)倉田氏、増山氏も書かれています。
 https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8506.html
「香港危機の700日 全記録」ちくま新書1577 筑摩書房(著:益満雄一郎)

posted by shiraishi at 01:57| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月26日

取材2件:『かば』川本貴弘監督、『ロボット修理人のAi(愛)』主演 土師野隆之介さん(白)

6月18日(金)
『かば』川本貴弘監督インタビュー。いつも利用している上映館の会議室が使えないとのことで、近所の喫茶店へ。
川本監督は京都出身で、京都弁がベース+お仕事をする大阪弁で受け答えのスピードが速い!たくさん伝えたいと早口になるそうで、そこへ賑やかな喫茶店の会話と食器の音が重なり、レコーダーが全部拾ってくれちゃって、騒音混じりのを聞きながら書き起こすのに一苦労(汗)。公開前に原稿にしてチェックしていただかなくてはいけません。頑張れ>自分
映画は阪神タイガースが優勝した1985年が舞台。大阪・西成地区の中学校に実在した”かば”こと「蒲先生」と同僚の先生、生徒とその家族たちの群像劇。丁寧な取材を重ねて、問題だらけの生徒たち、正面から向き合った熱い先生たちの悲喜こもごもが描かれます。(白)
★7月24日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国順次公開
インタビュー記事掲載しました。こちらです。

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6月25日(金)
『ロボット修理人のAi(愛)』主演:土師野隆之介さんインタビュー。
生後10か月が芸能界デビューという、土師野(はしの)さんは高校3年生。学校の授業を終えてから来てくれました。映画での役柄は不幸な生い立ちに負けず、周りの大人たちに愛されてまっすぐに育った男の子。ファンタジーとリアル、現在と過去が交錯していますが、土師野さん演じる倫太郎目線で観ると全て繋がっています。そこかしこにヒントが隠れていて、ラストに近づくに従って謎がとけていく作品。私が子どものころ大人気だった大村崑さんが昔と同じ笑顔で出演していたのにびっくりしたり嬉しかったり。
土師野さんは素直ですごく可愛い男の子でした。お母さんの育て方がいいんだ、と感心。ウィル・スミスの『しあわせのちから』が大好きで、アクションやりたい!と…あ、3年前の森崎ウィンくんも同じことを言ってた!と気づきました。「推し」がまた増えました。(白)
★7月10日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国順次公開
インタビュー記事掲載しました。こちらです。

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新宿での取材の後、渋谷へ急ぎ、「香港国家安全維持法から1年、返還記念24周年 ―香港の現状と展望を読み解く―」イベントへ。
こちらです。


posted by shiraishi at 11:08| Comment(0) | 取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする