アメリカとイスラエルの先制攻撃で戦争に巻き込まれてしまったイランの人たちのことを思うと心穏やかでいられない日々が続いています。
そんな折、先日、今は介護付きマンションにいらっしゃるペルシア語の恩師にお会いしてきました。
「戦争はいけません」と、開口一番。もうすぐ94歳になられる先生から、戦時中、山形に疎開された時のお話がでました。
毎日、自宅近くの阿佐ヶ谷駅のホームにのぼって、空襲の様子を眺めていたら、ついに中野まで火の手が。福岡のお母さまの実家に疎開するべく荷物をすべて送り、家も処分したら、福岡が空襲に遭い、実家は燃えてしまったとのこと。女中さんが山形の実家にいらしてくださいと言ってくださり、列車に窓から乗り込み、山形へ。
お母さまが、簡易トイレ用にバケツを持参。通路まで人がいっぱいでトイレまで行けないと見込んでのこと。さすがな知恵!
山形駅から、1時間半ほど歩いたところにある農家。お米はふんだんにあって、牛1頭を屠って、ご近所と分けていただいたことも。娘たちに魚を食べさせたいと、お母様、仙台まで調達に行き、闇で手に入れたものは見つかると没収されるので、モンペの中に隠して持ち帰ったそう。
女学校は山形市内。冬は雪が積もって歩くのも大変なので、父と姉と3人で山形市内のお寺に下宿。お母さまがいないのが寂しかったと、当時のお話が尽きませんでした。
日本各地が空襲に遭い、皆それぞれに様々な思いをした戦争時代の体験を語れる世代も少なくなりました。
最後に、「イラン人は強いから」とも。
そうは言っても心配。
先生に別れを告げたあと、祖師ヶ谷大蔵で開かれている「絵本『あと2時間で新年です』と楽しむイランの新年・ノウルーズ展」を覗いてきました。
イランの新年ノウルーズの飾り
イランでは、春分の日に新年(ノウルーズ)を迎えます。いつもなら、ノウルーズを迎える準備にいそしむ時期なのに、イランの人たち、どんな思いでいることかと思いながら、美しい色使いの絵本や、関連展示を眺めてきました。
絵本だけでなく、イラン関連書籍も充実してました。
世界の皆が平穏に暮らせる日が早くきますように!
★「絵本『あと2時間で新年です』と楽しむイランの新年・ノウルーズ展」
3月23日(月)まで
祖師ヶ谷大蔵 BOOKSHOP TRAVELLER 2Fギャラリーにて
https://traveller.bookshop-lover.com/


