9月3日から6日、第31回あいち国際女性映画祭に参加する為、名古屋に行ってきました。直後の大雨被害に驚いています…
3日(木)新横浜7:21発 9:01名古屋着。
地下鉄24時間券で、9:26名古屋駅発。栄で名城線に乗り換え、名古屋城駅着。2番出口から、あいち国際女性映画祭の会場ウィルあいちに、9:50着。
10時 映画『記憶の解凍』 監督:庭田杏珠 日本/2025年/77分
「記憶の解凍」とは、原爆投下前後の日常を写したモノクロ写真を、戦争体験者との対話とAI技術などを組み合わせて、「記憶の色」を再現する取り組み。
上映後、庭田杏珠監督が登壇。高校1年生の時から被爆者の方々からお話を聴いてきた庭田監督。モノクロ写真を前に話を聴いて、色をつけることで、幸せだったころの日常の記憶が鮮やかに蘇ってくる様を映画に収めています。
対象にした地区は、今は平和記念公園となっている中島本町。かつては商店や旅館に住宅が立ち並ぶ一角でした。ほぼ焼失しましたが、疎開していた方たちが持っていた写真が残っていて、写真を見ながら、蘇ってくることを話したいだけ話していただき、毎回、5時間くらいにおよんだそうです。
1時 『ヴィクトリア』 監督:シヴァランジニ インド/2024年/85分
ケーララ州の町。郊外の美容院で働く若い美容師ヴィクトリアは、保守的なカトリックの両親と激しく衝突した末、ヒンドゥー教徒の恋人と駆け落ちする決意をする。
上映後、シヴァランジニ監督(左)と、サチン・スレシュ助監督が登壇。
本作を作るきっかけは、地元の美容室の片隅に雄鶏が縛られていて、男性お断りの美容室に雄鶏がいたのが面白いと思ったこと。美容室は女性が本音でゆっくり過ごせる場所。しっかり観察して、自分の経験も交えて、宗教やカーストの違いや家父長制にはばまれる結婚について描いたとのこと。
栄駅から3分のホテルにチェックイン。
矢場駅近くのヤバ珈琲で鉄板ナポリタンをいただきました。去年より値上げしていました。
夜の上映は、名古屋駅近くのミッドランドスクエア シネマで。
18:30『ふたりの家路』 監督:ウー・ニェンホア(吳念樺)台湾/2025年/88分
父親のいない環境で母と姉とともに育ったニェンホアは、家族の中に潜む愛と暴力の見えない傷に向き合う。
8年前の大晦日に母親と大喧嘩して台北に戻った監督。8年ぶりに実家に帰る…
上映後、暁さんとミッドランドスクエア4階でお寿司をいただきました。
4日(金)
7時頃ホテルを出て地下鉄で名古屋港へ。
地上にあがって、ほんの1分ほど行くと南極観測船ふじが目の前に。
8時過ぎホテルで朝食。たまごトーストとサラダ、カフェオレ。
ウィルあいち 大会議室【イム・スルレ監督特集】
10時 『雨の中の散歩』韓国/1994年/14分
初めての短編。
街外れの⼩さな映画館で働く30代独⾝⼥性のジョンジャ。今⽇は顔も知らないお⾒合い相⼿が訪ねてくる⽇。時折映写室で映画を観ながら、お見合い相手を待つ。劇場の前を⼀⼈の男が通り過ぎる。激しい⾬の中、ジョンジャは思わずその男の後を追う。
『⾶べ、ペンギン』韓国/2009年/110分
15年前に、あいち国際女性映画祭で上映した作品。
塾や習い事に追われる9歳の少年、職場の飲み会で孤⽴するベジタリアンの新⼊社員、妻と⼦供たちを海外留学へ送り出し孤独に暮らす課⻑、亭主関⽩な夫に耐えかね離婚を切り出す妻。
4話のオムニバスが、自然な流れで語られます。
2010年に「真!韓国映画祭」で上映された折に観ているはずなのに、まるで初めて観るかのような新鮮さがありました。出演者には、韓国ドラマでお馴染みの方も多かったです。
1時 『リトル・フォレスト 春夏秋冬』韓国/2018年/103分
恋愛、就職と何⼀つ思いどおりにいかず故郷に戻ったヘウォン。旧友の女性ウンスクから、親しかった男子ジェハも帰郷していると聞かされる。自分で育てた農作物で料理を作り、⾷事をする。こうして四季を過ごすうちに、故郷に戻った真の理由を悟ったヘウォンは、新たな春を迎えるための第⼀歩を踏み出す。
上映後、イム・スルレ監督トーク。
就職率がいいからと、大学で英文科を選んだ監督が、映画監督を目指した経緯を語ってくださいました。
暁さんとタクシーで名古屋駅近くの「まるは食堂 柳橋はなれ」へ。カウンター席のみだったのでやめて、チカマチラウンジ店へ。スマホの地図を頼りにしたら、すごく迷いました。暁さん、ごめん!
海老フライと海老フライの太巻きをシェア。
名古屋は、海老フライですねぇ。
ミッドランドスクエア シネマ
18:30 『済州に生きる』監督:イ・ウンジョン 韓国/2025年/90分
ソウルでの生活に行き詰まった29歳のヘジンは、故郷の済州へ戻り、生涯を海女として生きてきた母オクランと祖母カンジャと再会。済州の暮らしのほうが自分に合っていると実感したヘジンは海女になることを決意するが、オクランはそれに強く反対する。
高齢化が進んでいるらしい海女の世界。勇気のいる決意でした。
3日 10時からの上映後トークの折のイ・ウンジョン監督(左) 「イム・スムレ監督は尊敬する大先輩」と語っていました。
上映後、去年香港映画『ラブ・ライズ』1本の為に名古屋に来たNさんが、今回も本作1本のためにいらしていて、オーヴァカナルでお茶しました。
5日(土)
栄から、東山線終点の高畑へ。
駅から6〜7分の荒子観音寺へ。
地下鉄高畑駅→八田駅 ここで、JR関西線に乗り換え、弥冨へ。
9時半にJR弥富駅に到着。まっすぐ、筏川を目指しました。
川沿いを歩いて、今度は、目的のペルシア料理ジャワンさん目指して、途中、歴史民俗資料館と、スーパー・ヤマナカさんに寄りました。弥冨は金魚の町。
金魚の最中や、海老せんべいや、イカせんべいを買い求めました。
11時、予約していたジャワンさんに到着。豊橋に住む後輩のTさんも同時に到着。
一番奥のお薦めの絨毯敷きの席でくつろぎました。
ゴルメサブジーと、チェローキャバーブ(ひき肉のキャーバブとご飯)に、ナンを1枚頼んでシェアしました。一つは、サラダ、もう一つはヨーグルトにして、これもシェア。
後輩はザクロジュース、私は、ドゥーグ(ヨーグルトドリンク)。
ランチは、1200円! 追加のナンは、200円。お店を入ってすぐのところにある、イラン産の大きなパン焼き機が存在感たっぷりでした。
JR弥冨 13:07発→八田駅で地下鉄に乗り換え、桜山に2時半過ぎ到着。
名古屋市博物館 特別展 リトアニア ―バルトの森に響く歌― 充実の内容でした。
ヨーロッパでもっとも遅く、15世紀にキリスト教を受け入れたリトアニア。
ドイツ、ロシア、そしてソ連に翻弄された歴史のなかで育まれた自由と民主主義を重んじるリトアニアの人びとの価値観。
岐阜で生まれ、名古屋で育った外交官・杉原千畝が、ユダヤ難民に「命のビザ」を発給した地である縁も。
特別展 名古屋には秀吉がおるでよ! ―秀吉と尾張の歴史―も同時開催でしたが、こちらは、すみません、ささっと拝見。
4時半に出て、今池キネマノイに寄ってイスラーム映画祭アーカイブを購入。(友人へのプレゼント)
5時半過ぎ、うぃる愛知に到着。ちょうど、フィルム・コンペティションノミネート作品の上映が終わったところで、名古屋のミッキーさんにお会いできました。
この日の宿うぃる愛知にチェックイン。部屋から、映画祭会場へは、30秒!
あいち国際女性映画祭授賞式に少し遅れて参加。
授賞式が終わって、暁さんと10分ほど歩いて「キッチンひろし」で夕食。
おろしそハンバーグ定食をいただきました。どのメニューにも、どうやら唐揚げが。
6日(日)
10時 『アメリと雨の物語』 監督:マイリス・ヴァラード、リアン=チョー・ハン、フランス/2025年/77分
1960年代、外交官の家庭に、神戸で生まれたベルギー人の小さな女の子アメリの成長を描いた物語。日本人の大家さんは、まだ敗戦の記憶が強くて、アメリにもつらく当たります。まだそんな時代だったのだなぁ〜と。
11:40 市政資料館2階カフェで、後輩のTさんとランチ。
ハムエッグトーストサンド カフェオレにアイスクリームのせ。
13時 『ハキシュカ』監督:ナルゲス・ジュダキ、イマン・パクナハード、イラン/2024年/49分
⼭形国際ドキュメンタリー映画祭2025で2度観ているのですが、何度観ても面白い♪
上映後、ショーレ・ゴルパリアンさんトーク。
撮影地は、トルコやアゼルバイジャンの国境に近い西アゼルバイジャン州。言葉は、トルコ系のアゼリーで、ショーレさんも字幕をご覧になりながらの鑑賞。
アゼルバイジャンの歌や踊りなどの文化を動画も見せながらの充実のトークでした。
終了後、フォトセッション。佐藤 久美さん(映画祭イベントディレクター)と。
文化のみち散策。まずは、3時半で閉まってしまう豊田佐助邸へ。(前回、10分しか時間なかったのでした)
次に、橦木館(旧井元為三郎邸)を外から眺め、
二葉館(旧川上貞奴邸)へ。「日本の女優第1号」として名をはせた川上貞奴が、電力王と称された福沢桃介と共に大正時代に居住していた和洋折衷の建物。ステンドグラスがあちこちに施されています。
5時前にはうぃる愛知で荷物ピックアップして、名古屋城駅から名古屋駅へ。
天どん天舞で、天むすとおうどんにわらび餅。1000円。馴染のある天むすより、海老天が大きかったです。そして、味噌味。
締めは、ボン・ヴォヤージュでバニラソフト450円。
名古屋19:31発のひかりで、 東京21:12着。
充実の名古屋の旅でした。


